2014年3月13日木曜日

無事のご報告

昨日ニューヨーク、マンハッタンのイーストハーレムで、爆発によってビルが倒壊する事故があったのですが、私は現場から離れたところにいて無事でした。心配して下さった皆さま、ありがとうございます。

事故のことは出先で領事館からの緊急連絡メールを受け取って知ったのですが、先日東日本大震災から3年を迎えて思いを馳せていたところ、また身近な場所で、予期せぬ出来事で人が亡くなってしまったという事態にショックを受けました。亡くなった方々のご冥福を祈るとともに、行方不明の方々が救助されることを願います。


震災、事件、事故、病気、トラブルなどの不幸は、自分の力でコントロールできないところで起こることが多いにもかかわらず、時に人生をかけて対応しなければならなかったり、命そのものを奪われてしまうということが今更ながら、理不尽に思えて仕方がないことがあります。

それでも、そういう時はいつもこの言葉を思い出します。「世の中には色んな不幸がある。あなたに起こった不幸と共にあなたは生きていかなければならないけれど、他の不幸は他の人が引き受けてくれているのよ。」マネス大でのピアノのグループ・レッスンで(以前こちらのブログにも書いたかもしれないのですが)、ある日自分に学習障害があるとわかって落ち込んでやってきた生徒に向けて、先生がかけた言葉でした。

大なり小なりみんな不幸を抱えていて、そしてたとえ直接の関わりはなくても、きっとどこかで自分のかわりに不幸を背負ってくれた誰かのおかげで今日も生かされている。そう思って、日々がんばりたいと思います。