2015年10月19日月曜日

グルメ・キャバレー


CDにつきまして、引き続き少しずつ反響を頂いており、本当にありがとうございます。本日私の手元にも実物が届きました。ジャケットはプラスチックケースではなく、紙製の非常にシンプルなデザインですが、印刷が綺麗に仕上がっていて嬉しいです。注文して下さった皆様、お手元に着くまでどうかもう少々お待ちくださいませ。


ところで、昨日までニューヨークのアップステートのNaples(ネイプルズ)という街に10日間ほど滞在していました。というのも、その街にあるブリストル・バレー・シアターという劇場で行われるキャバレー・ショーの音楽監督・伴奏のギグだったのですが、とても美しい街で、思い出深い経験となりました。少し写真とともに御紹介させていただきます。


「グルメ・キャバレー」というタイトルの4人のアクターによるショーだったのですが、『食べ物』に関するポップスやミュージカルのスタンダード曲を、コント等はさみながら物語仕立てで展開していく、むしろレビューのような楽しいショーでした。


築100年以上のシアターは、教会のような、
こじんまりとした良い雰囲気でした。


山に囲まれた街はニューヨーク市内とはまったく違って、
とても開放的で穏やかな雰囲気です。


立ち並ぶお店も、昔からある建物という感じで、
どれもかわいらしいしつらえでした。


最終日には落ち葉と同時になんと雪も散らつく冷え込みでしたが、
ちょうど紅葉の季節でとてもきれいでした。


ショーは、全45曲ほどを切って繋げて90分ほどの上演時間でしたが、事前に楽譜はもらっていたものの、リハーサル自体は全6日間しかなかったので、毎日怒涛のようでしたが、アクター達が皆経験のあるとても素晴らしい人たちだったので、いろいろと助けてもらってなんとか無事5公演をやり遂げることができました。短期間の間に経験した全てのことが印象に残っています。

新しい土地に行き、新しい人々に出会うと、今までにもずっとそういう世界が同時に存在していたのだということが、とても不思議に感じられました。そして、そういう世界を知ることができてよかったとしみじみと思いました。