2012年4月1日日曜日

バイオリン・コンチェルト

ようやく、今週バイオリン・コンチェルトが書き上がりました。
約6分弱のこの曲を書くのに、かれこれ5ヶ月もかかってしまいました。。。それでも、今回は何度も途中で大幅に書き直したり、今までの自分の課題にじっくり取り組めたのでラッキーだったと思います。

初めはソロ・バイオリンを女王に見立てて、卑弥呼が儀式を執り行っているようなイメージで書き始めたのですが、最終的には天界から天子が降りて来て、人の世で様々の経験をしてまた天界に戻って行くようなイメージに落ち着きました。ファンタジーなことを言っておりますが(汗)いずれにしても、書き始めにはそういうイメージがとっかかりになるものの、曲が進んで来ると、その曲としてなるべき姿というのがきっとあって自分はそれを探しているに過ぎないんだなという気がしてきます。

そしてまた、作曲家というのは、どこか魔法使いと似ているのだなあとも思います。
見習いのうちはいくら杖を振っても何も起こらなかったり、逆にまぐれで動き出してしまった魔法をコントロールしきれなかったり。。。自分で意図した効果を杖の一振りで起こせるような魔法使いに、早くなりたいです。