2026年4月12日日曜日

散文:深まってゆくもの



友達の顔に、かつてはなかった目尻の皺を認めて嬉しくなった。

このような長い付き合いができるとは。
出会った頃には助けてもらうばかりだった関係が、
自分も力になれるようになった。

お互いの人生を付かず離れず見守りながら、
一緒に年を重ねていけるとは。

前よりも更に柔和になった笑顔を見つめながら
そんなことを思ったのは
もちろん秘密。

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自分に対しても、自分の身近な人に対しても、歳を重ねることに切なさを感じることがあります。でもそれは、お互い元気にやっていて、比べる過去があるほど長い期間に渡って関係を築いてこられたからなのだ。そう気づいた途端、とても愛しく誇らしい気持ちになりました。