メールの返事もできてないというのに、もう一個書いてしまいます。すみません…。
今日は「The other 20th Century music」という授業のある日なのですが、12音技法以外の20世紀の音楽を勉強しています。今日はヒンデミットでした。
友達とも話していたのですが、この授業を受けていると自分があまりに音楽の知識がないと恐くなることがあります。
というのも他のクラスメイトはTheory majorではないはずなのに、みんな授業のトピックに対して積極的に自分の意見を言って先生と対等に意見を交わしています。
それができるほど英語がしゃべれないというのもありますが、それだけ話せるほどの音楽史の知識も、理論の理解も今の自分にはまったく足りていないなと思います。
それはまるで大海に泳ぎだしてふと下を見て、真っ暗で底知れない大海に自分が浮かんでいることに気づいたのと似ていると思います。
ずっと泳いではきたので水と体の関係はある程度感覚的にわかっていて(どういう音楽がどういう印象を与えるのか、自分はどんな音楽が好きか)、泳ぐことはできる(曲を書くことはできる)ということだと思います。
けれども海の深さがどれくらいで海の底には何があるのか(音楽史)、海が何でできているのか(理論)、人がどう海をとらえてきたのか(他の作曲家)それを知らずに泳いでいるのはやはり不安だなと思います。
クラシック音楽という大海はきっと果てしないですが、そこを泳げることに感謝して少しずつ深い所を泳げるようになりたいです。