2010年1月31日日曜日

バイオリン

今日はレッスンの日でした。

ほぼ毎日練習しているのですが、今週の課題が今日になっても解決できていなくてどうしたものかと思っていました。弓の上半分、特にティップの方に行くほど手を目いっぱい肘を伸ばしても弓の先が曲がってしまって…。

レッスンでもどうしてもうまくいかず、思わず先生(同級生)の弓と比べて「ほんとに同じ長さ??」と聞いてしまったほどです。

「ショルダーレストが高くない?」と聞かれて、低いのを貸してもらって弾いてみると「音が違う!」と驚きました。そしてさっきよりだいぶ弾きやすいです。「ショルダーレストは使う人も使わない人もいて、使わない方が音色が明るくなるんだよ。でもショルダーレストを使ってる方が左手が弾きやすいんだ。」と言われて、そういうものかーとまた驚きました。私の場合、手も首もそんなに長くないので、ともかくショルダーレストは低いものを探した方がいいということになりました。ほんのちょっとの違いが大きいんだなぁと思いました。

習い始めてすぐの頃はバイオリンを構えられなくてどうしようかと思い、今回は弓が引けなくてどうしようかと思い、その度にバイオリンに向かない体型なのかなとまで思ってしまうのですが、結局どこかが正しくないからそうなっていたようです。やっぱり体と楽器の関係が大切なんだなぁと思いました。

今週こそはもうちょっと右手を上手に弾けるように練習してやろう!と思いました。

2010年1月30日土曜日

譜めくり

今日もお米を炊いたのですが、3カップ炊いたら水が少し足りなかったようで少々固め(時々アルデンテ)になりました。何食かはチャーハンにしようかと思っています。

昨晩のことですが、学校でベートーベンのバイオリンソナタのコンサートでフロントアッシャーをしていました。前半終わって、いつものように平和にコンサートが終わるのかなーと思っているとインターミッションに入って、バイオリニストとピアニストがやってきて「譜めくりをお願いできないかな?」と言われました。「はぁ、やります。」と応えたものの、おそらくなにかやらかしてしまうだろうなという気持ちは禁じえませんでした。服装はアッシャーのときはスーツなので舞台に上がるのに問題はないと思いますが、知らない曲をぶっつけで譜めくりするというのは…。

演奏前の人にあまり話しかけるのもどうかと思いながら、ともかくめくるタイミングはいつですかと確認すると「1小節早めで。それから立ち上がってめくってね。」と言われて、了解と思ってもう舞台に上がりました。

ところで譜めくりで一番気をつけなければいけないことといえば…、リピート(繰り返し)。ということに曲が始まって楽譜を見て反復記号を見つけたところで気がつきました。ただの反復記号ならそのまま行くのかなと判断したかと思いますが、先のほうを見ると1カッコと2カッコがある。これは、戻るのか…。ぎりぎり迷ってページをもどると、ピアニストが首を振っている…。大失態。一瞬音楽を止めてしまいました。バイオリニストも状況を察して待ってくれていて、ピアニストも落ちついて正しいページに戻って弾いてくれましたが本当に申し訳なかったです。

一楽章が終わると、ピアニストの方からすぐさま「I am sorry.」と小声で言ってくれて、2楽章はリピートして、3楽章はリピートしないということを確認してくれました。

2楽章と3楽章こそはもう失敗しないようにと常に緊張していましたが、とてもいい経験をさせてもらっているとも思いました。ピアニストが本当に上手くて、ピアノはこういう風に弾くんだなと真横で聴きながら思いました。それぞれの場所に情熱を注ぎながら、次に何が起こるかいつもわかっていてすぐにアジャストできて。楽譜を適切に解釈してそれをピアノで表していて。ピアノで表現できることの限界が広いのだなと思いました。そして、自分が今書いている曲からすると1楽章ずつが長くて、これだけ書くほうも書くほうだし、弾く方も弾く方だと思いながら、作曲家と演奏家が演奏を通して対等に音楽の会話をしているような印象を受けました。スコアを見ながら生演奏を間近で聴けるという意味では、譜めくりほどいい席はないなと思いました。ただ、演奏に影響を与えうる責任があるということが大前提ですが…。

ともかく、演奏経験が豊富で大人な人たちだったので終わってバックステージに引き上げてから謝ると「いやーごめんね、僕がリピートを確認しなかったから。」といってバイオリニストに「僕たちが小声で確認してるとき手持ち無沙汰じゃなかった?」ととても余裕で話していて、救われたようなでも申し訳ないような。そんな感じでした。もし次頼まれたらともかくリピートは確認します!

2010年1月29日金曜日

数字

昨日から引き続きですが、今日の寒さと言ったらたいしたものです。あまり長く外にいてはいけないような気がするほど、少し歩いただけで凍えます。

今日のカンバセーションパートナーでは、アメリカで不吉だとされている数字について話しました。13と666がだめなんだそうです。ちょっと昔に建てられたビルディングでは13階がなくて、12階の次が14階だったりするそうです。それから、もしも住所の番地が666だったら申請手続きをして番号を変えてしまったりするそうです。日本でも4階と9階はなかったりしますが、どこにでもあるものだなぁと思いました。

2010年1月28日木曜日

水曜日

水曜日は投稿が抜けがちですみません…。

昨日はストリングオーケストラの4曲目をレッスンで見てもらいました。そしてついに今週は目標としていた5曲のうち最後の曲に取りかかります。

なんだか今日は自分の欠点(失敗したことを取り繕おうとしてしまう…)に凹む部分と、にも拘らず人に助けてもらったり励ましてもらったりしてすごく幸せだと思ったり気持がめまぐるしい日でした。作曲にもつながると思うのですが、もっと自分に対しても人に対しても正直になりたいと思います。自分の周りの人は、自分が思っている以上に自分のことを思ってくれているのではないか…。もっと頼りにさせてもらっていいというか、もしかして、むしろそうすることが誠実なのではとも思いました。

夜は駅から寮に向かう道の風の冷たさに驚愕しました。午前中は雪も降っていましたが、ともかく頬が凍る…。明日はもっと寒いそうなので、厚着する予定です。

2010年1月26日火曜日

図書館

おかげさまで今日は曇りながらも晴れまして、無事PCを持って図書館にこもることができました。

ところでパブリックライブラリ(42st)はタイムズスクエアより東にあるので、行くまでに繁華街を通り抜けます。通る度にニューヨークっぽいなあと思います。

今日は閉館までに切り上げたいと思います。

2010年1月25日月曜日

雨風

今日は午前中に強い雨風が吹いて、それはもうすごかったです。

正面から吹いてくる風に対してなんとか傘がひっくりかえらないように構えているのですが、あまりの風の強さに今にも何かしら傘の骨が曲がるとか布が破れるとかするんじゃないかというほどでした。午後にはおさまったのでよかったですが…。

ところで、実はここのところ奨学金や音楽祭やだめもとのコンペティションなど、書類を整えて郵送しなくてはならないものが期限ぎりぎりになりつつあって、今日は雨の中なんとか郵便局にたどり着きようやく大半を出すことができました。

どうやら私は頭の中で情報を記憶したり管理したりするのが苦手だと思い知ってきたので、最近はもうなんでもノートに書き出してから考えるようにしています。

明日はPCを持って行きたいので雨が降らないといのですが…。

2010年1月24日日曜日

休日

今日は雨でしたが午後からコンサートアッシャーをして、バイオリンのレッスンをして、友達とご飯を食べてきました。

バイオリンではまだまだ弓を持つ右手が不安定なので、今週は音程よりもう一度開放弦に集中することになりました。自分はこんなに腕が短かったのか…と思うほど弓の先の方になると姿勢が苦しいのですが、ともかく今週は弓に集中して練習しようと思います。

今日友達と話していても思ったのですが、「なりたい自分にはきっとなれる。」と最近思います。何も根拠があるわけではありませんが、なりたい自分が目標としてイメージできればそこに向かうこともできるような気がします。そのためにも普段ぼんやりと感じたり意識にも上っていないような自分の志向にも、ちゃんと耳を傾けないとなと思います。

寮では今日は大荷物を持った人をたくさん見るな、と思っていたのですがどうやらマネス以外の学校は明日からクラスが始まるのでみんないっせいに戻ってきたようです。再びランドリーやベースメントが混む日々になりそうです。

2010年1月23日土曜日

炊飯器2

お米を炊いて、食べました!!

なんだか感激でした。ご飯っておいしいものですね(今さらながら…)。

シンプルな炊飯器でお下がりなこともあり、少々焦げ付きましたが洗えばとれたので十分よしとしたいと思います。

一膳食べて、あと四膳冷凍しました。

最近はもっぱらいかに自炊に手間をかけないかを考えてしまって、なんでも冷凍しがちです。今日も鶏肉ミンチを生姜焼きにして冷凍しました。生肉のまま冷凍するより調理してから冷凍した方が使うとき楽なのでは?と気付いたためです。

家事はわりと好きだと思います。生活に必要なことですが、ある意味現実逃避というか、少なくとも米粒のついた鍋を洗っている時には少しぼんやりしてしまいます。

2010年1月22日金曜日

炊飯器

今日は友達からrice cooker(炊飯器)を譲ってもらったのでほくほくしています。

これでごはんが食べられる!

まだ炊いていないのでわかりませんが・・・。ルーティン化した食生活に少し変化を加えられそうで嬉しいです。

そして今日は今学期から別のプログラムでもカンバセーションパートナーを割り当ててもらったので、その初回のミーティングと、前学期から継続のパートナーJoeとの今年初めてのミーティングがダブルでありました。一週間の中では、今のところ一番英語をしゃべる日になりそうです(もっとしゃべらないと…)。

ところでJoeとは文化の話をすることが多いのですが、今日はどういう話の流れからかお墓や埋葬制度の話になりました。なんでこんなディープな話題になったのかわからないねとびっくりしつつ、お互い普段あまり意識していなかったことを説明しようとすると、自分の文化についても改めて発見することもあって充実した会話になりました。マンハッタンの中には広い場所が取れないのであんまり墓地はないそうです。

もう明日は土曜日だと思うと、本当に一週間が速いです。

2010年1月21日木曜日

オーディション

昨日も帰りが遅くなったもので更新が遅れてしまいました。

昨日はレッスンで、String Orchestraの3楽章目(約2分30秒)を持って行きました。あと2楽章を3週間のうちに仕上げるのが目標です。

いよいよ大学院のオーディションが3月頭に迫ってきたのですが、在学生なので昨年うけたmusicianship Examや English Placement Test(一日がかりでかなり消耗しました)を受けなくていいので本当に助かります。というわけで実際オーディションで受けるのはInterviewのみなのですが、その時に持っていく曲を書き上げるのが今のところの試験準備です。

昨年の今頃はというと数年ぶりにインフルエンザに倒れ、仕事を一週間も休んでしまってげんなりしながら試験のための格安航空券を検索していました。本当にあっと言う間で、かつ自分にとってはとても変化のあった1年だなと思います。

今朝も数週間前に格安で買った大瓶のジャムをついに食べきり「よく食べたな」、もとい日々の積み重ねは良くも悪くもいつか何かしらの結果になるものだなと思いました。

2010年1月19日火曜日

図書館

今日も今日とてパブリックライブラリ(42st)で頭をひねっています。

昼過ぎに来た時には割と混んでいたリーディングルームも、日が暮れてくると段々こじんまりと落ち着いた人数になってきました。

ほんとにここは好きなのですが、持参するPCがともかく大きいものでいつか無印の鞄が破れてしまわないかが心配です。

閉館までもう少しねばってみようと思います。


追記:結局閉館までねばったのですが、閉館15分前に無線連絡みたいな放送が流れたなと思ったら、もう次の瞬間には電気があっという間に消灯されてしまって真っ暗になりました(もちろん足元が見えるぐらいには明るいのですが…)。「蛍の光」まで流してくれなくてもいいのですが、こんなに速やかに閉館するとは知りませんでした。

2010年1月18日月曜日

学校

今日は月曜日ですが祝日で学校は休みでした。

先週は一週目ということで宿題もなくただ授業に行くだけでよかったので、今週からようやく日常のペースになるのかなと思います。

京都から戻ってきて約1週間経ちましたが、だいぶペースが戻ったような気がします。少し考えてみたのですが、個人的には小学校→中学校・高校→大学・大学院、そして職場も小学校だったので、マネスで5個目の学校に来させてもらっていることになります。

不思議な感じもしますが、今はNY自体が私にとって学校のように感じています。

2010年1月17日日曜日

バイオリン

今日は雨でした。

これが寒ければ雪になるところなのでしょうが、ここ数日はそれほど寒くありません。これぐらいの気温なら外を歩くのもそんなに大変ではないのですが、まだ1月半ばなのでこのまま温かくなるとは思えないのでなんとも…。

今日のバイオリンのレッスンでは、弦を行ったり来たりするクロスストリングスの宿題をもらいました!そして1stポジションの1stフィンガーで4つの弦をおさえる宿題ももらいました。まだまだ初歩の初歩ですが、段々バイオリニストがどういうことをやっているのかがわかってくるようで嬉しいです。

荷物

昨夜は知人の出演するオペラ、魔笛を観に行って帰りが遅くなりました。オペラを一本歌いきるというのは本当にすごい集中力だなと思います。

ところで今朝は実家から送ってもらった荷物が届いたのでほくほくと荷を解いていました。大半は先日の帰省の際に買い出しして結局手荷物に入りきらなかった物たちですが…。荷物を送ってもらえるのは本当に助かります。ついでに少し棚の中身も整理しました。

ちなみに最近は朝6時に起きて朝食とシャワーを済ませて、7時からバイオリンを練習して、なんだかんだして8時半には学校に向けて出発するようにしています。朝起きるのがルームメイトより早いので、夜早く帰った時は次の朝できるだけ物音を立てないように着る服の準備や次の日の時間割をするように努めています。小学校一年生で言われるようなことですが、実践するとそれだけやっぱりいいことはあるんだなと思います。 いつまで続けられるかわかりませんが…。

明日は祝日なので少し助かりますが、あっという間に終わってしまわないようにがんばります…。

2010年1月15日金曜日

図書館


今日はパブリックライブラリーのPerforming Arts(リンカーンセンター)に来ています。

まとまった時間が取れるときはできるだけここに来て勉強したいと思っていたので、午前の授業が終わってからさっそく来ました。

今座っている背後にはミュージカルのサウンドトラックがずらっと並んだ棚があり、物色したいのですがそれだけで時間がなくなりそうなので今のところは我慢しています。

さっきは高校生が騒いでいて、他の来館者も「ここは図書館なんだぞ!」と怒っていました。パブリックライブラリだから、色んな目的で色んな人がくるんだよな~と思いました。

2010年1月14日木曜日

眠気

学校が始まってからの一週間目も週末に近づいてきました。今日は授業が3つありました。

風邪はおかげ様でなんとか納まってきたのですが、相変わらず夜も9時ころになると非常に眠いです…。

そういうわけで今日は勉強をそこそこに早く寝てしまおうかと思っていたのですが、ルームメイトがコンピューターのことで困っているようで見かねて手伝い申し出てしまったもので、すぐには寝られなくなりました…。それが終わったら今日はもう寝ます…。

レッスン

今日は今学期始まって初めてのレッスンでした。

String Orchestraの2楽章(約2分)を持っていきました。オーケストレーションのことでアドバイスをもらいました。書きながらようやく少しずつ勉強している状態なので、5曲目が1曲目と少しでも良い方に変わっていればいいなと思いますが、全体を見ての手直しの時間も考えて、ともかくどんどん書かなければと思います。

2010年1月12日火曜日

図書館

市立図書館に来ています。ここのとなりにブライアントパークという大きな公園があるのですが、通ってくるとまだスケートリンクがありました。写真はそれを遠めに見た景色です。なんだか楽しそうです。その他にも公園では写真に小さく写っているようにチェスをしている人や、卓球をしている人も見ました。公園に卓球台があるからって、本当に家からラケットなど持ち出して(それとも公園が貸し出してるのかな?よくわかりません…)友達を誘って卓球をしてしまうところがいいなぁと思います。

市立図書館で曲を書いています。といってもPCを持ちこんで打ち込んでいるわけなのですが…。ワイヤレスでネットもつながり、コンセントも使えて、机も広くて人々はそれぞれに自分のことをしていて、勉強するには本当にいいところだと思います。空調の関係か常に弱い風が吹いていてちょっと寒い以外は…。

今日はEar Trainingの授業があり、今期からは無調の課題曲をソルフェージュするそうで練習の仕方の説明を受けました。はじめに半音階、全音階を歌ったのですが難しかったです。頭の中に鍵盤を思い浮かべて歌っているはずなのですが、歌った音が低かったりしてイメージからずれてくると最後の音がかなりずれてしまいます。それから無調の課題を歌うに当たっては、課題を調性を感じられるぐらい細かいグループに分けて、手がかりの音や音同士の関係を常に意識しながら歌うのだそうです。調性音楽を土台にしてやっていいんだなと、なるほどと思いました。

2010年1月11日月曜日

初日

おかげさまで、風邪は今のところひどくはならず少しましな気がします。この調子で治したいと思います。

今日は授業初日ということで、1つだけでしたが授業がありました。ほとんどのクラスは通年なので先生もクラスメイトも、メンバーはほぼ前期と同じです。久しぶりに顔を合わせるとやっぱりお互いに「わぁ」という感じがしました。

今日はバイオリンのレッスンもしてもらいました。寮の地下の練習室で習っていると、ついに室内楽の合わせに来た弦の子たちに見つかってしまい、「えー、なになに?なにやってるの?(面白そうに)」「いやーバイオリンを習ってるんだよ。」「趣味で?」「いやいや、作曲のために。」「バイオリン弾けなくちゃならないの?」「いやいや、フィンガリングとかボーイングのことが知りたくて。」「へぇ~。(面白そうに)」ともかくみんな若いので…。とはいえ今日は、冬休み以来練習は続けてきましたが、気づかなかった姿勢のことに重点的にアドバイスをうけつつ、最後にA弦の1stポジションでBを見つけるという宿題をもらいました。初めて音を作れるというのは嬉しいです。

なんだか今日は人に会って嬉しかったり、やっぱり英語がうまく喋れなくて気まずい気分になったりと、ともかくいきなりたくさんの情報が入ってきて多少気づかれしたような気もします。バーゲンに行って衝動買いなどしつつ買い物をいっぱいして、全体的にはお得なはずなんだけれど支出が出たこと自体には疲れを感じる、というのと少し似ています。

はやくペースをつかみたいです。そして今はともかくレッスンに持って行く曲を書きます…。

2010年1月10日日曜日

瓶3

昨晩はこのブログを書きながらガクッとなるほど眠気にたびたび襲われたので、さすがに早く寝ました。

戻ってきて2日目、思えばこれでNYに来たのは4回目になりますが、今回は帰る部屋もあり通う学校もあるせいか、やはり今までとは違って「戻ってきた」という気がします。実は飛行機の中では、ちゃんとすぐに気持ちが戻れるのかと少し不安もあったのでほっとしています。そして今日は学校に行きました。久しぶりに数人の友達に会えて、2週間~3週間会わなかっただけですがやっぱり嬉しかったです。
夕飯は昨日に引き続き、トマトソースパスタを作って食べました。トマトソースもピクルスも、またしても恐怖の瓶ものですが(開かないと食べられない)、今回は滑り止めのぶつぶつのついた軍手を持ってきたので簡単に開けられました。これはとってもおすすめです。
少々風邪ぽいですが、明日から授業が始まるので、今日買ったビタミンCのタブレットなどを飲んでなんとか早く治してしまいたいです。

2010年1月9日土曜日

NY

昨日の早朝ばたばたで出発したのですが、おかげ様で先程無事NYに戻りました。

一昨日は漸く銀行の手続きが終わったとほっとしたのと荷造りのプレッシャーから(というのは言い訳ですが)歯医者さんの予約をすっかり忘れてすっぽかしてしまい激しく凹み、そのまま荷造りが佳境を迎え更新しそこねてしまいました…。

帰ってくる時もそうだったのですが、今回も時差のことを考えて出発の夜は眠らずに荷造りをしました。大量に散ばしていた荷物から選別してスーツケースという小さな世界にまとめるというのは、ひとつ感動的な気がしました。単に、何とか納まって良かったというだけなのですが…。

父母が送ってくれて、空港から出発しました。飛行機では窓際が当たりました。トイレに行くのは気を使いますが、景色が見られるのはやはり嬉しいです。時差を超えてゆくからなのか、ともかく夕焼けから日が暮れるまで秒単位で刻一刻と変化する空の様子を見るのはなかなか感傷的な気持ちになりました。
結局、バイオリンは専用のケースを購入して持ち込めました。それでも長さ自体は制限をオーバーしていたので、最終は搭乗口の判断という札を付けられましたが…。

ちなみに先日のテロ未遂事件のあと、国際線でアメリカに向かう乗客には荷物を開けての持ち物検査とボディチェックが義務付けられたそうで、その検査に並ぶ50mを超す長蛇の列にびっくりしました。手際よく検査を進めて下さっていたので、結局20分くらいでそこを済ませて搭乗口に行くことができました。

空港では入国審査や荷物の受け取りにやはりそわそわしましたが、今回はこちらへの到着が午前中だったのでだいぶ気持ちに余裕がありました。(旅行の時も、受験の時も夜に着いて何かと不安だったもので…)

そして、タクシーに乗って寮まで送ってもらって寮へ向かう通りに降り立つと、途端にしっくりきました。その後、時差ボケの調整も兼ねて今週の食料品を買出しに出かけながら街並みを見ると、やっぱり思っていたほどの驚きはなく、またしても冬休み前までここに住んでいた時の感覚に戻っていく気がしました。今の自分のフィールドに戻ってきたというような、実家に帰ってほっとするのとはまた違った安心感がありました。

今はともかく眠たいですが、月曜日から授業が始まるので切り替えてやっていきたいと思います。

2010年1月7日木曜日

いよいよ

今日はと言いますと、あと残すところ実家の滞在が1日となったのですがあんまり調子が上がりませんでした。

というのも昨晩は少々風邪っぽく、それを言い訳に今朝は昼近くまで寝てしまい、起きて銀行に行くと外貨関係の取扱時間は終了していて、チキンタツタが食べたくてマクドに行くと昨日で終了したと言われ、郵便局にEMS用の箱をもらいに行くと5分前に閉まったところで、ともかくいろいろと振られました…。

ともあれ、ようやく荷物を詰め始め、秋の支出を打ちこみ春からの予定表など作って、「戻るんだな。」という気がしてきました。

2010年1月6日水曜日

カンタービレ

今日は水曜日(レディースデー)ということで、思い立ってのだめカンタービレの映画を観てきました。一人で行きましたが、なにか…。

前編ということで絶妙な終わり方で、続き(後編)が早く観たくてしかたがありません。でも公開は4月17日だそうです。

ヨーロッパの街並みは本当に美しいなと思いました。

2010年1月5日火曜日

手荷物

さっき少し振り返っていたのですが、この帰省で家族(親戚、ネコ2匹含む)、友人、恩師、合わせて40人もの人に会ってもらったことに気づきました。

留学して間もない帰省なのであまりお知らせもせずにいようと思っていたのですが、会えた皆様、会えてうれしかったです。おかげさまで来学期もがんばろうと思えました。

ところでそろそろ荷物を詰めたり準備をしようと色々調べていたのですが、飛行機の持ち込み荷物のことで少し不安があります。

実は今回意を決してバイオリンを持って帰って来たのですが、飛行機に乗るまで、昨年12月から手荷物のサイズ規定が3辺の合計が115cm以内(55cm×40cm×25cm以内)に統一されたことを知りませんでした。ちなみにバイオリンケースは完全にサイズオーバーだったのですが、前回は手荷物預かりの係の人がしぶしぶ配慮して下さってなんとか機内に持ち込めました。しかし、その後テロ未遂事件を受けて手荷物検査自体が強化されているので、今回かなり心配です。

航空会社に問い合わせたところ、手荷物として預けるか、もう一席買うかしか方法がないと言われて困っているのですが、もう一席買うよりは機内持ち込み用に作られたソフトケースを買った方が安いので検討中です…。

2010年1月4日月曜日

終盤

今日は祖母のお見舞いに行って、その後歯医者さんに検診に行きました。

長かったはずの冬休みも、いつの間にか終盤に差し掛かってきました。いろいろと片付けなければならないことが山積ですが、同時にそろそろ戻る準備をしなければと思っています。

写真は四条大橋から南を向いた風景です。朝の空気は清々しいです。

読み返し

昨日は書きそびれてしまいました…。

年が明けてから今更ですが、部屋やPCのデータを整理したりしているとあっというまに日が暮れてしまいました。

ところで最近、行く前に読んだ 角谷紀誉子著『*在米心理カウンセラーが教える* 留学サクセスマニュアル』を読み直していると、向こうでできずに凹んでいたことが、留学生には往々にして起こりえることだったとわかって少しほっとしました。行く前に読んだ時には流して読んでいた部分も、少しでも経験を経て読むと引っかかってくる部分が変わってくるんだなと思いました。

ところで、写真は先日大阪の梅田に行ったときに撮ったものです。高いところからビル街を見渡す景色はとても好きです。

2010年1月2日土曜日

振り返り2:挨拶

今日はお墓参りに行った後、帰省していた兄一家も帰ってしまったので、お正月が一段落した気がしています。

今回の帰省は、あまりお知らせしていなかったにも関わらず思っていたよりもたくさんの友人に会えたのと、お正月を家族と過ごせたのと、1学期終えて一度留学について考える機会を持てたのはよかったと思います。

人に会って、しかし自分が体験して驚いたことや感じたことは思っていたよりうまく話せませんでした。そこで、そのうち自分も不思議にも思わなくなるかもしれない、日常で出会った様々の驚きをここでちょっと書かせてもらいたいと思います。今日は特に「挨拶」について。

まず、道などで出会った時の挨拶ですが、だいたい”Hi”、”Hey”、”Hello”のどれかを言います。(一度話したことがあったり顔を知っていたら言う、という感じで挨拶する範囲は広めのような気がします。)

そして、たいていの場合それらの後に更に"How are you?"、" How are you doing?"、 "How have you been?" 、"What's up?"などが間髪入れずに続きます。「最近どう?どうしてた?元気?」という感じなのですが、初めの頃はこれに慣れませんでした。

そんなに親しくなくても、昨日会ったところでもこう聞いてくれます。聞かれてみると意外に、「今元気だっけ?」とか「今日は何してたっけ?」と自分の状態を人に話すつもりでは把握していなかったんだなと一瞬止まってしまいます。それで、とりあえず中学時代に叩き込まれた「I'm fine.」と言ってしまうのですが、人に聞くと"Good, good!!"などとご機嫌な調子で帰ってきて、私ももう少しテンションを上げていかなければ…と反省したりします。ところで日本語に興味を持った友達がこの英語の感覚で直訳して「コンニチワ、ゲンキデスカ?」と聞いてくれるのですが、やっぱり何かちょっとニュアンスが違う気がします…。

次にどうしていいかわからなかったのは「ハグ」です。学期が始まってすぐの頃は、新入生はともかく多くの学生はお互いに会うのが久しぶり(夏休み明け)なので、あちこちで友達同士、もしくは先生ともハグをして再会を喜び合っていました。慣れないもので「これって見ていていいのかな・・・。」という感じで少しびっくりしました。

だんだんそういう機会が身近になってくると、次はどういう時にするのか、どれくらいの関係でするのか、その時顔はどっち側に行くのか、さらに手はどこに行くの??など疑問が出てきました。皆自然にやっているだけにかえって聞きにくかったのですが、たまたま友達と話していてその話題になったので聞いてみたところでは、ともかくしばらく会わない時や久しぶりに会った時など、お互いの気持ちが近くなった時に自然にする感じだそうです。確かにこの間のcomposition concertでは演奏者を楽屋に送って行く時、ありがとうーという気持ちがこみ上げて自然にそうしたくなりました。

ちなみに、友達が他の友達と出会ってハグをしているけれど、でも自分はその友達とそこまで仲良くない…、というシチュエーションは結構気まずいのですが、初対面の場合は握手をしたり、そうでない時には「バイバイ」と手を振って流せばそれで良いそうです。

それから、「アメリカ人は握手とハグ以外では人との接触を避けたがる」と本で読んだことがありましたが、その現れなのか混み合った地下鉄などで人の間を通りたい時にはほぼ必ず”Excuse me”、ちょっとでもぶつかってしまったら"Sorry"と言ってくれます。帰省してから繁華街などを歩いていると、NYにいた時よりも人によくぶつかるような気がします。しかも、ぶつかったのにお互い無口で通り過ぎる事が多く、なんだかなんとも言えないと感じました。

「こんにちは」よりも"Hi"の方が、「すみません」よりも"Sorry"の方が、「ありがとうございます」よりも"Thank you"の方が音節が少ないからか言いやすいというのは結構あるんじゃないかなと思うのですが、それらをよく使うことで知らない人同士でもお互い快適に過ごせるというのはいいんじゃないかなと思いました。

当たり前かもしれないことを長々と書いてしまいましたが…、読んで頂きありがとうございます(汗)しかし、こういうことは文化の違いとして、時々おもしろいなと思っています。