2013年12月15日日曜日
タイトルたち
前回の投稿でご紹介させて頂いた曲に、演奏会当日お客さまから頂いた全タイトルをご紹介させて頂きたいと思います。
それぞれのタイトルは全てユニークなもので、分類させて頂くのも恐縮なのですが、曲に対して全体的にどういう印象を持ってもらえたのかその傾向から読み取れて非常に興味深かったので、失礼してカテゴリ別に載せさせて頂きたいと思います。
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《全タイトル》
・自然(水、雨、雪、川、湖、海、星、月)に関するもの
遠い海、月と河、白鳥の湖、水、雪どけ、雲の憂鬱、雨つぶの旅、森の生き物と川の流れ、月に捧ぐ海の心、星と滝、光と水と風のたわむれ、水としずく、月に読む物語、夜空に瞬く星、深海の影、雨と風と空そして…、雨の日に晴れの日を想う、新しい惑星を見つけました、Going Down the Mississippi River、雨だれ・虹、水の旅、澄み色の滴り、新しいうちゅう
・時間に関するもの
夕ぐれ、朝の窓辺、夜のカンティレーナ、午後の光の中で、未来へ、悠久、静寂から未来へ
・思い出に関するもの
追憶、あの頃に、memories、青春の断章、これまでの思いをこめて、あの日キミと感じた風
・秋に関するもの
秋のあばれ川、私の小さな秋、たそがれの秋、晩秋、枯葉、秋の山道
・京都に関するもの
古都を忍んで、永観堂錦秋、京都・雨、奥山の谷川の風景音、山紫水明
・四季に関するもの
四季と生きる、賀茂川の四季、四季と雪解け(四季を生きる)
・郷愁に関するもの
異郷、望郷、ノスタルジア
・恋に関するもの
慕情、恋
・旅に関するもの
道の途中、秋の帰路
・楽器に関するもの
チェロとピアノの好きな曲、Melody for Cello & Piano
・その他
シンシンシン、万物流転、大呼吸、流線、ハナクモ、悲しく透明な音と戯れ、調和、無我、定め、決断の時、孤高、生きとし生ける者への哀歌、平安の心、かくご、ここより始まる - 時を越えて
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「自然」に関するタイトルが多かったのや、「京都」に関するタイトルを頂いたことは嬉しい驚きでした。また、作曲の際に「旅」というイメージを持っていたので、その一端が伝わったような気もしてこれもまた嬉しかったです。
当日、タイトルに加えて曲の感想も書いて頂いたのですが、そちらも幾節か抜粋してご紹介させて頂きたいと思います。タイトルといい感想といい、演奏会という限られた時間の中で、曲に対して皆様が様々に心に残る言葉を紡いで下さって感激でした。
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《感想より抜粋》
* チェロの音色が秋の雰囲気で物悲しい印象をうけ、家に帰る道を示しているようだった
* 下がったり上がったりする所が迷いのある時の感情に似ていると思いました。
* 悲しい雨が降っているがやがて明るくなる様な
* 懐かしく、遠い日の思い出にふれた時の様な。あの日から自分の人生が(前向きに)変わった、そんな風景がみえました
* 誰もいない晩秋の湖を思い浮かべました。静かに枯葉が落ち、突風の中で枯葉は水中に沈み、ねじれ、また湖面に浮かび、また静かにただよう…。枯葉を通して、私たちの人生の不確かさを感じるといった印象をもちました
* 哀しみを秘めた美しいメロディーですね。旅の車窓に思い出が流れて行くようなイメージです
* ほっとするがまだ先があるかんじ
* もの悲しさの中に、いかんともしがたい決然さを感じたので
* 旅の終わりをふり返るような、消えない記憶を回想するような、時間の移ろいをおもいました
* 人生は想い出で出来ていると感じた曲でした