2025年4月1日火曜日

ニューヨーカー

ニューヨークでの生活も今年で16年になります。

留学生として来たので、当時知り合った友達の中には既にここを離れた人も多くなって来ました。それでも不思議に思うのは、この街で出会って一時期であれ、一緒に濃い時間を過ごした友達は、たとえ今ニューヨークにいないとしても気持ちの距離感が変わらないところです。お互いニューヨークにいる時でも、忙しい時期には年に数回しか会わないこともあるためなのか、あるいは単にこちらがニューヨークにいるからに過ぎないのかもしれませんが。。。そして一度離れても、ライフステージの変化を経てまた戻ってくる人もあり、希望が持てるというか、寂しくはない街です。

寒さの続いた今年のニューヨークの冬ですが、ここ最近はようやく春らしくなってきて、今日はぽかぽかとした陽気の公園でハナミズキが咲き始めているのを見かけて嬉しくなりました。

2025年3月26日水曜日

Quiet Reflections

すっかりご無沙汰してしまいました。生活や作曲の活動について書きたいことは募るばかりだったのですが、日々に追われているうちに今年も4分の1が過ぎ去ろうとしていて驚くばかりです。連綿と続いた締め切りごとがようやく少し落ち着いたので(昨年末にも同じようなことを言っていましたが 汗)、今度こそブログをまた更新していきたいと思います。お付き合いいただけたら幸いです。

先日、Red Leaf Pianoworksから2冊目の楽譜集を出版しました。「Quiet Reflections」と題したこの曲集、子どもの頃や京都での大学時代に書き溜めていた音楽モチーフを取り上げ、5曲の抒情的な小品集としてまとめました。かなり「イージーリスニング」寄りの作品ですが、幅広いピアノ学習者向けの作品を発表し続けているRed Leaf Pianoworksを通じてなら、こういった曲集もありかなと思い取り組んでみました。結果的に、過去の自分と対話しながら作曲するような感覚で、形にできて嬉しく思っています。

ぜひ、ご視聴いただけると嬉しいです。



2024年12月18日水曜日

師走に思うところ

本日今年最後の曲の発表を終えて、なんともホッとしています。

今年は沢山のプロジェクトに恵まれとてもありがたく思っているのですが、フリーランスの仕事と生活を合わせると本当に時間がなく、常に締め切りに追われ誰かをお待たせしながら(申し訳ない。。。)なんとか一つ一つ終わらせてここまで来れました。まだ実感のないところですが、ようやく後回しにしていた別のプロジェクトや予防接種に献血、そして事務作業を進められる状態になったので、少しホッとしつつも年末までにそちらの方も進めて行きたいと思います。こちらのブログでも、リアルタイムでご報告できなかったことを徐々に更新していきたく、ぜひお付き合い頂けたら幸いです。

関連はないのですが、10月にニューヨークの老舗スーパーマーケット、ゼイバーズが90周年記念にコーヒーを90セントで販売していたので、仕事帰りに足を伸ばして寄った時の写真を添えて。(結局流石にそれだけ買うのも申し訳なく、ベーグルも買って美味しく頂きました。)90年という年月を超えて、時代をつなぐ存在が今も健在でいてくれるというのはなんとも好もしく頼もしいことです。


2024年11月29日金曜日

Shizue: An American Story

気がつけば今年ももうすぐ師走!皆様いかがお過ごしでしょうか。今年は秋からプロジェクトや仕事が立て続き、目まぐるしい日々でした。書きたかったことを、これから少しずつキャッチアップしていきたいと思います。

少し前になってしまいましたが、10月の頭に、王健治さんの二作目のオペラ、Shizue: An American Storyの世界初演を観に、オレゴン州ポートランドに行ってきました!

カーテンコール!


健治さんの一作目のオペラ、The Emissary(Opera Parallèle)をサンフランシスコに観に行ったのがちょうど昨年の10月だったので、毎年彼の新作オペラを観られるなんて、ととても嬉しかったです。

劇場前にて!

今回のオペラはポートランドオペラのOur Oregon Projectという教育的プログラムの一環として委嘱されたもので、戦前に岡山からオレゴンへ移住した日系一世の詩人、岩月静恵さんの目を通してJapanese Americanの物語が描かれています。

オレゴン、フッドリバーで果樹園を営むKamegoroからの求婚を受けて移住した彼女は、日系人であるがゆえの困難に度々直面しながら、それらを生け花、茶道、短歌といった芸術に結実させ、コミュニティーを築きながら乗り越えてゆきます。作中で描かれる第二次世界大戦中の強制収容所での日々、そしてその後も長く続いた日系人の苦難の様子には様々なことを考えさせられ、胸の苦しくなる思いでした。しかし作品を通して健治さんの、静恵さんへの尊敬を込めて丁寧に構築し感性豊かに綴られた音楽に導かれて、大きな視点から「生きる」ということの根源を追求した彼女の生涯を清々しい気持ちで見届けることができました。

公演後のトークバックでは、静恵さんのご親族や、彼女を知る方々のお話も聞けて、感慨深いと共に、この歴史と今が地続きであるということをひしひしと感じました。

このプロダクションは、初演から引き続いて二ヶ月余りに渡るツアーに出発し、オレゴン州全域を巡回して劇場や学校、地域コミュニティで公演を続けています。キャストの皆さんは初演の時点で既に本当に素晴らしいかったですが、静恵さんが生きたオレゴンを旅して公演を続けられる中で、パフォーマンスはさらに深みを増しているだろうなと思いを馳せています。ぜひこの作品が旅を続け、近い将来にぜひ東海岸、そして日本でも公演されることを期待しています!

作品のタイトルが映ったマーキー前にて!

2024年10月12日土曜日

「Irreplaceable, A New Musical」リーディング公演無事終了


少し時間が経ってしまいましたが、先日お知らせさせて頂いた、「Irreplaceable, A New Musical」のリーディング公演が無事終了しました!とてもタイトなスケジュールでしたが、Creativeチームの脅威の追い上げと、素晴らしいCastの尽力で、とても締まった良い発表になりました。

日本から須貝英さんと内⽥靖⼦さんもNYに来てくれて、現在NYにいる祐さんとアダムと私と、Creative teamが揃って最後の準備から本番まで一緒に取り組めたのがとてもよかったです。Zoomのおかげでどこにいてもコラボレーションできるようになったのは良いことですが、やはり対面で会って同じ空間で時間を共にすることほど素敵なことはないなと思いました。

Developmentということでギリギリまで調整が必要で、あまり前もって脚本や楽譜を渡すことができずリハーサルの間にも微調整が入る中、プロフェッショナリズムを発揮して取り組みこの公演を可能にしてくれたキャストには感謝の気持ちでいっぱいです。当日のお客さまの反応もさることながら、リハーサルを通してキャストからもらったフィードバックも今後のための貴重な参考となりました。

公演の詳細については、この作品のこれまでと合わせて、祐さんがnoteに詳しくまとめてくださっているので、ぜひお読み頂けたら嬉しいです!

新作ミュージカル「Irreplaceable」NYCリーディング公演(前編)

新作ミュージカル「Irreplaceable」NYCリーディング公演(後編)