現在Music Assistantをさせてもらっているミュージカルですが、タイトルはThe Sweethearts of Swingといって、1940年頃に実際に存在した非白人女性による初のジャズ・スウィング・バンドを題材に、そのバンドに唯一参加した白人のトランぺッターを主軸に、当時の理不尽な人種差別の時代の中で、生きるために耐えようとした人々と、自分の情熱に生きる為に抗った人々のぶつかりあいが、それぞれの壮絶な生き様を通して描かれます。
台本を読みながら、女性にとって音楽を仕事にするということが家族や命まで犠牲にしなければならないほど、こんなにも難しい時代があったのだと感極まりました。
キャストも、バンドメンバーも人種によってキャスティングされているので、自分たちの物語だという重みを感じます。私も、日本人としてアメリカにいる自分について改めて考えさせられました。
火曜日にstaged readingの本番がありますが、これからますます大きくなっていって欲しいミュージカルです。