2013年10月27日日曜日

"Songs for Hope"

Charlie from MuSE Video on Vimeo.

9月に伴奏で出演させてもらった"Songs for Hope"というキャバレー・スタイルのコンサートのビデオがアップされたので、一曲ご紹介させてもらいます。

この曲は"Charlie"というタイトルで、Charlieという名前の犬にまつわるお話です。

主人公の男の子が子どもの頃お父さんと一緒にシェルターからもらってきて以来、掛け替えのない家族として一緒に過ごしてきたCharlieですが、時を経てついに亡くなってしまいます。それ以来ぽっかりと心に穴があいたまま大人になった男の子は、ある時あてもなくつけていたテレビから、ハリケーンや台風で沢山のペット達が家を失ったというニュースを知ります。一念発起してシェルターに向かった彼は、沢山の犬の中から一匹を選ぶことができずに、遂に引き取れる限り全ての犬を家に連れて帰る、というストーリーです。

実際のところ犬を引き取る時はもっと現実的に慎重に検討するべきだと思うのですが。。。しかし、とても前向きで微笑ましい歌だなあと思い、演奏していて楽しかったです。お楽しみ頂けたら嬉しいです。

2013年10月26日土曜日

ハロウィーン


NYもここ数日すっかり寒くなり、季節の変化を感じます。とはいえまだ10月、そしてハロウィーン直前とあって街はあちこち様々に飾り付けられています。

写真は今日通りがかったお家のデコレーションです。このように、アーティスティックでかぼちゃベースのものは見ていて「良いなあ」と思うのですが、おばけや骸骨等、オドロオドロしいものが飾られていることも多いです。そして、飾りとわかっていても、さすがに夜にそういう家の前を通るのは若干ひやっとします。それを友達に話すと「それ、その家の人からしたら大成功だよ。」と笑われてしまいました。。。

2013年10月25日金曜日

地下鉄にて

地下鉄に乗っていて、とてもギラギラしたスニーカーを履いている人を見かけました。

どうギラギラかというと、テカテカの生地に光が反射して表面が虹色に見えるようになっている上に、片方ずつにそれぞれ大きな翼が付いていて、足を揃えると一対の翼になるという具合です。

それを見て、この人はきっと「この靴、いい!」と思って履いているんだろうなあと思いました。それと同時に、でもこの靴を作ったのは別の人なんだよなあとも思いました。デザインを考えた人、企画を通した人、仕入れた人・・・。沢山の人に「この靴、いい!」と思われなければ、この人の手にも渡らずに、私が目にする事もなかったんだと思うと、商品が市場に出るのは大変なことだなあと思いました。

音楽も、作曲で生計をたてること等を抜きにして考えると、やはり出会ったこともないような沢山の人が気軽にipodに入れて持ち歩いて聴いてくれるようになったら、それは究極的に嬉しいことのように思います。

*ちなみに、こういうカバンを持っている人も見かけました。カバンといってもぴらっぴらの薄い布バッグなのですが、表に「My another bag is Chanel(私のもう一個のバッグはシャネルなんです!)」というコピーが書いてあって、「うまい。。」と感激してしまいました。

2013年10月20日日曜日

毎日新聞


11/10(日)の「タイトルをつけてみよう!」のコンサートの記事が、17日の毎日新聞朝刊に掲載されました。(電子版はコチラです)

段々とコンサートが近づいて来て、楽しみな気持ちとそわそわする気持ちを両方感じています。良いコンサートになるようにがんばりたいと思います。

どうぞ、たくさんの皆様にお越し頂ければ幸いです!

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聴衆参加型 現代音楽コンサート「タイトルをつけてみよう!」
2013年11月10日(日) 15:00開演(14:30開場)
京都コンサートホール(アンサンブルホールムラタ)
チケット:前売2,000円、当日2,500円 全席自由
http://www.kyoto-ongeibun.jp/kyotoconcerthall/

2013年10月14日月曜日

散文:思い出

人は場所に思い出を置いていくの 

そこで見たもの、風や香り、光なんかがみんなして
思い出そのまま包み込んでおいてくれるから
まかせてまた新しい場所へと向かえるの 

たとえ景色が変わっても
もう訪れることがなくても大丈夫 

思い出置いて行ったあなたの中には
きっといつまでもその場所が息づいているわ 

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少々久しぶりの散文です。引越前に前のアパートを離れるにあたって、また一緒にNYで頑張って来た友達が新しいステップを踏み出す為に旅立つにあたって、名残惜しみながら思ったことです。心に残る会話も、小さな悟りや郷愁も、その時見たものや居た場所に投影されて記憶に残って行く気がします。

2013年10月12日土曜日

"Jasmin Flower (Mo Li Hua)"



今年夏にバイオリニストの友人の依頼で、中国でのリサイタルの為に中国民謡のJasmin Flowerの編曲をさせてもらったのですが、先日コンサートのビデオがyoutubeにアップされました!ご覧頂ければ嬉しいです。

民謡のしみじみとした美しさを味わいながら、新しい和声づけはできないかと楽しく編曲させてもらいました。カウンターテナーの声の透明さもとても曲のイメージにマッチしていて、きれいに演奏してもらって嬉しいです。

2013年10月8日火曜日

BMIミュージカル・ライティング・ワークショップ

ご報告が遅くなってしまいましたが、先日オーディションを受けたBMIのミュージカルワークショップに合格し、先月末からプログラムがはじまりました。

このプログラムの参加者は一学年につき30人強で(2年まであります)、作詞家と作曲家が半々です。定期的に出される課題ごとにペアも割り当てられて、作詞家と作曲家のコラボレートを経験しながらミュージカルにおける歌のあり方や書き方を学んでいきます。

1つ目の課題は「悲しいこんにちは/嬉しいさようなら」についての曲を自由に書くというもので、私のペアは「引越を機会に色んな物を手放してすっきりする!」という実体験に基づいた発想を元に曲を書いて、昨日発表してきました。

発表の後には他の参加者からの曲に対する感想やコメントをもらう時間があって、そこで曲の改善点などの発想をもらいます。ペアの間では「練上げた!」と思っていたのですが、人に客観的に聞いてもらうといくらでも改善の余地はあるのだなと目から鱗でした。ひとまず最初の発表が終わって少しほっとしました。

2013年10月6日日曜日

引越

しばらく間があいてしまいました。

先日のVisaの認可を受けまして、それ以来手続き等にばたばたとしておりました。先週末には2年間住ませてもらったアパートを引き払って引っ越しました。

引越自体は前々から予定していたのですが時期は結果待ちだったので、決まってから急きょ引っ越し業者をお願いし、引越前日に丸一日かけて荷造りして、次の日には早々に荷解きというスピード引越でした。しかしその後インターネットが繋がるまで一週間かかってしまい、Wifiが使える一番近場のスタバ(徒歩20分)まで通う日々を経て、最近ようやく落ち着いてきました。

引越の数日前には、前の家からよく通ったコーヒーショップや、銀行、洗濯屋さんの店員さん、そしていつも荷物を届けてくれた郵便局のおじさんなどに挨拶したのですが、みんなGood luckと言ってくれてなんだかしんみりしてしまいました。

アメリカに来てからこれで4個目の家になります。引越にも慣れてきましたが、住む場所というのは、家自体の広さや使いやすさと、その周りの地域の治安や便利さと両方大切だなと今更実感します。今回の家は交通の便は若干良くないですが、物価が少し安く、周りが静かなので黙々と仕事に打ち込めそうです。