2009年12月31日木曜日

新年


明けましておめでとうございます。

ブログを読んで下さっている皆様いつもありがとうございます。「読んでるよ。」と言ってもらう度に励みになっています。書き始めた当初は留学の記録と日々の近況報告のつもりでしたが、今では毎日書くことが自分の支えにもなっています。これからも見聞きし思ったことなどできるだけ素直に書いていきたいと思いますので、今年もどうぞよろしくお願いします。

さて、大晦日は両親と紅白歌合戦をみながら料理を食べ続け、作り続け、年明けを迎えました。例年これが大晦日の過ごし方だとぼんやり思っていましたが、今年はこれほど贅沢な過ごし方はないと思いました。そして、紅白歌合戦が終わってからは軒先に出て、近くのお寺から聞こえてくる除夜の鐘を聴きました。雲の切れ目に光る満月のもと、今年の鐘はよく聴こえました。

今年の抱負は、前年の反省からですが、生産的に自分をコントロールすることです。特に予定と気持ちの管理…。小さなことにもできるだけ目標を設定するようにして、それをすることによって何を得て、また失ったものがあるならそれが何なのかちゃんと把握しながら過ごすように心掛けたいです。

2009年12月30日水曜日

忘年会

昨日は大学時代の友人たちと忘年会をしました。

卒業してもう4年になる中、何かの度に、誰かのために集まれる仲間に出会えて本当に幸せだなと思います。

みんな社会人として責任をもって働いていて、それでも久しぶりに会って他愛もないことなどを話していると、ふと大学時代とあまり変わっていないような気がしてしまいます。それぞれ背負っているものも大学時代よりずっと増えていて、これからの道ももっと分かれていくのだと思いますが、今の時点ではそういうふうに感じられたことが嬉しかったです。

2009年12月29日火曜日

回想

2007年の夏に初めてNYに旅行しました。

先輩からマネスのことを聞いた時に、「一度海外に出てみるといいよ。旅行でもいいから。」と言ってくださったのでともかく「行かなくては」と計画を始めました。

それまでに卒業旅行でサイパンに行ったことはありましたが、それ以外は海外に旅行したことがなく、また一人旅も初めてでした。

当時は大学院の2回生で修士論文執筆中の最中、夏休みの10日間ほどをNY旅行にあてました。一番の目的はマネスを訪れることでしたが、期間を長くとったのは、「もしも留学するなら、10日間くらい一人で知らない土地で生きられなかったら無理だ。」と、試してみようと思ったためでした。

今振り返って、この経験が随分役に立っているなと思います。

オーディションの時には多少土地の雰囲気を知っているということが役に立ちましたし、それにこのときほどの孤独はそれ以来まだ味わっていません。

誰を訪ねていくのでもなくただ一人で知らない土地に観光に行く、というのは思った以上に孤独でした。乗り換えに失敗しながらなんとかNYにたどり着き、ジェットコースターのようなタクシーに乗ってホテルについた時、まず「こんなに遠くまで来てしまった…。」と気が遠くなりそうになりました。美術館で歩き疲れては「何をやっているんだろう。」と思い、英語に囲まれてほとんど話さずにいると自分の中の日本語がどこかへ行ってしまったような気がしました。なんとか帰ってきてからもしばらくは家の風景が違って見えて…。

それを経てオーディションに行ったとき、受付で自分の名前の入った受験票をもらっただけで嬉しかったです。まったくとっかかりのなかったNYという遠い場所で、自分のために何かがあらかじめ用意されていたというだけで心強かったです。

今はなんとか大学に所属することができて、知り合いも少しずつ増えて、はじめてのNYでの経験を思い出すたびにありがたいことだなと思います。

2009年12月28日月曜日

報告

昨日は大学時代の先輩と、久し振りに大学の研究室に恩師を伺って来ました。

お二人の先輩もアメリカ留学中・直前で、みんな州は違うのですがはじめて揃って顔を合わせることができました。

在学中には私自身も、また先輩も留学されるとは思っていなかったので、こういう形で卒業後にご縁があって本当にうれしいです。

先生に弦楽四重奏の楽譜を見て頂いたところ「よく勉強している」と言って頂き、具体的な講評を頂けて思わず感激しました。マネスでは入学からがスタートで、上を上を目指そうとして全然届かず、自分が今どういう位置にいるのかわからないとも思いながらやってきましたが、学部時代から見て下さっている先生にそのように言って頂けて本当に励みになりました。

自分の意思でどこかに行って何かをするにしても、心のどこかにはそのことを報告したい人がいるからこそがんばれるのだと思います。次のセメスターもがんばりたいと思います。

2009年12月27日日曜日

振り返り1

今日は少し振り返って、向こうで便利だったこと、不便だったことを書いてみようと思います。

【持って行ってよかったと思うもの】
・ICレコーダ…これは聴き取りが不安なものでフル活用です。
・電子辞書…わからない単語を全部引いていたわけではありませんが、やっぱりあると安心でした。
・充電式電池…これはICレコーダにも電子辞書にも使えて、しかもICレコーダは結構すぐに電池切れになるので持って行ってよかったです。
・プリンタ…ともかく、何かと印刷できるのは便利です。
・成績証明書・証明写真…奨学金の応募などに必要で、しかも向こうに行ってから手配するのは大変なので少し持っていてよかったです。
・耳栓…図書館などで周りがうるさい時でも、これをつけると集中できます。

【持って行かなくてもよかったと思うもの】
・日本の本…楽語辞典や、和声・形式、音楽史の本は持って行ってよかったと思いましたが、他の本は大半一度も開かずに半期終わりました…。ただ、料理本などは机に並べておくだけで「背表紙を見て和む」という効果はありました。
・食器…寮なので最小限しか使いませんが、向こうで買っても十分だったなと思いました。

【恋しかったもの】
・お風呂…向こうではシャワーなので、ともかく湯船にゆっくりつかりたかったです。

【なくてもなんとかなったもの】
・炊飯器…意外に、お米を毎日食べなくてもパンやパスタでなんとかやっていけました。でもあればもちろん尚良いのですが…。

【今度持って行こうと思うもの】
・コンセントの口…電圧を変える必要のないドライヤーやPCなどもつなぐ時にはこれがいるので、同時に使う時にたくさんあった方が便利でした。 (追記:これは実はなくても使えることがわかりました・・・)

・ネットのケーブル…PCを持ち出す時にいちいちはずすのが面倒だったので、これも複数あったら便利だなと思いました。

物に関しては、よく探して買えば向こうでもだいたい手に入ったと思うのですが、やっぱり向こうに着いた時点で持っているというのがすこし安心だった気がします。

他にもあったような気がしますが…。また思い出したら書きます!

2009年12月26日土曜日

実家2

早くも実家モードに馴染んでしまっています。

昨日は髪を切りに行ったのですが、それ以外の時間があっという間に経ってしまいました。ついに昼寝もしてしまったぐらいで…。

食欲といい睡眠欲といい、帰ってきてからだいぶ開放的になっているような気がします。環境次第でこんなに急に自分の状態が変化するなんてびっくりですが、ここらへんでなんとか立て直したいと思います…。

2009年12月25日金曜日

地元

なんだか朝起きて更新するというパターンになりつつあります…。

昨日はお友達に会ったり、少し病院めぐりをしたりしました。

レストランで食べてもチップを払わなくていい、お札や硬貨が大きい、コンビニでカードが使えない、自転車に乗るの久しぶり、などなどちょっとしたことに「おっ」と思うことしばしばでした。

家の近所を歩いてみて、なんだか不思議な気がしました。

離れている間、見慣れたその風景の中に自分が立っていた時のこと、また今度立つ時のことを考えることがあったのですが、今まさにそこにいてそれが想像通りというのが不思議でした…。数時間前まで空港にいて、ちゃんと帰れるのかとやきもきしていたというのに。

この4ヶ月、自分の中では色々な経験をしたと思っていて、それでも地元に帰ってくるとそこがほとんど前と変わっていなくて、それだけに今ここにいる自分も前のままなんじゃないかとふと不安になったりもするのですが、「変わっていない」ということは本当はとても貴重なことだなとも思います。

今日はともかく、大々的に散らかした荷物を片付けたいと思います…。

2009年12月24日木曜日

実家

昨晩無事帰って参りました。

今回はじめてNYから東京までの直通便だったので(今まではアメリカ国内での乗り換え)、なんだかとてもスムーズでした。

まだ空港と家しか行き来していないので、日本に帰ってきた!という実感はそこまで強くないようにも思いますが、家に帰ってきたんだなとは思います。(空港やタクシーに乗るときに、日本語、特に「丁寧語を使っている!」という実感はありました。)

家のことは、どこに何が置いてあるかまで手に取るように覚えていたので帰ればきっとそのままであると信じていたのですが、帰ってみて本当にそのままで嬉しいのと意外に感じるのと両方です。

4ヶ月離れていて随分違う環境で生活してきたのに、戻ってみると「ここも私の部屋だった。」とまるで当たり前のように自分の部屋に座っているのがなんだか不思議です。本当はここにいるのも、あちらにいるのも当たり前ではないんだなと思います。

できるだけ早く荷物を整理して、こちらでの時間を大切に過ごしたいと思います。

2009年12月23日水曜日

帰郷

またまた更新が遅れてしまいましたが、今JFKの空港にいます。

昨日は部屋の片付けをしたり、荷造りをしたり、買い物をしたりの一日でしたが思った以上に調子が上がりませんでした。

街を歩いていてふと思ったのですが、ここを離れるのが少しさびしいようです。

今までうまくいかないことがあっても、それでも「朝起きれば今日もここはNYで、まだやれる。」と思って毎日きたのですが、そういう風に明日こそなんとかしたいと思ってきたことを繰り越したまま、ついに明日ここを離れてしまうのだと思うとなんともいえない気がしました。

学校が始まって以来冬休みに帰国するのを励みにやってきたはずだったので、こういう気持ちになるとは自分でも意外でした。

ここに来るまではNYもマネスも遠い遠いところにあって手が届かない場所でしたが、この4ヶ月間の間はここが生活そのものになりました。逆にこちらにいる間は生まれ育った京都に手が届かなかったので、当たり前のようですが「そこにいる」ということがそこにある物事にアクセスできる条件なんだなと思いました。

約二週間の休みの間、いろいろ考えて大切に過ごしたいと思います。

2009年12月21日月曜日

アッシャー

今日もまだまだ道に雪は残っていて、とても歩幅では越えられない距離の水溜りに遭遇しました。そして靴への浸水を避けるために迂回して余分に信号を渡ることもしばしばでした・・・。

今日は最後のアッシャーの仕事があり、それはまた今年中に予定されていた最後のコンサートでもあったので、一応やりきった感じがします。

明日中に買出しと荷造りを済ませてしまわなければならないので、雪がもう少し解けてくれるとありがたいです・・・。

積雪

昨日も帰りが遅くなったので更新が遅れてしまいました・・・。

一昨日から降り続いた雪は昨日の夜には止みましたがしっかりと積もっていました。上の写真は夜の路上、下の写真はその次の朝の道の様子です。

それまでなんの予兆もなかったのに、こんなに一気に積もるのかとびっくりです。あちこちが、スキー場に来たのかと思うぐらい雪に覆われていて歩くのに一苦労でした。とはいえ歩道はその前の家の人やお店の人がさっそく雪かきをしてくれていたのですが、そういう風に専用のスコップや雪かきマシンがすぐに出てくるところをみると毎年ここではこういうかんじなのかなと思いました。

お昼には友達のおうちにお邪魔してゆっくり昼食を頂きながらセメスターの打ち上げをしました。学校が始まった時はこんなにくつろいだ気持ちでゆったりできる日がくるとも、こんな風に話せるお友達ができるとも思っていなかったので本当にありがたいなあとほっとしました。

その後は、オペラで歌ったコーラスのメンバーでキャロリングに行って、セントラルパークでクリスマスの歌を歌いました。道行く人が結構立ち止まって聴いてくれたり、歌い終わったら拍手をしてくれたり、小さな子どもさんがお母さんに小銭をもらって一生懸命渡しに来てくれたり、足は非常に冷たかったですが気持ちは暖かくなりました。

今日も雪は残っていますがお天気は良いです。




2009年12月19日土曜日

吹雪

今日は一日ゆったり過ごしました。

起きてバイオリンの練習をしに地下に行って、洗濯機を回してからノートや荷物の整頓(ノートや紙類だけでも、この1セメスターでかなりたまっていました)をして、メールなど書いて、もう一回バイオリンの練習に行って…、などしているうちに日が暮れました。

寮でも、人も少ないせいか建物全体にこじんまりとくつろいだ雰囲気が漂っています。

ところが天候は穏やかでなく、お昼ごろからちらほら雪が降り出して今も外では吹雪いています。雨の場合も短時間で大降りというより、常に小降りというパターンが多いので、今日の雪は覿面に降り積もっております。セキュリティーガードのダニーによると、今日は欠航になった飛行機もあってそれに乗るはずだった子がかわいそうだと話していました。

私も今年はもうすぐ一時帰国する予定です。天候が回復して飛行機が無事飛んでくれるよう願います…。

2009年12月18日金曜日

Final

ついに今学期の授業がすべて終わりました。

クラスではその授業が最後だというクラスメートが多かったので、終わった後はみんな晴れやかな顔をしていて、何人かラウンジで陽気になっていました。話していると、もういくつかの授業は成績が出ているらしく(徐々にオンラインで確認できるようで)、ある子は「一日に5回ぐらいチェックしなきゃ!」と言っていて、それはともかく見るのはどきどきしそうです。

クラスが終わってほっとして、あんまり頭が働かないのですがメトロポリタンミュージアムに行ってきました。場所としては学校からバスで数分のところにありながら、夏にこちらに来て以来一度も行けておらず時間ができたら行きたいと思っていたもので。
初めてNYに一人旅で来た時に一度来たのですが、そのときはドネーションだと知らずに学生料金で入りました…。今日は友達に聞いていたので1ドルで入れて、これなら通えなくもないなと思いました。
前来た時と同様今日もある程度迷子になりましたが、見る範囲をあらかじめ決めて行ったのでまだましでした。音楽史を勉強するのに、同時代の芸術を知ればイメージしやすいのではと思って(もともと知識がないもので…)時代と国を意識してみようと思ったのですが、今日はそれでもバロック~クラシカルあたりの時代の絵を10部屋くらい見たところで荷物が重すぎたのと眠たすぎたので断念しました。

ともあれ、美術館はそこにいるだけで気分がゆったりしました。

その後NY市立図書館に来たのですが、入り口にツリーがあったので写真を載せてみます。




2009年12月17日木曜日

一喜一憂

明日でついに授業が終わります。

明日授業がない人も結構いるようで、セキュリティーガードのダニーによると寮でも明日からある意味出国ラッシュが始まるそうです。

先週の演奏会が自分にとっての今学期の最後の山場だったので、後は最後まで気を抜かずにと思っていたのですが、あまりにもさらりと終わりが迫っていることに少し戸惑っています。

少しいい事があったり何かできては喜び、うまくいかなかったり自分のできないことを自覚しては凹み、日々一喜一憂を繰り返しています。

それでも思えばその時々に誰かが代わる代わるフォローしてくれて、励まされたり前向きになれたりしてここまで来られらんだなと思います。こんな私ですがいつも誰かに守ってもらっているという気がして、ほんとにありがたいです。

ちょっと感傷的になってしまいましたが、ともかく明日はDictation(聴音)のテストがあるのでそれが終わるまでは気を抜かずにと思っています。

レッスン

昨日も帰りが遅くなったので書きそびれてしまいました・・・。

昨日、今年最後のレッスンが終わりました。「これでいい!」と思い切れているわけではありませんが、ともかく5曲作ろうと思っている小品のうちの一曲の原型を持っていきました。

毎週水曜日のレッスンを中心に一週間を過ごしてきて、振り返るとこの4ヶ月でそれぞれ短いながらも2曲書けたのだと思うと、ようやく「作曲を勉強しています。」と言える気がして幸せです。

とはいえ書いている最中はアイディアを搾り出せるか出せないか、書き終わった後は一旦すっからかんになっているという状態を繰り返しているのでこのままではいけない事は切実ですが、ともかく勉強と並行して書き続けていきたいと思います。

気がつくと、あちこちでさりげなく街路樹がクリスマス仕様になっていました。

2009年12月15日火曜日

Ear Training

今日はEar Trainingの授業が今期最後でした。

初回の授業では、いきなりメトロノームに合わせて読んだことのないクレフで一段楽譜をソルフェージュするという事態に生きた心地がしませんでしたが、それを考えるとなんとか脱落せずに最後の授業を迎えられたのはうれしいです。かといって、7つのクレフがト音記号やへ音記号のように感覚的に読めるにはまだまだ至らないのですが…。

今週は一日一日授業が終わって行くんだなと思います。

作曲

おかげ様で、さっそく直してもらえたようで今日の夕方からはお湯が使えました。聞くと私の部屋だけでなく寮全体でお湯が使えなかったらしく、学校で「昨日シャワー入った?冷水のシャワーに入ったら死にそうに寒かった。」と同じ寮の子に話しかけられてびっくりしました。みんな寒い思いをしていたんですね。

今次の曲の構想をしているのですが難しいです。先日の作品発表会で学んだことやら、2作書いたことを生かして新しいことをしたいのですが、頭の中が散らかったままでまとまりません。

やはり無調の曲を書ける気もしないのですが、かといって調性のはっきりした曲も今は何か違うような気がして。世の中には一杯いい曲があるのに、そういう曲を書きたいと思って自分から出てくるのはあってもなくてもいいような浅い音ばかりで…。いい曲を見ると、自分がかなり狭い範囲でしか発想できていないんだなというのはわかるのですが。

ただこういうことは時間があればじっくり考えて解決できるというものではないようにも思うので、ともかく時間ぎりぎりまで色々考えてみたいと思います。

2009年12月13日日曜日

1週間

ここ数日、本格的に寒くなってきたところでなんとなく恐れていたことがおこり、今日シャワーから温水が出ませんでした。

こういうこともあるんだろうなと思うのですが、何日で直してもらえるのかが問題です。冷水でのシャワーはちょっとどうかと…。

今日はお昼にアッシャーの仕事があったので、朝からスーツに着替えて準備をしていました。すると意外にもパジャマのまま活動するのと、それなりにパリッとした格好で活動するのとでは気分が違う気がしました。妙にあちこち片付けてみようかと思ったり、少し生産的になれるものだと思いました。自分では自分の姿は見えないのに、恰好が気分に影響するのは何か不思議です(いまさらですが)。

今週はついに最後の一週間ですが、今まで同様毎日次の日のことだけ考えてなんとかという感じになりそうです。

2009年12月12日土曜日

バイオリン

今日は2回目のバイオリンのレッスンをしてもらったのですが、「良くなった」と言ってもらってうれしいです。

といっても今やっているのはともかくバイオリンと弓の持ち方です。

先週はどうしてもバイオリンが手放しで支えられず、これまた途方にくれていたのですが、友達によくよく見てもらったところ姿勢が悪かったのが原因だとわかりました。極力背筋を伸ばしてバイオリンを構えると、今までの試行錯誤はなんだったんだというぐらい一応すんなりと持てました。

それからは普段も意識して姿勢を良くしてみるようにしているのですが、そうすると肩掛けカバンの重みの感じ方も変わって、今までより肩全体で支えているようでなんだか楽です。気分もしゃきっとするので、姿勢を良くするのは大事だなと思いました。これを機会に猫背を直したいです…。

今年のレッスンはこれで終わりですが、早くも来年にむけて練習したいと思います。

2009年12月11日金曜日

CP

昨日今日と友達の出演する演奏会を聴きに行って、なんだか当たり前のように高いところで音楽の会話がなされているのを目の当たりにして少々凹んでいます。

それでもどこか「自分も何かやってやるぞ」と思うのですが、どこから手をつけていいのかわかりません…。とりあえず、少しは机の上を片付けようかと思います。

ところで今日は今学期最後のカンバセーションパートナーとのカンバセーションでした。演奏会のことなどを話したのですが、「Tell me more about it.」と言ってもらえるとやっぱり嬉しいものです。始めの頃は、どちらかというと彼の話をふんふんと聞いている割合が多かったのですが、最近は私も少し話す時間が増えてきたかなと思って少し嬉しいです。英語で会話する中で、割合NYのことやアメリカの文化などについても教えてもらえてそれも助かります。今学期のお礼に小さなカードを書いて持って行ったら喜んでくれました。

昨日あたりから本当にこちらは寒いのですが、温度はともかく風の強さは通りによって違うようです。ビル風というのでしょうか、高いビルの立ち並ぶ通りでは傘を差したら飛んで行きそうなほどの強風ですが、住宅街ではそうでもないです。ヒートテックを買い足すべきか悩むところです。

2009年12月10日木曜日

英語

今日はこれでもかというぐらい授業でうとうとしてしまい、よっぽど眠たいんだなと思って帰って少しだけ昼寝しました。

ずっと気にかかっていた演奏会が終わったので、これから期末試験だというのにどこか気持ちが開放的になってしまっています。

今日はアメリカで5年目になる日本人の友達と話していて、彼女がどうやって英語を習得してきたのか聞かせてもらって感銘を受けました。できるだけネイティブの友達にあらかじめ「もし英語で間違った言い方をしていたら直してほしい。」と言っておくのだそうです。

やっぱりただここにいるだけではだめで、積極的に自分の英語を改善できるような状況をつくる努力をしないとなと思いました。

ところで今日は極寒でした。

String Quartet No.1

今日、作曲の学生の作品演奏会(Composition Concert)があり、マネス大に入学して初めて完成させたString Quartetを演奏してもらいました。

ここ数日のリハーサルはほんとうにめまぐるしく変化して、何か月分かと思うほど勉強になりました。

今まで作曲した曲はほとんどピアノを含む小さな編成の曲ばかりだったので、初演にはピアノで自分も一人の演奏者として参加してきました。そういうわけで、全て人に、かつ4人ものプレイヤーにお願いするというのが今回初めてで本当に初演できるのか常に不安でした。

それでも、リハーサルをうまく進められず途方にくれていた時に友達のくれたアドバイスや、先生がリハーサルに来て進め方を具体的に見せて下さったり、最後は演奏者たちが本当に真摯に取り組んでくれたおかげで今日なんとか曲が無事初演されました。

作曲は楽譜を書くだけでなく、やっぱり演奏してもらってこそ完結するのだなと思いました。そして、作曲家としては音になるところまで見届ける、もしくは音になるところまで責任を持てるように楽譜を書かなければと思い知りました。リハーサルをして、音に対する感覚を今までよりは得られたような気がします。

実際は演奏会に出品することに迷いもありました。というのも、今日演奏してもらった曲はとても調性のはっきりした曲で、今書いている曲とも方向性が違います。また、他の学生も大半が無調の曲を出してくるだろうとは思っていましたし、どういう印象で受け取られるのだろうと思いました。作曲科としてはこれが唯一の発表の機会なので、その人がどういう音楽を書くのか初めて明らかにされる機会でもありました。

実際どう受け取ってもらったのかはわかりませんが、自分としてはやってよかったと思っています。ともかく、少しずつでも前に進みたいです。

2009年12月8日火曜日

リハーサル

昨日は書きそびれてしまいましたが、なんとか元気にやっております。

というのも、昨日、今日とストリングカルテットのリハーサルがありバタバタしていたもので。数回のリハーサルですごく演奏が変わるということと、作曲家としてリハーサルにどう臨むべきかを学ばせてもらったように思います。

明日の本番が終わったら、また詳しく書かせてもらいます。

2009年12月6日日曜日

週末

あっという間に週末が終わってしまってびっくりしています。

もう何週間もこのペースでやってきたはずですが、ちょっと予定が入ったりするとやっぱりまだまだ時間のコントロールがしきれずに夜遅くなってしまって、そういうときには寝る前に金縛りにあったりしています…(汗

今週は作品発表があるのでやはり気が気でなく、最近は投稿も短くなりがちですが、もう少し落ち着いたらもうちょっとたくさん書きます!

初雪

今日はマンハッタンに初めて雪が降りました。

雨が降ってるなと思っていたら、時々雪になっていました。雪とみぞれと雨が入れ替わり立ち替わり、ぐんと気温が下がりました。いくらなんでもこんなに急激に寒くなるとは…。

ところで今日は初めてバイオリンのレッスンをしてもらって、弓とバイオリンの持ち方の練習方法を教えてもらいました。先は遠いですが、まずはバイオリンをちゃんと構えられることを目標に練習しようと思います。

2009年12月5日土曜日

Tomorrow is the ...

なんとか今週も終わり、気がつけば今学期が残すところあと2週間になりました。

永遠に続くと思っていたわけではないですが、来週はクラスによってはもう授業がないものがあったり、ぼちぼちテストがあったり、すべてのクラスが店仕舞いの様相を呈してきています。まだ展開部の終わりに差し掛かったところだと思っていたのに、急に数小節先に終止線を見たような気分です。

ところで最近よく中学の頃に覚えた”Tomorrow is the another day.”ということわざを思い出します。良くも悪くも今日と同じ明日はないんだなと共感します。そして毎朝、寮から出て今日はどんな日になるかなと思いながら空気を吸い込むと、まだここで挑戦できるのだと有難く思います。

ともかく気を抜かずにがんばりたいと思います。

2009年12月4日金曜日

バイオリン

ここ最近考えていたのですが、ついにバイオリンを借りました!

弦楽四重奏、ピアノトリオとバイオリンのパートを書いてきて、弦楽器のことをわからないまま書き続けるのはよくないと感じていて、今こそタイミングなのではと思うところがあり今日借りにいきました。

楽器屋さんで月々42ドル、3か月レンタルで契約しました。

借りているものとはいえ、始めて自分の楽器を持ち歩くことができて帰り道はわくわくしました。プラクティスセンターでケースを開けて少し触ってみましたが、どうにも人のお宅の猫をだっこするような感じでぜんぜん扱い方がわかりません。バイオリン専攻の友達に頼んでいるので、ともかく基本を学びたいと思っています。

2009年12月3日木曜日

ピアノトリオ

今日のレッスンで一旦ピアノトリオ(約7分)が仕上がりました。

今週はなんとしても仕上げたかったにも関わらず昨日の時点で解決できていない範囲が広すぎて、今回こそ間に合わないと思いました。しかし、ともかく自分をなだめすかしながら取り組み続けると、どこかから糸口が見つかるような時があります。

見れば見るほどまだ直すべきところは多いように思いますが、ともかく終止線を引けてほっとしています。

この次はストリングオーケストラに取り組みます。

2009年12月1日火曜日

師走

12月になりました。

あと一か月以内にFall Semesterが終わるのだと思うとほっとする部分と、まだなにも成し遂げていないと焦る気持ちもあります。ともかく気を抜かずにいきたいと思います(結局どこかしら抜けてしまうのですが…)。

さすがに昨日あたりからずいぶん寒くなりました。そろそろユニクロのヒートテックの出番かもしれません。

2009年11月30日月曜日

リハーサル

5日ぶりの学校でした。

学校に行くとやはり気が張るようで、久し振りながらそんなに休み明けの感じはしませんでした。

ところで今日は寮でリハーサルをしたのですが、やっぱり難しいです。

英語の問題もありますが、忙しいのに引き受けてもらってとか、楽器のことがよくわからないとかで、どうにも一歩引いてしまいました。

自分で書いた曲なのだから、責任を持ってともかくできるだけ舞台に上がるまでに精度を上げてもらうように努めるべきなのに、迷ったり妥協したりしてしまいそうになります。

こういう面は今の自分には勉強面でも生活面でも問題だなと思い始めているので、なんとか少しずつでも変えていきたいです。

2009年11月29日日曜日

Magnificat

今日はカーネギーホールにコンサートを聴きに行ってきました。 John RutterのMagnificatです。

大学時代に合唱の授業で歌って以来好きな曲で、その当時は現代の海外の作曲家の書いた曲なんだなあと遠く感じていましたが、今日は作曲者が指揮するということで、ぜひにと思ってチケットを買っていました。

やはり実際に作曲家がそこにいて、オケとともに合唱団が目の前で歌ってくれると感動しました。 この曲は、Tonalだなあとしみじみ思いながら聴いていました。


ちなみにJohn Rutterさんは1945年ロンドン生まれの作曲家です。指揮をしている姿からは気さくそうな印象を受けました。

3階席に空席があったり、割と終演後お客さんがさらっとはけてしまったのが少し残念でした。



2009年11月28日土曜日

5日目

今日マンハッタンの寮に帰ってきました。
NYにいる今は毎日が夢のようですが(ありがたいという意味と信じられないという意味で)、このサンクスギビングはさらに夢のようでした。

ともかくいくら時間があっても勉強が足りていないのでなかなか余暇の時間もとれないな~と思っていたのですが、思わず誘ってもらったおかげでほんとにゆっくりさせてもらって、色んな話をして、アメリカの習慣を経験させてもらって、本当に忘れられない楽しい思い出になりました。


サンクスギビングの晩と昨晩は滞在させてもらっている友人と私の他、親戚の方や親しい方が集まって伝統的なお料理で食卓を囲みました。リビングにピアノがあったので、食事の後にはその日急きょ友人と譜読みをしたラフマニノフの6手連弾や、かろうじて覚えていたプーランクの即興曲を皆さんの前で弾かせてもらったりしました。会食中の会話はほとんど聞き取れなかったのですが、演奏し終わった後には皆さんが親しいまなざしを向けてくれているのを感じて、何かperformするということは大事なんだなと思いました。


帰ってきて地下鉄から地上に上がると、路上でクリスマスツリーが売られていて、季節の移ろいを実感しました。

マンハッタンの外に出て、改めて自分がここで勉強する意味を考えさせてもらった休暇になりました。

写真は駅と街です。ヨーロッパのような雰囲気で、歴史のある建物が立ち並ぶとてもしっとりと落ち着く街でした。

2009年11月27日金曜日

4日目

今日もたくさんごちそうを頂きました。

今回体験させてもらったサンクスギビングでは、親族でなくても仲のいい人達があつまってみんなで食事をしながら何くれとなく話をして楽しい時間を過ごす、ということがすごく自然で、あるいは少し日本のお正月に近いのかなと思いました。

明日マンハッタンに戻ります。あっという間に感じます。

3日目

おはようございます。

昨日はたくさんサンクスギビングの食事を頂きました。

英語の歓談にはやはり全然入っていくどころかいつも以上に聞き取れませんでしたが、アメリカの休日を体験できて感慨深かったです。

今日はさすがに勉強をしなくてはと思います。

2009年11月25日水曜日

2日目

引き続き今日もリラックスして過ごさせてもらいました。

ひたすら喋っていましたが、お昼には街を散策して、トルコ料理を食べに連れていってもらいました。

明日はいよいよ感謝祭の日ということでターキーを料理するそうで、とても楽しみです。

2009年11月24日火曜日

サンクスギビング

今日からサンクスギビングで学校がお休みなのですが、思わず友達に誘ってもらってなんと友達と友達のおばあちゃんのお家にお邪魔しています。

電車に乗って3時間ほど、マンハッタンの北、カナダにかなり近いところだそうです。

こちらに来て以来一番リラックスして過ごさせてもらっています。

また写真などのせてみたいと思います。

2009年11月23日月曜日

初リハーサル

来月9日にマネス大で作曲専攻の学生の作品発表会があり、私もこの前書いていたストリングカルテットを演奏してもらいます。

そして、今日はその初めてのリハーサルでした。

今まで演奏した自分の曲はほぼ二人用のもの(しかもそのうち一人が自分)で、アンサンブルのリハーサルの経験があまりないものでどうリハーサルを進めていいのか、しかも英語でプレイヤーに何か言えることがあるんだろうかと朝から不安でした。

しかも今はコンサートシーズンで、弦楽器の演奏者は特にオーケストラや室内楽のリハーサルで忙しく、スケジュールを決めて今日までこぎつけるにも一人ではらはらしていました。

さらに、1stバイオリンについては一度頼んだプレイヤーが突然休学してしまい、次に頼んだプレイヤーが学校を休みがちで今日のリハーサルにも現れなかったので、急きょ「あの子なら今暇なはず。」と他のプレイヤーが新たな子を探して連れてきてくれるという事態で、ともかくリハーサルがはじまりました。

みんな忙しいのでほぼ初見です。

けれどもさすがに弾き始めると、平面だった楽譜を音にしてくれて感激しました。

リハーサルも作曲の勉強なんだなと思いました。自分の書いた音がどういう風に鳴るのかや、実際イメージしているように演奏してもらうためにはどう記譜に気をつけるべきかなど色々発見がありました。ともかく今日中に一応通して演奏してもらえて、みんな優しくてほっとしました。

ところで、個人的に今日11月23日は思い出深い日です。
というのも、今日は大学時代に同級生と一緒に企画・制作してオリジナルミュージカルを公演した日で、その経験がなかったら私は今ここにいないと原点のようにその日のことを思い出します。

2009年11月22日日曜日

オートロック

今日は出かける直前にシャワーに入って出てきたら、部屋のドアが閉まっていました。つまり、締め出されました。一応オートロックなもので…。そして、シャワーに行く時はドアを開けたまま、鍵は持たずに行くものでついにやってしまいました。

ルームメイトはもう出かけていて、部屋のドアの開きが少なすぎたのと、窓を開けていたので風で閉まってしまったようです。

もう出かけないといけない時間なのに…、と茫然としつつ、ともかく中途半端な服装のまま1階に降りてセキュリティーデスクに事情を説明すると、わりとすぐに開けてもらえました。

もうすまい。と思います。

昨日のTOEFLまで自分の中で一連の緊張感があったので、それがなくなってぼんやりしてしまったのか今日は時間もすることもあったのに回転が上がらずもどかしい気がしました。

それでも、友達が「時々は積極的に休みをとった方がいいよ」と言ってくれたので少し気が楽になりました。

明日から2日間で連休前にすることをしておきたいと思います。

2009年11月21日土曜日

TOEFL

今日はTOEFLを受験してきました。

本当に昨日まで一度も参考書を開かなかったほど今回は準備ができていないので、受験料のことを思うとなんとも言えないところでしたが、スケジュール的にぎりぎりだったもので…。

ともかく受験しにブルックリンまで行ってきました。

NYに来てから、地下鉄で乗り過ごした以外はマンハッタンを出たことがなかったので、地下鉄を降りて地上に上がった途端街の雰囲気が違うなと感じました。

TOEFLのシステムはどこの国で受けても同じようになっているので、それはよかったのですが…、やっぱりスピーキングセクションは心臓に良くないと思いました。全部でたった6題で、しかも喋っているのは一問につき約1分以下とはいえ、その間ずっとハラハラしっぱなしで、かつ喋れない事実を突きつけられるので精神的にこたえます。

ともかく試験を終えて帰りながら、きれいな街なんだけれど何がマンハッタンと違うんだろうなと考えながら歩きました。住宅街というのと、街で見るほとんどの人が黒人の方だったというのは大きいと思うのですが、マンハッタンに戻ってきてからなんとなくわかったような気がしました。

街の表情が違うような気がします。マンハッタンはそれが心からのものなのかどうかはともかく、そこを訪れる誰に対しても笑顔を向けているように思います。人の入れ替わりも頻繁なせいか、来て間もなくてもあまり居心地の悪い思いはしたことがないように思います。そう考えると、今日行った街はもっと現実的というか、地元の人以外にとってはあるいは無表情にも感じられるのかもしれません。

ちなみに大学はとても大きかったです。マネス大がとてもこじんまりとしているので、図書館だけでも広大に思えました。

2009年11月20日金曜日

コスチューム

今日はカンバセーションパートナーと、この前のハロウィーンの時に話題に出ていたコスチューム屋さんを見に行きました。

店内はとても広く、そしてその大部分が恐ろしい仮面や衣装や小道具で埋め尽くされていました。日本ではこんなにグロテスクな仮面を、こんなに細部にまで拘って作らないだろうなーと思うぐらい芸が細かくてショックが大きかったです…。しかも、その種類が半端ではないほど多くて…。

私自身子どもの頃に骸骨がとても怖い時期があったのですが、もしそんな時代にこんなマスクを見てしまったらちょっとやそっとでは立ち直れなかっただろうなと思います(汗 

それにしても、子ども用のコスチュームにもそこそこ怖ろしいものがありましたし、可愛いお姫様の衣装の上に恐ろしいピエロの仮面がずらっと並べられていたりして、その感覚がよくわからないなーと思いました…。

それでも、衣装も仮面もかつらも大体20ドル~40ドルくらいで売っていたので、もし学芸会をするなら衣装には事欠かない環境だなと思いました。(店内の写真を撮らせてもらおうかと思いましたが、怖すぎて断念しました。)

その後は初めて大学のライティングセンター(授業の課題など、ライティングを無料で添削してくれるサービス)に行きました。というのも来年再度大学院入試に出願するために手続きを進めているのですが、その際に提出しなければならないエッセイを添削してもらおうと思い立ち、アポイントメントは取っていなかったのですがなんとか空き時間に見てもらえました。ESLの授業でもライティングを添削してもらっていますが、ともかく自分では何度読みなおしても結局それが英文として意味が通っているのかよくわからないので、形を整えてもらえるのはとてもありがたいです。

今日はようやく金曜日ということで、サンクスギビングまでもうひと踏ん張りしたいと思います。

2009年11月19日木曜日

アッシャー

今日は3回目のアッシャーの仕事をしました。

今日は室内楽だったのでバックアッシャーは楽譜を回収したり楽器を動かしたりセッティングもしなくてはならず「おっと!」と思いましたが、実際はオーケストラの責任者の方が楽器の移動をほとんどやって下さったので、軽く慌てながら楽譜を回収したりするにとどまりました。

自分が演奏するわけでなくてもやっぱり舞台に出ていくのは緊張しますし、毅然と振舞えるようになりたいのですが、明らかに顔には「私はどうしたら…?」という色が出ていたと思います。

ところでここのところ多少睡眠不足が続いていたので、さすがに今日の午後は図書館で宿題をしようとしてもまるで使い物になりませんでした…。いつ目を閉じたのか、どれくらい意識が飛んでいたのか、知らないのは本人だけで結構時間が経っているものかもしれません。

ともかく目がしょぼしょぼの一日でしたが、それでも所々で人に会って話したりするとやっぱり気分は変わりました。

ちなみに非常に無謀で、あるいは無駄に終わってしまうかもしれませんが、この土曜日にもう一度TOEFLを受けに行く予定なので、明日はできるだけ勉強しようと思います。

2009年11月18日水曜日

三か月

今日で気がつけばおかげさまでこちらに来て3ヶ月目になりました。

「何事にも慣れるには三か月かかる。」と聞いてきましたが、三か月経って何かに慣れたというよりは「もうそんなに!?」というのが実感です。

今日はサンクスギビング前の最後のレッスンで、次のレッスンまでの2週間でピアノトリオを完成させることになりました。

レッスンとレッスンの間が1週間以上あくのは初めてなので、心して有効に使いたいと思います。

2009年11月17日火曜日

ご縁

今日は、プラクティスセンターに向かいながら日本人の友達と話していたら、ふとしたきっかけで日本に共通の知り合いがいることがわかってとても驚きました。

出身地も違ってこちらに来て初めて知り合ったのに、しかもその人というのは音楽関係で知り合った方ではなかったのでなおさら二人で盛り上がりました。

ご縁といいますか。

日本が狭いのか、世界が狭いのか。ともかく繋がっているもんだなあと思いました。

日本の歌

今日は「International Festival」のイベントの一環で、友達と日本の歌を演奏してきました。ちょっとお給料がもらえるそうです。

人前でピアノを弾くのはこちらに来て初めてで、しかも歌科の友達二人の歌が素晴らしいので伴奏に大変不安はありましたがなんとか終わってほっとしています。

会場は学園祭の展示会場に舞台が設置されているという状況で、結婚式の披露宴以上に積極的にやがやした雰囲気の中での演奏になりました(汗)

お客さんががやがやしていると、聴いてもらえていないんじゃないかな~と残念に思うのと同時に、そのがやがやで自分たちの音もよく聴こえないので合わせるのも演奏に集中するのも大変でした。

それでも、やっぱり練習とは違って本番は特別だなと感じました。

今回は以前に作曲した自分の曲も歌ってもらいました。卒業制作の歌曲と、演奏してもらうあてもなく作曲した歌でしたが、それが今NYで(ものすごい喧噪の中とはいえ)鳴っているんだと思うととても嬉しく思いました。

(追記)お友達の許可をもらったので彼女のブログのリンクを貼らせてもらいます。その日の様子がより詳しくまとめられています☆http://ameblo.jp/nishiguchiakiko/entry-10390326275.html

2009年11月16日月曜日

ヘアサロン

今日はこちらに来て初めてヘアサロンに行って髪を切ってもらいました。

できるだけお金を節約したいのと、それからアメリカの美容室に行くと思った髪型にならない(ぱっつんに切られてしまうとか…)という噂を聞いて恐れていましたが、日本のお店を紹介してもらったので思い切って行ってきました。

お店の人が日本人で、雑誌も店内の音楽のものだとなんだかここはどこだっけという錯覚におちいりながら、くつろぎました。

ところで美容室に行くとその後どれだけ予定がつまっていても、その髪をカットしてもらったりしている一時間はとてもリラックスするな~と思いました。

最近は結べるぐらいまで伸びてきていた髪ですが、ショートっぽくしてもらって気分も軽くなりました。

2009年11月14日土曜日

霧雨

今日はやっぱりなんだかぼんやりしていましたが、午前中にメールなど整理して午後からは練習に出かけました。

ここのところ少し続くのですが、来週月曜にもまた別の本番があります。というのも来週は大学あげての留学生週間で、そのイベントの一部で友達と日本の歌を演奏します。

もう明後日なんだよな~と焦りながら、今日はその仕込みをしたり合わせをしたりしました。

昨日の夜からずっと霧雨が降っています。

オペラ初演

昨日は帰りが遅くなったもので更新が遅れてしまいました…。

昨晩はオペラ「A Night of Pity」の初演にコーラスとして参加しました。ストーリーは、バッカスという主人公が彼の最期の一日と決めたある夜に、彼のバー展開される不思議な儀式の一部始終です。コーラスはその儀式の参加者達で、アナーキーな衣装にマスクをつけてフランス語とアフリカの言葉の歌を歌いました。

このオペラは作曲の先生が長年温めていた構想を今年書き上げたもので、指揮者が主催して学生、卒業生を含む社会人等、参加者を集めて公演が実現されました。

本番は思わぬ客席の反応(英語なのでぜんぜんぴんとこなかったのですが、いくつか笑うところがあったようです。)や、舞台の迫力に驚いたりしてしまいましたが、幕が降りてコーラスとして客席に挨拶をした後、スタンディングオベーションをしてくれている満員のお客さんと共に、拍手でキャスト、指揮者・作曲者を迎えられた時の感動は素晴らしかったです。

素晴らしい人たちを間近に見たからこそ、自分に対する焦りも感じていますが、ともかく本当にいい機会をもらったと感謝しています。

2009年11月12日木曜日

登録…。

先週来学期の受講登録をして以来ひっかかっていたのですが、今日問い合わせてはっきりしました。

今学期、2つほど本当はとらなくてよい授業を登録していたようです。

というのも、私はUndergraduate Diplomaというコースにいるので、学部ではありますが一般教養にあたる授業は免除されるはずでした。それを全部受講していたということで…。なんでもっとはやく気がつかなかったのだろうと思うのですが、なんだか授業が多いなと思いつつもばたばたと受講登録をして以来、これでも免除されているんだろうとそれ以上考えようともしなかったのがいけなかったです。

登録をしてくれたアカデミックアドバイザーもミスを認めて謝ってくれましたし、今からでも履歴に残らずドロップすることもできるとのことでした。ただもう学期の3分の2も受講してきましたし、時間はいくらあっても足りないので迷いましたがとりきろうと思います。

色んな意味でショックを受けましたが、ともかく来学期は少し授業が減ることがわかったのは朗報でした。

作曲

コンポジションフォーラムの授業では、毎回様々な作曲家がゲストとして来て自身の作品などについて講演してくれるのですが、今日は特に作曲するとはどういうことかというディスカッションになりました。

どんな時にどうやってアイディアが思い浮かぶのか、それはなぜか。過去の作品と似通ったものを作るのか、どんどん変えていくのか。作曲とはフィーリングなのか否か。作曲する時にアイディアをテクニックなどでどこまでコントロールするのか。

とても興味のある話題が今まさに話し合われていて、全部理解できたらどんなにいいだろうと思いながら、核心の部分を随分取りこぼしているだろうと感じて残念でした。

いつも以上に学生が活発に意見を言っていて、自分だけでなく、みんなも作曲というものに対してそれぞれ何かしら疑問を持っていて、他の人がどういう風に考えているのか興味を持っているんだなと思いました。

2009年11月10日火曜日

瓶2

ピクルスの瓶ですが、今朝めでたく開きました。しかしトマトソースの瓶はやっぱり手ごわくだめでした。

今日友達に相談してみたところ、伊東家の食卓の裏ワザを教えてもらいました。

帰ってさっそく試してみると…。

開きました!

すみません、いろいろ書きたいこともあるのですが明日がレッスンなものでばたばたしてまして…。

2009年11月9日月曜日

夕飯にトマトソースパスタでも作って食べようと思ったのですが、未開封だったソースの瓶が開かずに断念しました。今朝はピクルスの瓶が開かず、これも断念しました。いつか握力のある時にまた挑戦したいと思います。

今日はまた比較的暖かい一日でした。

再々避難

今日も寮のアラームが鳴り、またしても耳を塞ぎながら着のみ着のまま避難して、出発しようと思っていた30分前に足止めに会いました。結局何もなくて良かったですが…。

そして、今日はオペラの初めての通し練習がありました。やっぱり何ヶ所か1拍目から入れなかったのですが、演技がついて益々期待が高まって来ました。ともかく、できるだけ暗譜して指揮を見ないと、と思っています。

明日がもう月曜日だなんて信じられません…。

2009年11月7日土曜日

MET

今日は初めてメトロポリタンオペラで"TURANDOT"を観て来ました。
朝ボックスオフィスが開く少し前に並ぶと、立ち見のチケットが買えました。

実際入場してみると、ちゃんと立ち見用の立ち位置が設けられていて、椅子が無いだけで場所は確保されているし字幕もあるしいいじゃないかと思いました。しかし、前に背の高い男性が立った途端困り果てました。映画を観に行った時に前の人の頭で字幕が見えない!という経験はありましたが、前の人の背中で舞台がまったく見えない、というのは初めてでした。本当に背の高い人って高いなぁ…。
オペラを観てレポートを書かなければいけない授業があって思い切って来たのに、これでは立って音楽を聴いているだけになってしまう…と思っていると、隣で見ていたおばさまも「この席は失敗だわ。もう二度とこんなことはしない!」と彼女も背が高くはなかったのでぷんぷん言っていました。

一幕が終わって、空席にうまく座れるかどうかチャレンジしてみると言って彼女は行ってしまいました。私も探しに行こうかと思ったのですが、結局誰かチケットくれないかなーと思いながらもとの場所に立って幕が開くのを待っていました。そうしたら、さっきのおばさまが「こっちこっち!」と呼んでくれて、なんとかなり後ろではありましたがセンターの席に座れました。ぜんぜん景色が違う!立ち見では前の人の背中がなくても、二階席がかぶってきていて舞台の上が見えなかったのです。それが全部見える、と感激しました。今日は撮影でカメラが入っていたせいか、まだ私の隣や周りにも空席がありました。本当に探してみるもんなんだなあと思いました。

トゥーランドットは今まで観たことがなかったので、あの有名な「誰も寝てはならぬ(”Nessun dorma”)」がここで歌われるのかと感激したりしていました。前の座席の背にある字幕を見ながら舞台を見ながらでストーリーを追うのに必死でしたが、クライマックスは泣けました。やっぱりすごかったです。

マンハッタン

今日は来週本番のオペラの合唱の練習で、はじめてオーケストラとキャストと合わせました。

オペラは今まで実際に観に行った回数も少なかったですが、自分がオペラに参加してキャストの歌を間近に聴くのは尚更初めてで、その瞬時に役に入る集中力、音符を感情にする表現力、そして歌唱力に圧倒されました。ところで、ピアノの伴奏からオケに変わった途端、合唱の入りがわからなくなってしまい、今日は見失いっぱなしでした。なんとか本番までにちゃんと入れるようにならないと…。

その前に、今日はカンバセーションパートナーとマンハッタンの話をしました。
これもまた常識だったんだろうなと思いながら、復習のために少し書かせて頂きます。
ニューヨーク州はマンハッタン、スタテン島、ブロンクス、そしてブルックリンとクイーンズという5つの部分からなっています。その中で今いるのがニューヨークとして一番連想されるであろうマンハッタンなのですが、よくよく地図を見てみると

ニューヨーク(マンハッタン)は島だった。

というのが今日の驚きです。

囲まれているのは海ではなく川ですが、陸地自体はどことも繋がっていません。今までなんとなくマンハッタンは縦に長い半島だと思っていたのと、地下鉄が川の下を通って他の場所ともつながっているのであまり孤立しているイメージがなかったためかと思います(常識がないもので…)。

それからマンハッタンの中心にはセントラルパークがあり、その他あちこちに大小様々の公園がありますが、今マンハッタンの外周を公園で囲む事業が進められているそうです。もう半分くらいは完成していて、将来的には敷地自体はせまくとも川沿いがすべて公園になる予定らしいです。これから更に「公園を作る」という発想がアメリカらしいのかなと思いました。

2009年11月5日木曜日

MVP

今日はヤンキースが優勝して松井がMVPをとったと友達から聞いて知って(ニュースも見ていないもので…)、初めて新聞を買ってみました。

ニューヨークタイムズの表紙に松井がホームランを打った瞬間の写真が載っています。同じニューヨークにいるとは、なんだかあんまり信じられません。

ピアノ

今日はルームメイトの門下のピアノの発表会があり聴きに行ってきました。

演奏者はバックステージからではなく客席から交互に舞台に上がっていて、いわゆるコンサートというより演奏の機会を増やす為の発表会という感じでした。授業などあったのですがなんとか間に合い、彼女の演奏を初めて聴くことができました。

ところでマネス大には学部、大学院の他にExtension DivisionとPreparatory Divisionというプログラムがあります。私の理解は往々にしてあてにならないのですが…、おそらく前者にはこれから大学や大学院進学を目指す若者や音楽を本格的に学びたいという様々な年代の大人の方々が、後者は将来音楽家を目指そうという子どもたちが所属しています。ルームメイトもそのExtension Divisionに所属して大学院進学を目指しているのですが、今日は同じく他のExtension Divisionの人たちも演奏しました。

中にはかなり年配の方もいました。ある人は、お気に入りの服なんだろうなという気負わない感じの衣装で楽譜も持参でステージに上がりました。びしっとした衣装を着て、張りつめた空気の中もちろん暗譜で弾く若者が続いた後だったのもあり、いくら門下内の発表会とはいえその大胆な振舞いに少しショックを受けました。しかし、それでもその人がピアノを弾き始めるとその音楽にはとても真摯な印象を受けました。時々風で楽譜がめくれてしまうのを直すために(最早あえてつっこみませんが…)何回か演奏が中断する場面もありましたが、それでも弾き始めると音楽は流れていました。ルームメイトによると、その人は67歳の今も毎日3時間練習しているそうです。始終怒ったような表情で楽譜に見入りながら弾いていたその人が、演奏を終えてようやくはにかむように充実した笑顔を見せて立ち上がった時、本当にこの人はピアノが好きで弾いているのだろうなと思いました。いろんな音楽、あるいは音楽との向かい方があるのだなと思います。

2009年11月3日火曜日

夜の学校は好きです。練習室ではExtension Divisionのレッスンも行われているので学校自体には人がまだたくさんいて、それでいて昼間よりも少し静かで。昼が終わったと同時に夜が始まるんだなと思います。

今日は二回目のアッシャーの仕事をしました。今日は個人のリサイタルで、フロントドアーのアッシャーをさせてもらったのでそんなに大変な事件もなく穏やかに終えられました。

2009年11月2日月曜日

昨晩悲しい知らせを受けました。

お世話になった方が突然亡くなったそうです。

その方の生き生きした姿を手に取るように思い浮かべられるのに、もう会えないのだと思い、色々な思いがめぐって離れていることを実感しました。

親しい人を心の中で旅立たせることはとても辛いですが、安らかな旅路をと空に向かって祈ります。

2009年11月1日日曜日

11月

今日は11月1日ということで、時間が変わりました。

今までがサマータイムだったのか、これからがウィンタータイムなのかよくわかっていませんが(汗)、ともかく時計を昨日の夜寝る前に1時間早めるようにということでした。

朝起きてみると、携帯の時計も自動的に変わっていました。

ただ腕時計を調整するのを忘れて過ごしたのですが、常に1時間得した気分でした。体内時計は昨日の延長なので実際その時間になれば眠いはずですが、世間的にはまだあと一時間起きていてもいい!というのはなんだか嬉しいものです。

ハロウィーン

今日はリンカーンセンター内にある、ニューヨーク市立図書館芸術部門に初めて行ってきました。

以前に閉館日に来て諦めて帰って以来でしたが、入館してみると音源も、スコアもこんなにあるの!?というぐらいたくさんあり夢のような場所でした。できる限り通いたいと思います。

ただ、コピーをしようとしてもなかなか用紙のサイズ設定がうまくいかず、さらに両替機があったので10ドル札を入れると、スロットマシンで当たったかという勢いで25セントコインがじゃらじゃら出てきました。そしてなんと10ドル全部コインになっていまいました…。よく注意書きをみると、「1ドル札が切れているときはクォーター(25セント硬貨)で出てきます。」と書いてありました。そんな…。コインで使えるコピー機は一台しかないし、しかもコピーは一枚20セントだしなんて中途半端な。ともかくカバンがコインで重くなってしまいました。

今日はハロウィーンで、夜にはパレードを少しだけ見に行きました。そもそも、今日は町中ハロウィーン気分で、町を歩いている人も地下鉄に乗っている人も、10人に一人は扮装をしているんじゃないかという感じです。祇園祭りにゆかたを着て行く感覚、よりももっとテンションの高いものを感じます。

子どもは年齢に合わせて、かわいい着ぐるみ、ドレス、着るだけでヒーローに見えるTシャツなど、大人はヒーロー・ヒロイン、悪魔、兵士、王様、吸血鬼、魔女、鳥、キャラクター、あとマニアックそうなものまでほんとにいろんな人を見ました。驚いたのは若者だけでなく立派な社会人たちがさらっとした顔で本気の扮装をして出歩いていることです。年配の方もごく普通に角をつけて歩いていたり。写真はわかりにくいですが、扮装して(させられて)いるペットです。ほんとにみんなのお祭りなんだなと思いました。

2009年10月30日金曜日

ユニクロ

今日はNYに一店だけあるユニクロに行きました。その三軒隣にはH&Mがありました…。ともかくジーンズやら買いました。

すそ上げはしてもらえるものだろうかと様子をうかがってみると、日本と同じように安全ピンでとめてくれました。いつできるんだろうと思ってレジに行くと、「日曜日の5時以降に取りに来て。」と言われました。今日金曜日ですがそれだけかかるってことは、週末にまとめて縫うって感じでしょうか…。と思いつつともかく少し服を買えてほっとしました。

夕方は初めてカーネギーホールに行って、Hong Kong Chinese Orchestraを聴きました。入場するときにでんでん太鼓をひとつずつもらって、それを使って最後の曲でオーケストラと観客が共演するところがあり楽しかったです。5階の席だったのですが、会場中の観客がでんでん太鼓を鳴らした時はなかなか壮観でした。ちなみにカーネギーホールの舞台は白っぽかったですが(勝手に京都のバロックザールのような木目調?のイメージでした)、座席と案内してくれる人達のジャケットは真赤でした。

写真は夜のコロンバスサークル(カーネギーホールの近く)の噴水です。

2009年10月29日木曜日

CF

今日はとても感激することがありました。

大学のCF(コンポジションフォーラム)の授業で、希望すればプロの作曲家に一回だけレッスンを受けられるかもしれないという機会があったので、100年早いと思いながらもメールを送ってみると今日会ってもらえることになりました。

作曲の勉強もまだまだで英語も満足に話せないのに、一回きりのレッスンが成り立つんだろうか、せっかく時間をもらうのに申し訳ないと思いながらも、いくつか楽譜を持って自宅に伺ってきました。

以前に送った作品にも目を通して下さっていて、その場で即興演奏も聴いて下さいました。「もっともっと色んな音楽を聴くといい。いい耳を持っているから、たくさんの音楽を聴けばきっと自分の望む音楽をつかまえられるよ。」と言ってもらって、忘れられない日になりました。

2009年10月28日水曜日

アンサンブル

今日は友人が用事があるというので時間を交代し、早朝にレッスンを受けてきました。先々週からピアノトリオに取り組んでいます。

レッスンを終えてロビーに座っていると、ホールからピアノトリオが聴こえてきました。朝からコンサートがあったっけ?と思い掲示を見ると、「マスタークラス(学内外の先生による公開レッスン)」でした。

次の授業まで20分くらいしかなかったのですが、見学自由ということだったので立ち寄りました。

曲目はブラームスのPiano Trio No. 1 in B major, Op. 8の一楽章で、一回目の演奏を終えてもうレッスンに入っていましたが、とぎれとぎれに演奏されるそれを聴いていてとても素敵だなと思いました。

曲がりなりにも音楽を学ぼうとしているからには、音楽に対してただ享受するだけでなく、作る側として責任をもって批判的に見られるようにならねばと感じています。

ただ、今日ブラームスを聴いていて無責任に感じたことは、アンサンブルを演奏している人たちがまるでその瞬間音楽に魂を預けているようだということでした。

今まさにその音楽を生み出しているのは彼らですが、また同時に彼らもその音楽の流れの中にいて、そしてその流れの中では彼ら自身の人生に対してではなく、音楽そのものに自分を捧げているように感じました。そのことがとても崇高に思えて、演奏及び何かを演じる人にはとても惹かれます。

2009年10月27日火曜日

テンペスト

最近Ear Trainingの授業の最後に「This week's question.」というコーナーが増えたようです(初めは授業で歌った曲の出典を聞かれていたと思うのですが、最近は関係ない教養問題です…)。

今週の問題は「テンペストを書いたのは誰か?」

ベートーベン…?

「それも正解だけど、正解はシェイクスピアだ。じゃあシェイクスピアの書いた戯曲のタイトルを挙げなさい。」

えー、ロミオとジュリエット…。

もうちょっといくつかは知っているつもりだったのですが、ぱっと出てきませんでした(さらに、もし思い出しても英語でタイトルを言えたかどうか…)。

まったく授業とは関係ないものの、これは教養だろうなーと思って帰ってウィキペディアで調べてみました。

テンペストは喜劇なんですね。そして悲劇だけでもこれだけあるんだなと…。

タイタス・アンドロニカス(Titus Andronicus、1593 - 94年)
ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet、1595 - 96年)
ジュリアス・シーザー(Julius Caesar、1599年)
ハムレット(Hamlet、1600 - 01年)
トロイラスとクレシダ(Troilus and Cressida、1601 - 02年)P
オセロー(Othello、1604年)
リア王(King Lear、1605年)
マクベス(Macbeth、1606年)
アントニーとクレオパトラ(Antony and Cleopatra、1606年 - 1607年)
コリオレイナス(Coriolanus、1607年 - 1608年)
アテネのタイモン(Timon of Athens、1607年 - 1608年)

ちなみにシェイクスピアの綴りもあやしかったので…。

Shakespeare

2009年10月26日月曜日

今日も





学校を出て、隣にある高校の方を向いた風景です。気をつけて見てみると、結構いろんな木があるようです。

ところで、今そういうキャンペーン中なのかわかりませんが、今日も電車で人に話しかけられました。

考え事をしていると、向かいに座ったおばさんが何やら私に向かって話しています。いきなりだったので全然文脈がわかりませんし、ぜんぜん聞き取れません。そして手には明らかに中国語で「~薬局」と書かれた買い物袋。

さては中国人と思って話しかけられているのかなと思い、ともかく3回ぐらい「わかりません。」という気持ちを表すべく、首を傾げまくってみたのですがなかなかあきらめてくれません(こういうときは「中国語話さない?」と切り上げてくれればいいのに…)。おずおずと「日本人です。」「わかりません。」と言ってみましたが、ともかく何となくようやく流してくれました。

しかし見ていると、そのおばさんは隣のアメリカ人にも同じように話しかけています。そして…通じてる!

おばさんは中国語を話していたのではなかったのです。なまりのある英語で「チャイナタウン!」と連呼していたのが中国語だと思いこんでしまっていたようです。要するに、チャイナタウンに行きたいが、まだ降りなくてもいいか?と聞いていたようです。調べてきてから乗って下さい…。

それにしても、両サイドに座っていたアメリカ人2人ともに通じていたようで「大丈夫、まだよ。」みたいなことを言っていました。

先入観はだめですね。

2009年10月25日日曜日

ハロウィーン一週間前


紅葉にまったく注意を払っていなかったのですが、今は一応秋なのだろうなとふと思いました…。

来週がハロウィーンなので、お店というお店はみんなかぼちゃその他ハロウィーングッズをショーウィンドウに飾っています。

スーパーではスイカサイズのオレンジの南瓜が山積みです。買ってどうするのだろうと思っていましたが、多分顔を彫って飾るのだろうと今は思っています。

明日が音楽史のテストがあり、非常に焦っております(汗)

2009年10月24日土曜日

お勧め

昨日の続きの様ですが、今日も思いがけず見知らぬ人に話しかけられました。

寮の近くに100円均一ならぬ99セントショップがあり、1ドル前後の生活用品を取り扱っています。そこでモップを探していると、近くにいたおばさんにいきなり「どっちの色がいいと思う?」とピンクとブルーのタッパーを差し出されました。

そんな、一緒に買いに来た友達に聞くみたいに聞かれても…。

昨日のことがあったので、しっかり答えようと"In my opinion...,と話し始めましたが、これはもしかしてエッセイなどで使うようなわりと畏まった表現ではなかったろうか…。

「わたくしの意見と致しましては…」と言っていたとしたら(あんなに気軽に聞かれたのに)、それも恥ずかしいな~と思いました。

とりあえずブルーをお勧めしておきました。

2009年10月23日金曜日

英語など

毎日昼食はサンドイッチを作って持っていっているのですが、今日は昨日買ったばかりのピクルスを入れてみるといい具合だったのでお昼は機嫌がよかったです。

それまではきゅうりを入れていたのですがこちらのキュウリはズッキーニサイズで、かつ当たりはずれ(種が大きすぎて妙に酸っぱかったり、古くなっていたり…)があったので最近は入れていませんでした。しばらくピクルスでもちそうです。

ところで今日は駅で旅行者らしき人に電車について聞かれて、頭の中で言おうとしていることを組み立てるのに時間がかかっているとまだ答え終わっていないのに「英語しゃべらないの?」と聞かれて、むっとして「I speak English.」と言ってなんとか適当に答えました。ありがとうも言われず、そばにいると余計むかむかしそうだったので離れました。

留学のことを考えずに日本にいた時に英語で話しかけられたら「I can't speak English well.」と答えていただろうと思いながら、今はそう答えているのが自分でもなんだか滑稽でした。

2か月ここに住んで学校に通って、できないなりになんとか英語で勉強しようとしているのに、旅行者にそんな風に言われて、やっぱり客観的に見るとそれだけ喋れていないんだなというのを感じてちょっと気持ちがざわつきました。

とはいえ、今日は初めてピアニストに伴奏をしてもらって、作曲者の先生も立ち会って下さってのオペラの練習があり、なかなか期待が高まってきました。曲を歌っていて、曲自体に対して、指揮者の指導、伴奏ピアニストの演奏や話し合われることについても今の自分からはとても遠いところにあるように感じてなんとも言えない気持も感じましたが…。

いずれにしても、「なんで勉強するのか考えているうちに、1問解ける。」とよく受験勉強で言われるように、凹んでいる暇に少しでも前に進まねばと思います。

2009年10月22日木曜日

予防接種

今日は、大学でインフルエンザの予防接種を受けてきました。

任意ですが15ドルで受けられ、受けた人の中から抽選で何人かにはアイポッドが当たるとか…。それはともかく、大学側としても流行を防ぐために接種を受けることを奨励しているようです。ちなみに新型ではなく従来型(?)です。

今日などは本当に秋にもどったようで、ダウンのジャケットでは暑いくらいでした。

2009年10月21日水曜日

スイートミーティング

今日は寮に入ってから始めて、スイートメイト全員でMTをしました。

日に日に共有スペースが無法地帯になるのを恐れて数人で企画し、どうなることかと思いながら望みましたが、それなりに話し合いがまとまってほっとしています。掃除当番や、備品調達係が決まりました。ちなみに私は会計係になりました。ほとんどのメンバーはそれなりにいつかなんとかしなくてはと思っていたようで話が早かったです。

今日は授業3つとレッスン、その後オペラのコーラスの練習、そして帰ってMTだったのでなかなか長い一日のようでしたが、ここからまた一週間がんばりたいと思います。

2009年10月20日火曜日

楽器

今日はまた少し寒さが後退し、秋のような(もはや秋という季節があったのかどうかも思い出せないぐらいですが…)空気がもどりました。しばらくこのままでいてくれるといいのですが、今年の冬は寒くなるとの噂です。

今日はESLのカンバセーションのクラスで、自分の専攻している楽器の演奏の仕方をプレゼンするという活動がありました。私は来週することにになりましたが、何人かのプレゼンを聴いてとても興味深かったです。演奏者がその楽器をどうやって演奏しているのか、とてもベーシックなところから目の前で説明してくれるとなるほどと思うことばかりでした。

普段学校で出会う人に自己紹介で聞く質問ベスト3に「楽器(専攻)は何?」というのがあります。聞くと「なるほどね~」と思うのですが、さらにその人の口から楽器について、またどういうことに心がけて日々練習しているのかなどあらためて詳しく聞いたことはなかったなと思いました。

2009年10月19日月曜日

Midterm

気がつけばもう学期の半ばに差し掛かっているようで、今日来週Midterm Testのある授業があることに気づいて(授業の中でアナウンスがあったようですが、聴き流していたのを友達から聞いて知りました…)慌てているところです。

今日は帰りがやや遅くなったのですがスーパーで小さなトマトソースの缶詰を買ってみて、思いっきりトマトソース(を使った)パスタを作って食べました。トマトの味が食べたい気分だったので満足です。

2009年10月18日日曜日

調性音楽

おかげ様で、今日でNYに来て2か月が経ちました。
今日は休養すべく、結局一度も外に出ず部屋の掃除をしたり細々と色々片付けているうちに日が暮れました。

最近は調性音楽と無調の音楽の間にあるステップをどうやって越えていくのか、そして最終的に自分はどういう音楽を書きたいのかということを考えています。

自分は調性音楽が好きだと思ってきたのですが、それすらもちゃんと勉強して書いたことがないという思いがあり、無調の曲はまだまだ遠いと思っていました。調性音楽と無調の音楽の間には大きな溝があるように思えるのに、つまり学校で習う理論の基礎は調性音楽で、演奏会で演奏されるプログラムもその多くが調性音楽の名作であるのに、現代の作曲家たちはどうやってそれを超えて自分の曲を書いているのか。

こちらに来てアメリカの現役の作曲家が書いた、調性音楽でもなくかつ素敵だなと思う曲をいくつか聴くとその思いは強まりました。

昨日は理論専攻の友達にその疑問を打ち明けてみて、ようやく具体的な形で少し客観的に自分を見ることができました、どういうことを勉強していけばいいか、いろいろとヒントをもらいました。

夢はミュージカルの音楽を書くことなので、結局は調性のある音楽を書きたいと思うのではと思うのですが、今ここにいられることに感謝して、ともかくできる限り勉強をしたいと思います。

オペラ

今日は夜、学校のコンサートホールでマネス大の先生の作曲したオペラを観てきました。オーケストラが30人以上というかなり大きな編成で、中にはつい数日前オーケストラのコンサートに出ていた学生が何人かこちらにも出ていてすごいなと思いました。

今日はその他いろいろと作曲の勉強について考えることがあり、考えをまとめておきたかったのですが結構帰りが遅くなったのでまたいずれゆっくり書かせてもらいたいと思います。

2009年10月16日金曜日

ピアノクラス

今日は前に休みだった分の振替で、ピアノクラスがありました。

普段は前半はそれぞれが練習している曲を聴いてもらってディスカッションしながら指導を受け、後半はみんなでキーボードハーモニー、というグループレッスンです。

しかし、今日は振替だったので個人で見てもらい(以前ティーパーティーに招待して頂いた先生です)、 バッハのプレリュードを指導してもらって感銘を受けました。

1ページほどの曲で、装飾音以外には音を弾くだけならそれほど苦労を感じなかったのですが、自分で弾いていてそれ以上のことが考えられずにいました。

「音は全部あっているから、次は音楽を弾いてみなさい。」
「それは音楽家の弾き方ではない。作曲家の弾き方ではないわ。」
「あなた個人が感じるままに弾いてみなさい。」

と先生の言われることをなんとかピアノで弾こうとするのですが、「感じるままに」「音楽的に」弾くということの具体的なイメージが出来ませんでした。

ところが、先生の指摘でよく楽譜を見てみると、その箇所は和音が分散されていたのですが最後の音は「導音」でした。

つまり、その箇所は小節自体がドミナントになっていて、次の小節でトニックにもどるという音楽にとって重要な「解決」の場面であったので、演奏においても自ずからテンポであったり音の重みであったり、聴く人にとっても「解決」として感じられるように音が扱われるべきだと、それが音楽として感じるということだ、と教わりました。

そのようにその先も見ていくと、楽譜のどの小節にも音にも音楽的な根拠があり、無駄な所がないとわかりました。楽譜(music)には本当に音楽が詰まっているんだなと思いました。

音楽を学んできた中で、当然知っているべきだったことを理解しないままに今ここにいるのが恥ずかしく思う面もありますが、また同時に今までぼんやりと「音楽とは何か」と手立てもなく考えていたことの仕組みを知ることができそうだと思うと嬉しくもあります。

ともかく、勉強しなければと思います。

2009年10月15日木曜日

マネスオーケストラ

今日は小雨が降り続くお天気で、最近では一番寒い日でした。吐いた息がついに白くなりました…。

そして、今日はマネス大のオーケストラのコンサートを聴きにAlice Tully Hallに行ってきました。入場すると、このホールで開催される他のコンサートと同じようにプレイビルが用意されていて、またお客さんも学校関係者だけでなくかなり大勢で、恒例のコンサートになっているんだなと思いました。

曲目は
ヴォーン・ウィリアムスの ”Fantasia on a Theme by Thomas Tallis”
ドビュッシーの ”Nocturnes”
ブラームスの ”Symphony No.4 in E minor, Op.98”
でした。

曲目からもストリングスの音色が際立ったのですが、ともかく豊かで、その他それぞれの楽器のソロもとてもよかったです。

今朝一緒に授業を普通に受けていた人が、ステージで演奏しているのを聴きながらなんとも言えませんでした。もちろんそれぞれ家族が聴きにきていたりはするのですが、私にとってはとても大きな本番に思える個々の演奏会が、彼らにとっては日常の延長線上にあるようで。

こんなことに驚いたり感慨を抱いたりしているようではだめだと思いながら、自分も何か形にしたいと思いました。

2009年10月14日水曜日

メロディー

今日はレッスンでした。
今週から新しい曲に取り組んでいます。

「和声のないメロディーはあり得るけれど、メロディーのない和声は考えられない。」

和声とメロディーは同時に成立するものだと思っていたのですが、どうやら自分はかなり和声に依存していたのだと気が付きました。

今週の課題は再び「メロディーを作る」です。

2009年10月13日火曜日

郵便

今日は荷物の発送でばたばたしました。

日本の奨学金に応募するべく準備していた書類がようやくそろったので、今月の締め切りに間に合わせるべくどうしても今日出してしまいたかったもので…。

書類を所定部数コピーして郵送しなければならないのですが、図書館でミスコピーをすること約1ドル。

郵便局で国際郵便用の箱を貰うべく窓口に並ぶこと15分(寮の近くにある古い郵便局なのですが、たくさんある窓口のうちいつも3.4個しか開いていなくて、混んでいるのになぜか雰囲気は閑散としています)。

帰って書類の順番をそろえて梱包してから再び郵便局に向かい、窓口に並ぶこと15分。

並びながらプラクティスセンターの予約の時間が迫ってきて、おまけに部屋の鍵とメトロカード(地下鉄のカード)を寮に忘れたことに気づき、荷物を出せた後上の空で入口に向かうとなんだか閑散とした郵便局に「ミス!ミス!」という呼び声が響いていました。…あ、もしかして私をお呼びでしょうか…?レシートにサインをし忘れてしまったようです。しかし、ともかく慌てて窓口に戻ったもので、サインとはじめ気付かずにそのレシートすらもらって帰ろうとした始末です。ほんとに…。

もうちょっと何事にも落ち着いて対処できるようになりたいものですが、ともかく荷物が出せたのでほっとしました。

2009年10月12日月曜日

風邪予防

今日は少し風邪っぽく、りんごを食べたり少し昼寝をしたりしました。

こちらではレストランに行っても(ほとんど行きませぬが…)、おしぼりが出てきたことはありません。しかし学校の施設等にはよく「サニタイザー」(手を清潔にするための消毒液の出る機械?)が設置されているのを見ます。風邪予防の意識が高いのか、ちょっと違った形なのか…。個人的にはやっぱりおしぼりの方がさっぱりして好きだなと思います。

迎え

夕食を食べ終わってほっとしていると、今日カナダから帰ってくる予定のスイートメイトからルームメイトに電話がありました。

荷物が多くて一人で運べないので42nd Streetまで迎えに来てほしいと…。もうかなり夜も更けてますが、今からあの繁華街に行くの…?タクシーなど使って帰ってきてはもらえまいか…。とよっぽど思いましたが、ルームメイトを一人で行かせるわけにもいかず出かけました。

その後、言語や通信の問題で大いに行き違い、機嫌が悪くなりがちでしたが最終的には地下鉄の駅で会えて和解(?)できたのでよかったです。

週末があっという間に終わってしまいました…。

2009年10月10日土曜日

英語とサッカー

今日は空が青くて高かったです。
プラクティスセンターの帰りに地下鉄に乗ろうとしたら、メンテナンスのために付近の5.6駅には今日は電車が止まらないとの張り紙があって地下に降りることすらできませんでした。毎週末このような感じで、地下鉄は何かしらメンテナンスのために停まる電車が変わったり、普段停まる駅に止まらなかったりします。いつか、設備が万全になる日がくるのでしょうか…。

そういうわけで、バスに乗ればいいものの今日はやけにたくさん歩いてしまいましたが、お天気がよかったのでそんなに悪い気はしませんでした。

ところで、英語が喋れない時には大学時代に部活でサッカーを始めた時の事を思い出します(サッカーは大学から始めて、約3年で引退したのであまり上達しないままでしたが、何かにつけてそこでの経験を思い出します)。

練習の中で、ドリブルやフェイントを練習することがありました。何でも形から入るのが好きなのでその練習は好きだったのですが、試合の中で相手を前に実際にできたことはほとんどなく、結局何のアイディアもなく相手に対峙してボールを取られてしまうことがしばしばでした。練習の中で動作自体はできるようになっても、試合中に瞬時に状況判断をしてうまくできるまでには随分大きなステップがあるように思いました。

英語でも、文章を書く時には気持ちにも時間にも余裕があり見直すこともできるので、知っている単語や文法は使うことができるように思います。しかし、会話の中では相手を「待たせてはいけない」とか、「ものすごく片言になっている」と焦ったりで、後になってこう言えばよかったのに何で思いつかなかったのだろうと思うことがしばしばです。
もっと積極的に人に話しかけて喋る機会を見つけないと、と思います…。

エンパイアステイト

今日はConversation Partnerとのミーティングの日で、話していて、「エンパイアステイト(Empire State)」というのがニューヨークのニックネームだということを初めて知りました(単にビルの名前だと思っていました…)。「ビッグアップル」もニックネームだそうですが、エンパイアの方が公式なニックネームらしいです。平気で知らないことが多いです(汗

夕方はオペラの合唱の練習に行きました。歌科の皆さんの間で歌わせてもらってつくづく人の声とは美しいものだなと思いました。オペラは11月中旬の本番に向けて、パートでの練習から合唱の練習に入りました。キャストやオケと合わせるのが楽しみです。

2009年10月9日金曜日

図書館

今日は授業が終わった後4時間位図書館にこもって宿題などしました。時折あまりの眠気に、もうだめだー、と思うのですが、それさえ過ぎ去ってしまえば何とか持ちこたえられました(何に…?)。

マネス大の裏側は学校(高校か中学)で、図書館の窓からは校庭の賑わいが聞こえてきます。窓から風と共に入ってくるそれを聞くのはなんだかほっとして好きです。

今日こそは早く寝ようと思いつつ、最近寝るのが遅くなりがちです…。

2009年10月8日木曜日

弦楽四重奏曲

今日はレッスンで、ついに7月から取り組んできた弦楽四重奏曲が一旦仕上がりました。

弦楽四重奏曲とは言っても4楽章を備えているわけではなく、単一の6分ほどの曲です。それでも書くのは自分なりに必死でした。

いかに主体的に古典の勉強をしてこなかったか、そしていかに自分の気分や限られた視野の中だけで曲を作ろうとしていたかを実感しました。この一曲を書く間に果たしてそのうちどれだけのことが勉強できたのか。むしろ書き進めることに必死でまたしても通り過ぎてしまったとも感じています。

それでも、次に書く曲は「古典のルールに捉われ過ぎず自由な発想からスタートするように。」とアドバイスをもらいました。

今は「音楽の基本的な勉強を積み重ねながら、本当に自分の書きたい音楽を見つけてそれが書けるようになる。」というのが目標です。

2009年10月6日火曜日

ライトアップ

近頃のエンパイアステートビルです。

どういう日にどういういわれがあってそうなるのか分かりませんが、時々カラフルなライトアップがなされます(この他に青、赤・黄、オレンジ等)。下の白っぽい光がいつものライトアップです(写真はちょっとぶれていますが…)。

でもこれが一番好きです。


今日は朝電車でEar Trainingのソルフェージュのイメトレをしているつもりだったのですがどうにもうとうとしてしまい、気がついたらひと駅乗り過ごしていました…。

2009年10月5日月曜日

銀行

昨日一週間分の洗濯をしようとランドリールームに行くと、「使えません!」と書かれたテープが貼りめぐらされていて、洗濯機がすべて使用不可になっていました…。それが今日は復帰したそうなので、ともかく洗わなければ気が済まず洗濯したものの乾燥が足りず(時間を追加すればよかったのですが混んでいたもので…)、今はロフトベッドの周囲が自然乾燥中の洗濯物で包囲されています。その中から書いております。

前置きが長くなりましたが、今日はついに銀行口座を開きました。

開くべきか、開かざるべきか迷いながら先延ばしにしていたのですが、何かと口座を持っていないと小切手が使えないなど不便かとついに開く事にしました。

幸いにも既に同じ銀行に口座を持っている友達が一緒に来てくれたので、何と今日行って今日中に開けました(当たり前かもしれませんが、思っていた以上にスムーズだったもので…)。

懸案が一つ解決して感謝です。

2009年10月4日日曜日

Usher job

今日は初めてコンサートアッシャーの仕事をしてきました。

今日組ませてもらったのが、2年生の日本人の友達だったので色々丁寧に教えてもらえてとてもラッキーでした。

アッシャーには、バックステージで入場・退場のドアの開け閉めと客席のライトの管理をする役割と、フロントドアの前で演奏中にお客さんが入ってこないように対応する役割があり、今日は意外にもバックステージを担当させてもらいました。色々聞ける今日やっておかないと、ライトのどれをつけるかなど英語で聞いて理解できる自信もなかったので…。

今日の演奏会はハイドンのピアノソナタで、この間聴きに行った「The Mendelssohn Salon 2009 Yearlong Festival 」の2回目でした。ところでこの前書いた時にはやはりよくわかっていなかったのですが、メンデルソンサロンという名前ながらこの一連のコンサートの中にはむしろハイドンのソナタが多くのプログラムを占めるようです。(無言歌はあの一晩だけだったようです)そういうわけで今日は8曲のソナタが演奏されました。

舞台には袖がなく、入場は舞台左手奥のドアからなので、バックステージからそのドアの開け閉めをします。ドアにはマンションのドアなどと同じような感じの覗き穴(?)がついていて舞台の様子がうかがえるのですが、それが取り付けられている位置が高いのでつま先立ちしないと見えませんでした。今日の失敗は前半拍手が鳴りやまなかった時に、それがお客さんが演奏者を呼んでいるのだと気付かずに次の演奏者を送り出してしまったことです。この前の演奏会ではそういう状況はなかったので準備はなかったのですが…。なんで拍手がなりやまないんだろうと思っている間に気づくべきでした…。後で聞くと、それもそんなによくあることではなく、今日はみんな上手だったからじゃないか、ということでした。時に演奏を控えて待っている演奏者たちよりあたふたしてしまってこれじゃいけないと思いましたが、ともかくなんとか初仕事を終えられたようでほっとしました。

2009年10月3日土曜日

Tea Party

今日は、Piano classの先生がfreshman(一年生)をティーパーティーに招待して下さっていたので、East sideにあるアパートに伺って来ました。そのため今日は初めてバスに乗り、セントラルパークを抜けました。(バスは乗り方も降り方もよくわからないので、できるだけ乗るまいとしていました…。)

普段はwest sideばかりを行き来しているので、East sideに来てみると雰囲気が違って、京都にもこんな雰囲気のところがあったなとふと思いました。

先生のお部屋はとても素敵でした。グランドピアノが置いてあって、家具はこだわりのアンティークで品よく飾られていました。「全部古いものだし、それにほとんどもらった物よ。」と仰っていましたが…。5人の学生が集まって、お茶とサンドウィッチを頂きながら色々話をしました。

先生はかなりお歳を召してらっしゃると思うのですが、とても明るく知識が豊富でバイタリティーに溢れていて素敵な方です。今や世界で活躍している演奏家の幼少期の印象などを話して下さり、「あの二人が今やそれぞれ素晴らしい演奏家になったのだから…。」と言われているのを聞くと、ずっとここで音楽に関わって生きてこられたのだなと思いました。

「やりたいと思う事があって、そしてそれが自分に少しでもできそうだと思うならやってみるべきよ。例えそれができるかどうかが今はわからなくても、やってみなくては。」と言われた時は泣きそうになりました。

泣きそうになるほど自分は頑張れているのか、と思いながら何か胸がいっぱいになりました。

無言歌集

今日は友達が出演する演奏会があったので聴きに行ってきました。写真は開演前の学校のコンサートホールです。

「The Mendelssohn Salon 2009 Yearlong Festival ”Songs Without Words"」という、メンデルスゾーン(メンデルソン!)の『無言歌集』各6曲全八巻(48曲)を、一人3曲ずつ演奏するという演奏会でした。

常にいろんな事がよくわかっていないのですが、どうやらこのコンサートは後6回ほどあるようで、その日ごとに違う門下の生徒が演奏するようです。

授業が始まって一か月、挨拶をする位の知り合いは少しできましたが、彼らの演奏を聴いたことはまだありませんでした。今日は何人か授業で一緒の人達が演奏するのでぜひとも行かねばと思っていました。

演奏を聴くと、良い意味で驚く部分もありましたが、逆に納得する部分もありました。普段のその人の印象から、何となくこういう演奏をするんじゃないかなというのが大きくは外れていませんでした。とてもぼんやりとした印象ですが…。もちろんどの曲を演奏することになったかというのは大きいと思うのですが、3曲弾く間にその人のピアノへの向かい方や音との距離の取り方が何となく感じられるように思いました。(聴いている方は気楽なもので…)なんだか帰りは気分が高揚していました。

2009年10月1日木曜日

食堂


今日は授業が終わってから夕方カフェテリアに行き、今日こそ写真を撮って来ました。

こんな感じのメニューです。

2009年9月30日水曜日

作曲

今日はレッスンで、この一週間string quartetの再現部を考えていたのですが一向に進まず焦っていました。

「たくさんの曲を見なければ、何ができて何ができないのかがわからない。」とレッスンの度に先生からアドバイスをもらい毎週いくつかの曲にあたってみるのですが、自分の今やっていることに比べてなんと鮮やかな展開なのだろうと思い、またそれを自分の曲にどう応用できるのかと思うと圧倒されてしまったりします。ともかく、作曲を志す時点でやっていなければならなかったであろうことを今遅ればせながら、ともかく少しずつでも積み重ねていかなければと思います。

例えば作曲が、「編成」という部屋を決めて、そこに「理論」という家具を置いて、「アイディア」という素材を用いて内装を構成していくというようなものであるとするなら、今はあてもなく部屋の模様替えをしているような気がします。

たくさんの作曲家の曲を勉強していれば、編成という空間の使い方も、アイディアの配置の仕方も、根拠をもった選択肢があるのだと思います。理論を良く勉強していれば、より多くの素材を整然と配置することができるのだと思います。

今は、誰にでも開かれている「音」の倉庫に行っては真っ暗なその中を手さぐりで音を拾ってきて、部屋に帰ってレイアウトしてみては、これは使えそうか使えなさそうかやっているような気がします。
ともかく来週に向けて、また切り替えてやっていこうと思います。

2009年9月29日火曜日

ドッペルドミナント

今日は入試の時からお世話になっている、Theory専攻の友達にTutorとして1時間、授業でわからないことをみっちり質問させてもらいました。

そこで色々と謎が解けたと同時に、カルチャーショックだったことがありました。

音楽之友社 『和声 理論と実習Ⅱ』で「Ⅴ度のⅴ度」として説明されている和音のことを、今までドッペルドミナント(Doppeldominante)と呼び、記号はⅤの上にⅴを積み重ねて表記してきました。

ところが、こちらではそれも違う呼び方、書き方をすると知りました。

ドッペルドミナントのことは"Secondary dominant"、もしくは"Applied dominant"と言うそうです。
なんだか慣れないのでピンときにくいです…。
表記の仕方も/、及び矢印を用いる二種類があるそうですが、ローマ数字の二段重ねで一つの記号で表すことはないそうです…。
(9/30追記:書き方が曖昧でした(汗)こちらでのドッペルドミナントにあたる和音の書き方はローマ数字と共に/と矢印を用いるもので、例えばⅤ/Ⅴ、Ⅴ→Ⅴ(実際に書くとき矢印はちょっとラウンドしています。)という感じです。)

まだ授業では出てきていないのですが、もし出てきてもそれがドッペルドミナントのことだとは分からなかっただろうなと思うのでふと聞いてみてよかったです。

それにしても驚きましたし、逆に驚かれました。同じものを指すにしても、イメージとして持っているものが違うのはなんだか不思議でした。

2009年9月28日月曜日

優先順位

大学受験の時に高校の先生が、「遊んでいても、風邪で寝込んでいても、勉強してないのは一緒です。」と言っていたのを思い出します。

また、ただ取り組むのと成果をあげることができるのとは違うなとも思います。

…つまり、この三日間他の課題を置いて今書いている曲の構想にかなり時間をかけたのにも関わらず、あまり進めていません。とても焦るのですが、それでも今日中にTheoryの宿題はやってしまわなければなりません…。

優先順位をつけてそれを実行しながら管理する、というのが本当に難しいなと思います。

2009年9月27日日曜日

眠気

今日はなんだか朝から眠くて仕方がなく、プラクティスセンターでも起きていられなくて、帰って初めて昼寝をしました。そしてなんだかおやつをたくさん食べてしまいました…。

明日はYom Kipperというユダヤ教徒の人たちにとって大切な祝日らしく、学校もお休みです。9月にはLaibor dayもあって月曜の祝日が2回目なので、今度の火曜日は月曜日の授業になります。休みがあるのはなんといってもありがたいのですが、Theory(対位法)の授業が月木にあるのが来週は火木になるのが目下心配です…(ただでさえ毎週教科書を読むのに時間がかかって宿題がぎりぎりになるので…)。

本当は今日ルームメイトが彼女の先生のサロンコンサートに誘ってくれていたのですが、それも見送りました。帰ってきて彼女が「よく寝られた?1時間でもいいし、時々眠った方がいいよ!」と言ってくれて、いい子だなあとしみじみ思いました。

2009年9月26日土曜日

出会い

今日は友達にKorean Townにあるチャプチェのおいしいお店に連れて行ってもらいました。本当においしくてお腹がいっぱいになって、そしてたくさん話ができてとても満足でした。

ここに来なければ出会えなかっただろう人たちに出会えて、自分にはなかった発想や考えを聞けることはそれだけでとても貴重なことだと感じています。がんばらねばと思います。

2009年9月25日金曜日

CPとUsherと演奏会

今日は割合いろんなことがあったように思います。

授業が終わってからConversation Partner(CP)と会って来ました。CPというのは留学生サービスの一環で、ボランティアで参加してくれている学生及び学校関係者が留学生と定期的に会って話して、会話力の向上を手助けしてくれるというプログラムです。

当初は学生がCPになってくれるはずだったのですが、結局彼女は忙しくてできないということで新たにCPを紹介してもらい、今日初めて会いに行ってきました。彼は15年前からThe New Schoolで働いているそうで、こんな忙しそうな人にボランティアで会話の相手をしてもらっていいのだろうか…。と思いましたが、とても紳士的で親切な人でほっとしました。

その後マネスに戻り、Usher jobのミーティングに参加しました。アッシャーとはコンサートの椅子出し等設営をする仕事かと思っていたのですが、それは学校内の設営を専門に担当している人たちがやってくれるようで、実際コンサートの運営そのものを担当するということがわかりました。1コンサートにつき2人で照明の操作・プログラム渡し・演奏中の出入り管理等をするそうで、責任重大だと少々不安になってきました。ともかく10月に初めての仕事があるようなのでそれまでに要綱をよく読まないと…というところです。

その後、マネス大のコンサートホールでstring quartetの演奏会を聴きました。コンテンポラリーだったのですが、60年代に作曲されたstring quartetとElectronic Tapeの曲では、ホールの左右のスピーカーから流れる水音や雷鳴、鳥のさえずり等電子音とstring quartetが交互に、もしくはオーバーラップするように共演して不思議な感覚を覚えました。

なんだか本当に箇条書きの日記になってしまいましたが…。ともかく今週は予定が色々と入ってあっという間だったように思います。色々思ったり感じたりもするのですが、なかなか目まぐるしいです。

2009年9月24日木曜日

地下鉄

今日は授業が終わったあとカフェテリアに行きました。学生証がプリペイドカードになっていて(一定額が既に学費に含まれている)使い切らなければ逆に損になるので、私の寮からは地下鉄で1駅のところにあるそこに週一回くらい食べに行っています。

今日はその料理の写真でも撮って載せてみようと思っていたにも関わらず、あまりにお腹がすいていたのですっかり忘れて食べてしまいました…。ワンプレートに3種類ミールが選べて、飲み物とチップスがつくのが夕飯の一番一般的なメニューです。また次回あたりこそ載せてみたいと思います。

ところで地下鉄に乗っていると、時々乗ってきた人がいきなり歌い出して「おおっ」と思うことがあります。正確には、「歌うために乗ってきた」のだと思いますが、今日はちょうど乗っていた場所に一番近いドアのところにギターとアコーディオンの二人組がやってきました。そして、おもむろに弾き出したのですがギターとアコーディオンのピッチが大幅にずれていてどきっとしていると、さらに歌い出し…。でも歌は上手でした。ともかく次の駅に着くまでに一曲演奏して、ドアが開く前にお客さんに帽子を差し出して集金を募っていました。私はその駅で降りる予定だったのでそそくさと降りましたが…。

電車の中でそんなに全力で歌う??と思うことも多いですが、それも日常の風景のようです。写真は最寄駅の構内です。

2009年9月23日水曜日

避難2

お昼前の授業が終わって教室を出ようとした時、けたたましいビープ音が鳴り出しました。

何か、つい最近にもこんなことがあったような…。

ともかく学校も寮と同じく警報の音の大きいことこの上なく、耳をふさぎながら階段に向かい、建物を出て道の向こう側に待機しました。これだけの人が学校にいたんだなと、知っている先生や学生の顔をあちこちにみながら待つこと数分すると、もう戻っていいようでした。

先生が「日本ではこんなことはないでしょ。」と声をかけてくださって、ようやくこれが避難訓練だったことを知りました。どうりで、警報が鳴ってすぐに学校の責任者が「Fireなんとか」と書かれたゼッケンをつけて誘導していたわけです。抜き打ちにも程があると思うのですが、ともかく授業と授業の合間10分の出来事でした。

レッスンの後、「Composition Forum」という大学院の授業に参加しました。院生は必修の授業だそうですが、学部生は出席自由だと教えてもらったのでさっそく参加しました。作曲の学生が集まる授業はなかなかなく、今日は学内のコンペティションの紹介と自己紹介が主でした。

実際、毎日授業について行くのにも今書いている曲にも必死で、作曲について今まで自分が学んでこなかったことを実感する度それをどうやって埋めて行ったらいいのかと思いながらやっています。でも昨日の合唱といい、今日の「Composition Forum」といい、他の作曲の学生と会ったり主体的に活動している人に会うと、それ(課題をこなしている)だけじゃだめなんだろうなという気がしてきます。なんとか少しでも前進したいです。

2009年9月22日火曜日

SSN

今日は授業のあとに、ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN:アメリカで働くために必要な番号)を申請してきました。

大学にはオンキャンパスジョブがいくつかあって(図書館、プラクティスセンター、コンサートアッシャー等)、結構大学のあちこちで学生が働いています。留学生も1週間に20時間までならオンキャンパスで働いていいことになっています。

そういうわけで、私もともかく日々消費生活なので、少しでも稼げるならとコンサートアッシャー(たぶん、コンサートの椅子出しなどをする仕事)に応募したら、一応雇ってもらえました。実際そんな余裕はあるのかというところですが、シフト制だと聞いたので…。

それで、いつかとらないといけないんだろうなと思いながら、SSNの申請は仕事をもらってからだと思ってぼんやりしていたのですが、韓国人の友達がとりに行くと聞き、教えてもらうままに書類をもらい、オフィスに行き、申請してきました。2週間ほどで郵送で届くそうです。

なにもかも、「たぶん~」「~らしい」でやっていて、非常に頼りない気分です。

その後、大学の先生が作曲したオペラの合唱に参加させてもらうことになったので、パート別のリハーサルに初めて参加しました。コンテンポラリーの曲で、音がぶつかっていたり減音程が多かったり、変拍子だったり、歌詞も英語でなかったり難しそうですがとても美しそうです。またリハーサルの様子など書きたいと思います。

2009年9月21日月曜日

楽語2

またしても楽語についてですが、あまりに英語の楽語を知らずに来たなと実感します。

music 「楽譜」
movement 「楽章」
もこちらに来て知りました。

読み方が違うために、パッと反応できないのは
sequence ”シークエンス”(「ゼクエンツ」)
unison ”ユニソン”(「ユニゾン」)

知らなかったなあと思うのは、
「加線」 ledger line
「五線」 staff, staves
「アウフタクト」 pickup, anacrusis

そして、そんな風に覚えるの!?と意外だったのは
Every Good Boy Does Fine
FACE

上がト音記号の五線上の音を、下が間の音の覚え方らしいです。アメリカの子どもたちはこうやって覚えるのでしょうか。

今週も一週間が始まりました。

2009年9月20日日曜日

Reの発音

今日は日曜日ということで朝起きてスカイプを開き、一週間分の食料の買い出しに近くのスーパーまで行き、帰ってきたらスーツメイトが台所を掃除してくれていたので一緒に小掃除をして、その後プラクティスセンターに出かけました。

そして、帰って来て玉ねぎを冷凍すべく解体している(非常に大きいので)と目に滲みて、泣きながら切っていると「どうしたの!?」と言われ、「なんで玉ねぎ切ってるの!?」と言われ、「いや冷凍するから…」と言いつつ夕食を作り…。荒唐無稽な感じですが、なんとなく休日の過ごし方が定まってきました。

プラクティスセンターでは主に、Keyboard、Ear Training、Piano classの課題を練習するのと、曲の構想を練ったりしているのですが3時間があっという間に過ぎてしまいます。

ところで、Ear Trainingではスコアリーディングとソルフェージュや視唱をするのですが、その際「ドレミファソラシ」の発音で意外に苦労するところがあります。「レ」と「ラ」の発音が違うので…。日本語ではラ行としてその違いを意識したこともなかったのですが、そういえば「レ」は"Re"で「ラ」は"La"と書きます。「シ」のことは「スィ」と思っていましたが、 問題は"Re"です。Rの発音にすると、ずいぶん「レ」が丸くなるというか、手間をかけた響きになるように思います。一方「ラ」もより薄っぺらい印象になります。つまり二つの音の印象がだいぶ違うのですが、時々区別がつかなくなります。発音の仕方よりも音を正しく読める方が明らかに大切なのですが、時々気にしてしまいます。

2009年9月19日土曜日

今日はとても気持ちのよいお天気で、朝からプラクティスセンターに出かけました。空気はすっかり秋っぽいです。

秋と言えばなんだか運動会を思い出します。そんなに走るのが早かったわけでもないのに、運動会に対してはなにかしら期待感みたいなものを持っていたのかもしれません。もう自分が運動会に出ることなんてないのに、秋になるといつもこの気持ちを思い出します。

…それはさておき、プラクティスセンターを出た後は、市立図書館に行って英語の宿題をしました。市立図書館の自習室はとても静かに集中できるので好きなのですが、空調が寒いのであんまり長時間いられないのが難点です。

夕方は韓国人の友達とカフェテリア(寮の食堂)に行きました。マネス大にはアジア人の学生がとても多いのですが、その中にはアメリカに住んでいたり留学していた経験があって、すでに英語を自分のものにしている人も多いです。彼女も今の実家はバンクーバーで英語はまったく問題ないのですが、8歳の時に韓国から引っ越した時には一から英語を学び始めたそうです。彼女が親切にしてくれたり、私がうまく話せなくても根気よく聞いてくれたりするのは、自分も英語がうまくしゃべれなかった時期を経験しているからなのかなと思いました。とてもありがたいです。しかし一方でそういうこともあってか、なんとなくアジア人の方が話しかけやすいというのもあります。拘らずに色んな人と話せるようになりたいとは思うのですが…。

2009年9月18日金曜日

避難

昨晩のことですが、ちょっとした騒動がありました。

ルームメイトが「ベッドに入る時が一番幸せ~。」と言って先に寝てから少しした頃、けたたましいブザー音が部屋中に鳴り響きました。あまりにうるさくて、ドアを開けるために一瞬耳をふさぐ手を離しただけでいたたまれないぐらい大きな音でした。

廊下を見るとどうやらみんなパジャマに上着を羽織って部屋から出てきていて、私も起きてきたルームメイトと部屋の鍵だけを持って階段に向かいました。廊下に出るとなにか煙の臭いがして、誤作動と思っていたのにまさかと思いました。一階に下りて外に出ると、寮に住んでいる学生全員が外にでて道の向こうに待機して様子を見ていました。みんなだいたいパジャマで(12時くらいだったので)、地下の練習室でチェロを練習していた女の子などチェロと弓だけ持って避難してきていてなんだか気の毒でした。

結局数分すると、3台ほど消防車がやってきました。外から見上げたところ火は見えず、消防隊員の人たちもそんなに緊急の様子ではなかったのですが、もしどこかから火が出ていたらと思うと不安になってきました…。「パスポートとか全部置いてきた!」「私のトランペットが~。」「ポケットに25セント入ってた!」などと、夜中の緊急事態に変なハイテンションで待機を続けること40分あまり。消防車が帰っていったので、何のアナウンスもないままもう大丈夫らしいということでみんな寮に戻って行きました。一体なんだったのか…。それでも、部屋に戻ってみると天井がところどころ壊れていました。火元を確認するために多分消防士さんが壊したようでした。

今日になって、その一件の報告書があちこちに貼り出されていたのですが、どうやら火元は寮ではなかったようです。別の建物からの煙が換気口から入り込んだようで、それでなかなか火元が確認できなかったのだとか。

ともかく、ほんとに火事にならなくてよかったです。

そんなこんなですが、今日でNYに来てからちょうど1か月が経ちました。ブログを読んで下さっている皆様、ありがとうございます。おかげさまです。

2009年9月17日木曜日

演奏会

今日はとても涼しくて、少し秋の気配を感じました。

金木犀が香り始める季節が好きなのですが、ここにもあるのでしょうか。ともかく風の匂いや温度が変わると急に我にかえるというか、時間が移ろっているんだなと思います。

今日は夕方演奏会を聴きに行ってきました。とはいえ道に迷って遅れてしまい、前半のモーツァルトのピアノコンチェルトは聴き逃してしまったのですが…。後半のベートーベンの交響曲第7番は聴けました。The American Classical Orchestraという、17世紀から19世紀のレパートリーを主とし古楽器で演奏する楽団で、確かに音色を渋く感じました。

2009年9月16日水曜日

今朝は起きる直前に右足がつったのですが、なぜか今は左足が痛いです。

今日はレッスンで、ともかく必死でしたが来週にむけてまたがんばりたいと思います。今はというと明日のcounterpointの宿題がまだなので…、それをなんとかしてから寝ようと思います。ともかく火曜水曜が一週間の山場です。

2009年9月15日火曜日

今日はもうAlexanderのクラスがないので先週よりは時間ができたのですが、それでもあっという間に過ぎてしまいました。

ところで最近は、3食のパターンが決まってきたので食事のことを考えるのが楽です。

どうでもよいことですが、少々食事のパターンを書きだしてみたいと思います。

朝:ミニベーグル×2、クリームチーズ、牛乳
昼:サンドイッチ(具→きゅうり、ハム、チーズ)×2、水
夜:パスタorそうめん(具→トマトソースorチキンブイヨン、卵or豚肉or鶏肉or牛肉、玉ねぎ、人参、じゃがいも)、水
間食:りんご、クッキー、紅茶

ほぼ毎日このような感じで…。食べるものが決まって買出しも楽になってきました。

2009年9月14日月曜日

楽語

今日はChorusの授業で今まで歌ってきたドヴォルザークのMass in D major Kyrieを歌い切りました。とても美しい曲で好きだったので、もう終わってしまうのかと少し残念でしたが、来週からはメンデルスゾーンを歌うそうです。ちなみに、メンデルスゾーンのことは「メンデルソン」と発音するようで、違う人のように思ってしまいます…。

楽語では、よく使う言葉のはずなのに英語で何と言うのか知らないものが多くて焦ります。

例えばTheoryの初回の授業で先生が"Cantus Firmus"という言葉をしきりに使うものの何のことかさっぱり分からず。帰って調べると「定旋律」と出て、ああ対位法をやるのか…とようやくわかったことがありました。

他にも「小節」の意味でのmeasureを「長調」の意味のmajorと聞き間違えたり、今度は「小節」がmeasureだと思っていると、場合によってはbarと言うこともあるらしく、特に聴音の時など焦りました。

また、八分音符のことはeighth note、十六分音符のことは sixteenth noteと言いますがすが、四分音符はforth noteではなくquarter noteです。二分音符がhalf note、全音符がwhole noteなことから考えればわかりそうなものですが、ついquarterから付点を想像してしまい、危うくすごいテンポで課題を練習しそうになりました。

写真は、プラクティスセンターからリンカーンセンターが近いのでそっちを向いてとってみたものです。最近カメラの調子が悪く、あまりたくさん撮れません…。

H&M

今日はプラクティスセンターに行った後、寮の近くにあるH&Mに行って、こちらにきて初めて服を買いました。

多少混んでいましたが、服はなかなかリーズナブルでよかったです。日本のユニクロと近いような。ともかく試着もレジも並んで待ちます。試着室では、0~7までの札を試着室に入るときにドアのノブにかけられるのですが、何の番号なのかな?と思っているとどうやら何着持って入ったかの札らしいとわかりました。そして、出る時に買わないものをそこで預けていくのですが、買うものとの合計がその札と合えばいいようです。

今日は久しぶりに少し暑さが戻った一日でした。

2009年9月12日土曜日

霧雨

今日も霧のような雨がずっと降り続くお天気でした。

寮のそばの通りでは、週末だからか2ブロックぐらい車の進入を止めて市場のようなものが開かれていました。せっかくなのに雨で残念なかんじです。

今日は、大学のプラクティスセンターに行って、課題の練習や作曲に取り組みました。プラクティスセンターとは、大学と少し離れた所にあるビルの1フロアを大学が貸し切っていて、そこにピアノの置かれた防音小部屋が20位あって、前日に予約すると3時間練習できるという施設です。かなり防音がきいているのでとても集中できます。

楽器の人やピアノの人が練習している横で、Ear Trainingの課題でソルフェージュ(音程は付けずに音の名前だけ棒読みする)を唱えていると、いいのかなという気持ちになります。が、ともかくしばらく練習できました。

2009年9月11日金曜日

9.11

今日は9月11日ということで、NYでこの日を迎えるのは何か意味があるのかなと思いました。9.11が起こったときは高校生だったわけですが、朝学校で友人からそのニュースを聞いて信じられなかったのを覚えています。

とはいえ、今日も週の終わりということで慌ただしく過ごしてしまいました。寮と学校と食堂の間しか行き来していませんが、街の様子も普段とそう変わらないように感じました。それに今日はずっと霧雨が降っていてとても寒いので、あまり外出しようという気になれないお天気です。しいて普段と違うことと言えば、ところどころ地下鉄に警察がいたぐらいで…。

寮の地下にテレビがあり、通りがかると9.11の特集らしきテレビ番組が映っていました。数日前にオバマ大統領が(確か保険について…)演説した時は、寮が呼びかけてたくさん人が集まってそれを見ていましたが、今日は1人2人見ているだけでわりと閑散としています。NYにいる人にとって、あの日は今どういう意味を持つのだろうと思います。

ようやく授業が始まって二週目を終えました。二週目はやはり一週目よりも大変というか、シビアだった気がします。一週目はオリエンテーションや初めての宿題が出てそれはハラハラしましたが、実際ようやく通常の授業がどんな風に進んで行くのかがわかるという意味では、本当の始まりは二週目のような気がします。

心配しても仕方がないことは諦めて、やるべきことをやって、根気強くやっていきたいと思います…。

2009年9月10日木曜日

勉強

すみません一日あいてしまいましたが…、元気にはしております。
昨日レッスンがあったのと、今日のTheoryの授業の準備でしばらく頭がいっぱいになっていました。

やはり何に一番時間をかけて取り組むか、優先順位をつけることが必須だなと感じています。

ESLの先生が「みんな手をよく洗いなさいよ。今インフルエンザが広まりつつあるから。あなたたちは風邪をひいている暇はないんだから!」と言っていましたが、その通りだなと思います。

勉強について非常にそれを感じるところがあったので、残念ですが選択科目で取ろうとしていたAlexander Techniqueは履修を見送ることにしました。とても興味はあって、1semester授業を受けてみたかったのですが…。先生にメールでそのことを伝えると、「あなたの状況はよくわかります。自分に勉強するために十分な時間を与えることは大切ですよ。」と言って快く認めてくれたので、少し気持ちが軽くなりました。

ともかく、日に日に英語が喋れていないということが問題だなと実感しています。割と流れで生きているところがあるので、初めのころは(今も始めの方ですが…)それなりに大きく困ることがなければ別に気にしていなかったのですが、実際授業の内容も、友達の話も、自分の話していることも、半分も分かっていないということに気が付き始めました。「ふんふん。」と言って平気そうな顔をしていますが、主語がわかっていても述語の部分を聴き取れていない場合が多いです。それがいいのか悪いのか(そこが大切なのに!)わからず必死で空気を読んだり、聞けそうな時は聞き返し、あんまり重要でなさそうなら流したり、してやり過ごしていることが多いです。たとえ長くいても、今のままのやり方では改善されないように思うのでなんとかしたいと思うのですが…。

今日は寮のカフェテリア(地下鉄で1駅乗って行く)に行って夕食を食べたのでお腹がいっぱいです。

2009年9月8日火曜日

英語

今日は1時間目がESLのConversationで、まずは握手の仕方から始まりました。
がっちり手を合わせて、割と強めに握手する。そうでないと自信がないと思われるんだそうです。
こういうことは、生活の中では必要なことだけれども、英会話教室に行ってもこういうことはなかなか敢えて教えてもらえないんじゃないかなと思いました。

今日は特に人に質問する文章の作り方がメインでした。つい、日常の中で文章の最後を上げるだけで疑問文を作ってしまうことが多いです。何か聞こうと思って、そうそう、動詞を前に出してひっくり返すんだったと思っても、それをAre、Do、Did、Have、Wouldのどれで聞けばいいのか???と混乱してしまうことも多いです。

今ちょうどESLのwritingの方でも時制を勉強しているので、自制と疑問文がちゃんと理解して使えるようになれば、もう少し話すのが楽になるのではと希望を持ってがんばりたいと思います。

ともかくいつも何かに取り掛かっているようにはしているのですが、全然処理が追いつきません。もっと処理量をあげていかないと、さらにいろいろ積み上がっていきそうです…。

2009年9月7日月曜日

蝶々夫人

今日はLabor's day ということで学校は休みでした。

3日間もあった週末ですがなんだかんだとしているうちにあっという間に過ぎてしまって…。

それでも今日は再びHDフェスティバルに行って「蝶々夫人」を観てきました。とてもよかったです。このオペラも全幕観たことがなかったので、あの曲はこの場面で歌われるのかとようやくわかりました…。今日でこのフェスティバルも最終日だったので、一昨日よりもずっと多くの人が観に訪れていました。1時間前にはすでに満席状態でした。

お話としてはアメリカ人と日本人の考え方の対比が明確に描かれているようで、アメリカ人がこれを見てどういう感想を持つのだろうかと思いました。ともかく一途な蝶々夫人がずっと信じて待っていて、帰ってくると喜んで、そして裏切られたことを知って、その一喜一憂にすごく気持ちがこもっていてかわいそうでかわいそうで…。音楽では、あるシーンで日本とアメリカを対比するときにそれぞれの国歌のモチーフをメロディーに組み込んでいて、演出上とてもはまっているなと思いました。そしてともかく音楽がダイナミックでした。もうこうなると、メロディーや音楽の組成よりも感情の背景として聴いてしまいました。

明日からまた一週間始ります。

2009年9月6日日曜日

Suite

ここ数日はエンパイアステートビルのライトアップがカラフルです。

今日はsuitemateについて少し書いてみたいと思います。私の住んでいる寮はsuite styleになっていて、suiteというのは複数の寝室(room)と、Bath、Kitchin、Livingを備えた大きな部屋のことです。そしてそのroomにつき一人部屋・二人部屋・三人部屋の種類があります。

私のいるsuiteには二人部屋と三人部屋があり、私は二人部屋の方にいます。roommateは中国人です。三人部屋には、アメリカ人、カナダ人(でも母国語はフランス語)と、韓国人(でもアメリカの高校に行っていた)がいます。

そういうわけで、suiteにいる5人ともが別々の母国語を持っていると気づいた時には、自分たちでもテンションが上がりました。特に良いところは、誰かが電話で国の家族や友達と話していても内容が全然入ってこないので気にならないということです。こんなにしゃべっているのに、まったくその内容がお互いわかっていないなんてとても不思議な感じですが、プライバシーが保たれるのはこういう共同生活においては重要なことだなと思いました。

今日は取り立てて出かけず奨学金の応募書類に頭を悩ましていましたが、気分転換に食料品の買い出しに行って新しいスーパーを見つけました。

2009年9月5日土曜日

メトロポリタンオペラ

今日はsuitmate(suitmateについてはまた詳しく書きたいと思いますが、大きく括ったルームメイトです)達とメトロポリタンオペラの夏のHDフェスティバルに行って来ました。

これは、映像作品として記録されたオペラ(と言っていいのかわかりませんが…)が夏の2週間弱の間、毎日違う演目で、リンカーンセンター前の広場に設けられた席で無料で!鑑賞できるというフェスティバルです。

今日は「オルフェオとエウリディーチェ」でした。オルフェオの歌う「エウリディーチェを失って」 は高校の音楽の授業で歌って以来とても好きな曲で、今回オペラ全体を見られてとても嬉しかったです。そして、とても素晴らしかったです。なぜオルフェオを女性が演じているのかなと思ったのですが、もとはカストラートのために書かれていたということでしょうか。(勉強不足で…汗)ともかく、音域が本当に広くて表現力が豊かでとても引き込まれました。オーケストラも素晴らしくて。

8時開演だったので7時から席に座っていましたが、7時半にはほぼ満席でした。ただ映像であるということで、お客さんも結構ドライだなと思いました(1幕が終わったところで帰る人や、カーテンコールを最後まで座って見ていた人は半分くらいだったと思います)。劇場で見られたらもっと感激に浸れただろうなと思うと少し残念ですが、劇場ではあんなに歌手の表情が見られないだろうなと思うと、やっぱりよかったです。

写真は暮れてゆく空とリンカーンセンターです。上映が始まった途端建物の照明は落ちてスクリーンが浮かびあがりました。

昨日ようやく授業が一週間1めぐりしたので、少しほっとしてしまっていますが、この週末でできることをしておかなければと思います。

2009年9月4日金曜日

5日目

今日はついに一週間の最後の日でした。

今日の授業は
・Dictation
・ESL Writing
の2つでした。

・Dictationは、Ear Trainingと同じ先生なのですが、やはり厳しい。。。授業のあとしばらく凹んでいました。今日は初回なので、皆がどれだけできるのか見るというテストがありました。ちなみにDictationとは辞書で引くと「書き取り、口述」と出るのですが、やっていることからすると要するに「聴音」です。どうもEar Trainingの方が聴音っぽく思ってしまうのですが、あっちで今やっているのはスコアリーディングで…。
前置きが長くなりましたが、ともかく今日は3つの課題を聴音しました。1つめは1声のメロディー、2つめは2声のメロディー、3つめが4声のハーモニーでした。何と言っても指示といいますか音楽用語が聞き取れず、またやり方にも慣れていないのもあって始終大慌てでした。始めに一度全部、それから2小節ごとに3回ずつ、最後に一度全部弾いてもらえるので親切な聴音だと思うのですが、1度拍子を取り違えて大変慌てました。(声部の数・音部記号、メロディーorハーモニー、調性は示されますが、拍子が示されないので…)だんだん余裕がなくなってきて、間違っては書き直しを繰り返し、ようやく書き終えて顔をあげると、他の学生がいつものことのようにきれいな譜面を仕上げていました。かつちらりと譜面を見ると、終わりの音符の拍数が違っていて…。何か指示を聞き違えたか聞き落としたか、そもそもやり方を間違ったのか…。

・ESL Writingは、先生はおちゃめですが親切で、説明には説得力がありました。英語について「音楽家はより良い楽器を求めます。それがよりよいパフォーマンスに繋がると知っているからです。あなたがたにとっての英語もそれと同じです。英語はここで成功するために必須の道具です。だから英語の力を磨くことは本当に大切なことです。」具体的に英語の勉強ができるクラスなので、ほんとにがんばろうと思います。

2009年9月3日木曜日

4日目

今日の授業は
・Keyboard
・Theory(二回目)
・Chorus(二回目)
でした。

・Keyboardでは、今学期は通奏低音をするそうです。今日は交代でピアノに座って、スケールの上にコードを乗せるエクササイズや、簡単なカデンツを転回形を自分で選んで弾く、という事をしました。ともかく今は何を指示されているのかわかるのに時間がかかってしまうので、はやく英語の音楽用語を覚えて慣れなくてはと思います。ここにきてやっぱりEar trainingでやっていることとも、Theoryでやっていることともつながっているんだなと思いました。

・Theory(二回目)は今週の2回目だったのですが、リーディングの課題が最後までできず…。地下鉄でも読んでいたのですが結局数ページ残ったまま授業に出てしまいました。課題は提出したのですが、やっぱりリーディングの課題をよく理解していないと、先生の話についていけない、むしろ話だけではわからないので、読み物が大切だなと思いました。早め早めに課題をやっていかないとと思います。

・Chorus(二回目)では、ドヴォルザークのミサ曲を歌いました。声楽の生徒もかなりとっているようで、発声練習の時から何か響きが素敵でした。個別のパートをピアノと一緒に音とり、ということはせずに、まずソプラノパートをみんなで歌って、次にテナーパートをみんなで歌って、次は自分のパートのメロディーが始まったらそっちに移って…、ではそれぞれのパートで初めから。という風に進んで行きました。合唱の練習では他のパートが指導を受けている間をやはり長く感じてしまうのですが、時々そのパートをみんなで歌う、という活動があったので曲全体のことを考えるにもよく、また他のパートが何をしているかもわかっていいなぁと思いました。とはいえ、かなり歌ったので少し疲れました。

2009年9月2日水曜日

3日目

今日の授業は
・Introduction to Humanities
・Orchestrasion
そしてレッスンでした。

・Introduction to Humanitiesでは、西洋の歴史、文学、芸術、音楽をテーマにして、話し合ったり、読んだり書いたりする力をつけるという授業だそうです。なぜかこの授業をとっていたのがアジア人ばかりだったので、先生が「それは聞いてなかった。誰も母国語が英語じゃないなんて…。シラバスを検討しなおさないといけないかも。」と少し慌てているようでした。(あくまで色んなことが推量です)

・Orchestrasionは、このsemesterはストリングスを中心に勉強するそうで、今日は同じ編成でも楽器の使い方によっていかに印象が違うか、コントラストを出すには楽器の特性を知ることが重要、いずれにせよバランスが大事、というような全体的なことについて音源を聴きながらレクチャーを受けました。とても学びたい授業だったので、講義を理解するのは必死ですがなんとかついていきたいと思います。

2009年9月1日火曜日

2日目

今日の授業は
・ESL Conversation
・Ear Training
・Alexander Technique
の3つでした。

・ESL Conversationは、2つあるESL(English as a Second Language)のうちのひとつです。内容は、いわば英会話教室のような感じでした。来るまでは特別に外の学校に受け行かなければならないのかと思っていたのですが、そうではなくマネスの授業のようで、宿題も楽器の名前や音楽用語の発音でした。日常の会話とともに、音楽で勉強をするのに必要なボキャブラリーも勉強できるのはありがたいと思いました。

・Ear Training は、非常に厳しかったです。内容はソルフェージュとスコアリーディングなのですが、最終的には7つの音部記号(ト音、へ音、アルト、ソプラノ…等)でソルフェージュができるようになるそうで…。今日も、単純な跳躍の連続の譜面を渡されて、一人一段ずつメトロノームに合わせて指定された音部記号で読まなくてはならず非常に焦りました。まず何が始まったのか分からず、分かってからもその音部記号のドがどこなのか分からず。一回目は全然出来ず、さんざんつっかえた後飛ばされました。ともかくその次は順番が回ってくるまでに必死で始まりの音の見当をつけて、オクターブを超える跳躍がないことを祈りながら音程だけを頼りに読みました。非常にしどろもどろながらなんとか一段読めました。あまり生きた心地はしませんでしたが、大変なのはこれからなのだと思います。課題もたくさん出たので、ともかく練習をしようと思います。

・Alexander Techniqueは選択科目だったのですが、少し興味があったのでとりました。50cmくらいの人間の骨格人形(小さいので恐くない)を使って先生が、人の骨格がどういう作りになっているか、体の部分同士がどう影響し合っているかを解説してくれて、その後実際に自分の体もつかって色々体感しました。力を入れすぎても、まったく脱力しすぎても体本来の力を生かすことはできないそうです。とても穏やかな先生でした。


今日は帰りに授業のテキストを買いに、ジュリアードの本屋さんに行きました。外から見ると本屋さんとは思えないような箱型の狭い部屋の中に、楽譜や音源や音楽関係のものがぎゅっと詰まっていました。それからジュリアードのおみやげものも…。写真は学校の入口の写真です。

2009年8月31日月曜日

Classes Begin

今日から授業が始まりました。

授業が始まる前に教室英語を勉強しておこう、先生のことを何と呼んだらいいのだろう、などとずいぶんまえにはもう少し用意して臨むはずだったのですが、まだ登録が完了していないクラスもありばたばたで初日を終了しました。

今日の授業は3クラスでした。
Theory 2
Introduction to Undergraduate Studies
Chorus

Theory 2は対位法でした。このクラスがまだ登録されていなくて5分遅れて教室に入ると、もはや授業が始まっていました。ともかく早口な先生で…。英語の音楽用語に慣れず、まずは今のトピックはなにかを把握するのと、話されているであろうことについていくのに必死でした。今日もさっそくテキストを読んでくるのと、課題を書いてくる宿題が出ました。このクラスは週に2回あるのですぐ次のクラスがやってきます…。

Introduction to Undergraduate Studiesは、音楽の様式を学ぶための基礎的な技能と知識を学ぶ授業で、音楽史を追いながら最終的にはコンサートのReviewを書くのが課題だそうです。
復習をかねて、今日の導入の話が興味深かったので少し書かせて頂きます。

まず、「昨今コンサートを訪れる人の髪の色は何色か?」という問いかけから始まりました。「つまりクラシック音楽を聴きに来るのはほぼ年配の人々であるが、それはなぜか。」、「なぜクラシック音楽は敬遠されるようになったのか。」、「その時代にあって、なぜ私たちはそれでもその音楽を勉強するのか。」と続きました。
メディアの発達によって音楽を簡単に収集し持ち歩くことができるようになり、時代は急速に変化している。しかし、それは人類が初めて直面することではなく、LPレコードの発明以来音楽史では様々な状況の変化を経てきた。つまり、音楽史の中に今の状況に対応するためのヒントがある。それでは、音楽史には今までどんな変化があったのか…。

もっといろんな質問があったのですが、ともかく聞こえた単語を拾いながら解釈したのはこういう感じでした。ほかの学生はその問いかけに対して自分の意見をぽんぽんと述べていて、すごいなーと思いながらも何を言ったのかあまり聞き取れませんでした。そして、ほとんど誰もノートを取っていないのにも驚きました。

Chorusは、多くの専攻の学生がとる授業のようで、今日は名前の確認と声部の確認、シラバスの確認をしただけでごく早々に終わりました。このクラスも週に2回あって、来年の春には発表をするそうです。

明日も3クラスあり、ともかく今週授業を1周するのが目標です。

2009年8月30日日曜日

チラシ集め

部屋の窓からエンパイアステートビルが見えます。この景色をみるとなぜか何とかなるような気がします。
しかし、時々霧が深いとまったく見えなくなってしまい、始めてそれを見た時はとても驚きました。

今朝も少し隠れていたのですが、午後には空が晴れて景色が戻って来ました。

今日は、リンカーンセンターやその周辺のホールに行ってひたすらチラシを集めてきました。チラシだけでもずいぶんかばんが重くなりました。

そして道でスーパーを見つけると、思わず入って値段をチェックしてしまいます。今日はお肉を買って帰って冷凍庫に備蓄しました。せっせと食糧を蓄えてばかりです。

小さなことで喜んだり、うっかりしてたいそう凹んだり、今日はそんな一日でした。

2009年8月29日土曜日

文房具

今日はようやく昨日でオリエンテーションも終わったので、初めて予定のない週末を迎えました。

午前中は勉強の計画を立てたり、領事館にオンラインで在留届を提出したり、食費の予算を立てたりしました。

午後はルームメイトがピアノの練習に出かけたので、大々的に荷物の片づけをしました。たまった資料を整理したり、抽斗の中身を入れ替えたり、ゴミを捨てたり、床を掃いたり…。そういうことをしていると、びっくりするくらい時間を忘れます。

片付けをして満足したので、文房具を買いに出かけました。

文房具をどこで買えばいいのか。文房具屋さんらしき店をあまり見かけないので、ともかくネットで調べてみると意外に寮の近くにいくつかあるようなので出かけました。すると、確かに近くに2店ほど大きくていっぱいおしゃれな文房具を売っているところがありました。そして無印良品も…。

日本にいた時も無印はそれ程リーズナブルでもないのであんまり買わなかったにもかかわらず、今日はここで思わずカバンを買ってしまいました。少しセールだったもので…。チャックの閉まる、ポケットの多い、本がたくさん入るしっかりしたカバンが欲しかったもので…。

それで文房具ですが、ともかくおしゃれなものがたくさんありました。寮から歩いて行けるところにこんなところがあったとは。他にもあると知らずに過している所が多いんだろうなと思います。

とはいえ、あまり実用的なものはなかったので、探していた文房具については見送りました。ところでこちらで既に2.3冊ノートを買ったのですが、紙が薄くて(その分枚数は多いですが)かつそれなりの値段です。文房具はこちらで買おうと思って来たのですが、ううむと思うところです。

今日は一人の時間が多くてリラックスしたのですが、しかし時に自分がアメリカにいて英語に囲まれている(英語をしゃべらなければいけない環境にいる)のだということを忘れてひやっとする瞬間がありました。

切り替えていかないとなと思いました。

2009年8月28日金曜日

オリエンテーション終わり

今日はInternational Student Experienceというオリエンテーションに参加しました。

留学生(International Student)全体のオリエンテーションはすでに終わったのですが、今日はもう少しリラックスした雰囲気でやっぱり朝食が用意されていて、丸テーブルに座って、前でアドバイザーや学生が話をしてくれました。

内容はカルチャーショックについて、学業について、アメリカ人の考え方について、安全について、NYでの買い物について、学校が提供している様々な活動やサービスについて…。

アメリカ人の考え方については、学生やアドバイザーがロールプレイをして解説してくれたのでわかりやすかったです。(「アメリカ人と友達になる編」「窓口で相談する編」「カウンセラーに相談することを勧める編」がありました。)

ともかく情報量が多くて、咀嚼できてはいませんが行ってよかったなと思います。「困ったら相談すれば、助けてくれる人はいっぱいいるからね。」というのがオリエンテーションの趣旨だったように思います。風邪をひかないように気をつける、もしもひいたら自分の足でお医者さんに行く、というのが自己管理であるように、問題が起こった時に自分から相談に行くのが自己責任なんだなと思いました。そしてその受け入れ体制を用意してくれているのは本当にありがたいことだなと思います。

今日のお昼ごはんは、ベーグルでお弁当を作っていきました(何か矛盾があるような…)。二つはクリームチーズをはさみ、ひとつは卵焼きをはさみました。醤油味でいためた卵焼きがベーグルに合うのかなと思いましたが、結構合いました。
下の写真は学校の2階ロビーです。



夕方は、昨日行ったところになぜかたどり着けない、ということを繰り返しながらもまた少し食料を買い足して帰りました。明日明後日の土日で、いろいろ整理整頓をしたいと思います。

2009年8月27日木曜日

買出し

今日は学校での用事をすませてから、買出しに行きました。

まずは、Guitar Centerという楽器屋さんにキーボードを見に行きました。手頃な価格のものはあったにはあったのですが、場所もとるので授業が始まってから考えようと思いました。

次はWhole foodsという大きなスーパーへ行きました。噂に聞いていた通り本当に大きかったです。サラダにしても果物にしても山盛積んであって、ケーキやお菓子の種類も多かったので見ていてわくわくしました。

その次はTrader Joe'sというこれもまたスーパーへ。ここは色々あるだけでなく値段がリーズナブルなのでみんな大好きだそうで、レジがとても混み合っていました。ここで少し食料品を買い込みました。

それから、Bed Bath & Beyondというなんでも売っているお店に行きました。ホームセンターというよりはだいぶおしゃれな感じですが、その名の通りベッド回りのものの他、生活に必要なものはほとんど手に入りそうです。もともとホームセンターが好きなので、ここも歩き疲れながらわくわくしました。ここでブリタとポットを買いました。

帰ってから、始めてキッチンを使ってみました。
パスタを茹でただけですが、なにかとても達成感がありました。ソースは瓶入りで買ってきたので、あと4回ぐらい同じメニューが食べられそうです。

今は買ってきたポットでお湯をわかして、お餞別に頂いたお茶を飲んでほっとしました。

2009年8月26日水曜日

受講登録

今日はレッスンと授業の登録の日でした。

こちらに来て初めてのレッスンを見てもらったのですが、やはり今までいかに勉強してこなかったかを実感しました。しかしできることをするしかないと思って、今からでもやろうと思います。

その後、授業の登録をしたのですが思っていたのと違って驚きました。

卒業した日本の大学では、当時受講登録はとりあえずシラバスやら授業案内を見て、上回生やしっかりしている同級生に相談しながらなんとか自己責任で埋めていきました。しかし、今回はアドバイザーと1対1で相談しながら(何を言われているのか大部分わからなかったので、ほぼ相談にはなっていませんでしたが…)オンラインのシステムを使ってその場でぱっぱと決まって行きました。もう既に自分の情報が入力されているので取るべき授業が絞られていて、決められるのは2クラス開講されているうちのどちらを選ぶかというくらいでした。そして授業を選ぶごとにどんどん時間割に表示されていきました。

なんだかすごいなあと思いながら、本当にこれで大丈夫なのか、登録は一応済んだもののまた別の不安が募ってきましたが、いずれにしても時々にやれることをするしかないと言い聞かせてやっていこうと思います。

今日は、さらに2箱荷物が届き、これで送った荷物がすべて届きました。昨日届いたのが郵便局のEMSで、今日届いたのがクロネコヤマトです。

箱に貼られている「Fragile」というシールが痛々しいほど箱は凹んだり破れたりしていましたが、多分中身は洩れずに届いたと思います。こちらは服をメインに入れていたので、だから箱がつぶれたのか、だから中身が洩れずにすんだのかはわかりませんが、多少EMSより手荒に扱われたであろうことは確かです。もちろん、こちらは送ってから手元に届くまでに保管してもらっている期間も長いせいもあるとは思いますが。

時間のある時に荷物を整理しなおさなくてはと思います。

2009年8月25日火曜日

観劇

今日は実家に頼んで送ってもらった荷物が届きました。

中身は主にノートや本で、少し食料品も入れていました。一人暮らしが初めてなので、荷物が届く嬉しさを初体験した気がしました。

そういうわけで3箱を3回エレベーターで昇り降りして運び、さっそく荷物をあけてともかく収納してほっとしました。お昼ごはんはせっかくなので(?)荷物に入れていたサトウのごはんと、お餞別に頂いた梅干しと、インスタント味噌汁にしました。今のところ、数回日本食を食べたのですごく恋しかったわけではないですが、ごはんだなあと思いながら食べました。

今日の学校での用事はコンピューターのオリエンテーションと書類の提出だけだったので、夕方は少し出かけてこちらに来て初めてミュージカルを観に行きました。

42Stのあたりは本当に人が多くて、街の様子も広告に溢れていてNYのイメージだなと思います。

学割のきくミュージカルを求めて行ったのですが、観光シーズンのためかあまりなく、かなり劇場を渡り歩きました。値段にこだわるせいなのですが、ミュージカルを見るのはなかなか大変だなあと思いました…。

夕食は劇場の近くにあった吉野家に行ってみました。ロゴはそのままなのですが、メニューはずいぶん日本のものと違って驚きました。写真は「野菜付き牛丼」と言うメニューで、半分牛丼、半分野菜のあんかけがかかっていて4.5ドルくらいでした。メニューに牛丼はもちろんあるのですが、定食も多く、鶏肉のメニューもあって、寿司ロールもあって、あんまり牛丼だけに拘らない感じなのかなと思いました。店舗はかなり広めでした。

ミュージカルは「メアリーポピンズ」を見たのですが、ともかく装置がすごくて転換が鮮やかで、衣装もきれいでした。そしてもちろん歌がうまく、かつダンスの切れがよくて圧倒されました。ただ、イギリス英語だったので(それにすら気付かなかったのですが)、こればっかりは10%くらいしかわかりませんでした。話の流れがわからないでミュージカルを見ていると、何か急に不安になってきました。音楽と視覚だけでもわかる部分はあり十分楽しめるのですが、なにか劇場にいること自体にそわそわしてきました。部屋でDVDで見ているのと違って、やはりその場に行って観劇するというにはそれなりの準備がいるのかなと思いました。

2009年8月24日月曜日

マネスオリエンテーション

今日はついにマネスのオリエンテーションの日でした。

朝、大講堂にフレッシュマン(1回生)が集まって、先生の紹介や学校の説明を聞きました。講堂の後ろにはコーヒー、牛乳、ジュース、パン、ベーグル、フルーツなどが用意されていて朝ごはんとしてふるまわれていました(もちろん頂き、お昼ごはんもぎりぎりそれで済ませたくらいです。)。コンサートの後にお茶とお菓子がふるまわれたりするのは日本でも経験しましたが、こういうのが普通なんだろうなと思うと不思議でした。ところで、話された内容はやっぱり半分くらいしかわかりませんでした。。。特に細かいことはやジョークは…。

それから、おそらくピアノクラスのクラス分けにあたるテストを受けました。「なんでもいいから弾ける曲の始めの部分を弾いてみて。」と言われて、かろうじて出だしを覚えていたプーランクの15の即興曲集の1曲を弾きました。すると止められ、「オーケー、オーケー。じゃあ次は大きく息を吸ってから、もっとゆっくり、音ではなく音楽を弾いて。」と言われたので、ああそうか。と思ってうろ覚えの出だしながらそのようにしてみると、「とても音楽的じゃない。ベリーグッド(とほんとに書いてくれた)。」と言ってもらえました。そんな、ノリのような感じでいいんだろうか。。と思いながらとりあえずほっとしました。

その後、図書館のオリエンテーションを受けました。たまたま、その時間帯にサインインしていたのが私一人だったので、40分くらいたっぷり案内してもらえてとてもよくわかった気がしました。残念ながら、まだ受講登録していないので本は借りられませんでしたが…。

思っていたより今日の予定が早く済んだので、入口で出会った同じ寮の子とカフェテリアに行きました。私たちの寮にはカフェテリアはなく、少し離れた別の寮に行かなくてはなりません。ただ、カフェテリアのプリペイドカードは入寮と同時に加入させられているのでなんとか使い切らなくてはならない、ということでみんなめんどうだと言っているのですが、そういうわけで今日初めて行ってみました。8ドル前後でかなり大盛の御飯が食べられるということがわかりました。

日に日に英語がうまく喋れないということがますます気になってきたのですが、なかなか頭の中で文章をうまく組み立てることができません。なんとかしていきたいです。

2009年8月23日日曜日

携帯


今日はオリエンテーションがグループレクリエーション1つだけでした。そこで日本人の人と知り合ったので携帯のことを聞いてみると、一緒にお店に行ってくれることになったので買いにいくことにしました。もう少し落ち着いてから、とも思っていたのですがやはり必要なのではと思い始めていたので。。。

ところがお店が意外に見つからず、とてもとても歩いてもらって悪かったです…。しかしついにお店に辿り着けて買えました。留学生はソーシャルセキュリティーナンバー(SSN:仕事をしたらもらえる、身分証明として重要な番号)がないとプリペイドでしか買えないとも聞いていたのですが、月々定額プランで買えました。パスポートとビザと、クレジットカードと住所があればその日に行ってその場でプランと機種を選んで買えるようで驚きました。お値段は、機種代は圧倒的に日本より安いです。月額はやや高めかと思いますが、全体で見れば少し安いような気がします。

一食一食、いかにお手頃に済ませるかを考えているところに携帯を買うというのはなんともいえないですが、生活に必要なものと思って無くしたり壊したりしないように使おうと思います。

2009年8月22日土曜日

オリエンテーション

今日はオリエンテーションで暮れた一日でした。

この週末は「Welcome Weekend」ということで、まだMannesそのものではなくMannesの所属するThe New School全体のオリエンテーションです。来るまでよくわかっていなかったのですが、参加してみてこれはかなりお祭り的だなと感じました。学校と在学生が協力して主体的に新入生をWelcomeしているという感じがします。

・学校の概要・学友会の説明
・Orientation Leaderによる「私のNYでの一年目」体験談
・グループでのレクリエーション
・留学生サービスの説明
・NY観光(行きたいところを一か所選べる)

今日は以上のオリエンテーションに参加したのですが、特にOrientation Leaderによる体験談が新鮮でした。たぶん、みんな2回生か3回生だと思うのです。ほぼ間違いなく年下だとは思うのですが、その自信のある話しぶりに感覚的にはそう思えないです。みんな俳優かと思うぐらい堂々と自分の話をします。聞いていて、NYはそこで生まれ育った人よりもそこに集まってきた人が多く、今ニューヨーカーになっている人ももとは恐かったり大変な思いをしたりした経験があるんだなと思いました。だからこそ、「Welcome to NY. NY is your home.」というセリフが出てくるんだろうなと思いました。なんとなく住んでいるんではなくて、憧れたりはじかれたりしてようやくそこがhomeになった人たちなんだなと思いました。

写真は寮の部屋の窓から見える景色です。