2015年2月28日土曜日

トンネルを掘る

早いもので、もう二月も最終日ですね。

先日の風邪では久しぶりに数日寝込んでしまったのですが、元気になってきました。外の気温はまだ低いですが、日差しは春めいてきています。風邪もいつか治り、冬もいつか春になる、ということは本当にありがたいことだと思います。

今は、来週ワークショップで発表があるためその曲を書いています。今年度のワークショップでは自分たちで選んだ題材で作品を書き進めていて、これまでに5曲ほど書きました。今回の曲は以前に発表した曲の書き直し(rewrite)なので、曲の素材はもともとあるのですが、発表時にもらったフィードバックを反映してより深く彫り込む作業に取り組んでいます。(作品についてはまた詳しく書かせてもらいたいと思っています。)

ところで作曲の段になると、いつもながら余裕がなくなってしまうなと感じます。まるでトンネルを掘っているような気分で、少しでもスコップの入りそうな所を見つけて形振り構わず掘って行く感じです。できるだけ時々一歩下がって全体を見るようにはしてみるのですが、冷静ではないなあと感じます。掘り進む指針になるような重要な勉強は、作曲に取りかかる前の冷静な時にしておかなければと実感します。

2015年2月16日月曜日

お魚の切り身と生産性




数日前には写真のような穏やかな午後もあったのですが、今週末は寒波のため、外気は一時体感マイナス23℃まで下がってしまいました。その最中に久しぶりに風邪を引いてしまったので、どちらにしても外に出られず大人しく静養しています。

最近家に籠って作業することが多いので益々思うのですが、一日の自分の生産性というのは魚の切り身みたいだなあと思います。「中落ち」のように、少ししか取れないながら美味しい部分の時間には、勢いがないとできないような作業が捗り、ご飯を食べた後のとろーんとした時間は「血合い」のように、何をするにもあまり適していない。。どこを切ってもお刺身にできるぐらい鮮度のいい日もあれば、今日のように風邪を引いた日は料理自体出さない方がいい、というように…。

自分のスケジュールだけで動けないことが多いですが、本当はそれぞれの部位にあった料理をできれば、全体として魚を丸ごとおいしく頂けるのだろうなと思ったりします。(すみません、ちょっと支離滅裂です。。。)

2015年2月8日日曜日

散文:素敵な物たち


自分で好きな物を集めるのも良いけれど、
好きな人たちからもらった物たちに囲まれて生活するのも
とても幸せだ。

その人が自分の為に選んでくれたという喜びをいつも新たに、
生活の中にその人の存在を温かく感じる。

そうして持ち物を見渡すだけでも、
沢山の人に支えられて生きているのだなあと実感する。

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ふと部屋を見渡して、人から頂いた物がたくさんある事に気づき、しみじみとそんなことを思いました。少し前までは、頂いたものはもったいなくてなかなか使えなかったのですが、最近はありがたく丁寧に使わせてもらって一緒に年を重ねて行こう、などと思っております。寒さのためか(NYはここのところ毎週末寒波がやってきています。。)しみじみする事は多いですが、元気にやっています。