2015年5月29日金曜日

第一回:前書き

 
 予告させて頂いてから少し時間が開いてしまいましたが、今回から全八回にわたってBMIワークショップ、及びそこで学んだミュージカル・ソング・ライティングについて少しまとめてみたいと思います。  

 まだまだ勉強中の身ですが、ここでの経験を様々な形で(作品が一番ですが!)発信していきたいという思いから、今後定期的に振り返っては修正していくつもりで、書かせて頂ければと思います。少しマニアックな内容になってしまうかと思いますが、願わくばミュージカル[1]に興味のある方にも、そうでもない方にも、少しでも面白く読んで頂ければ幸いです。 

 今回は、私がBMIワークショップに参加する中で、特にソング・ライティングについて学んだことを、適宜それに対する考察を雑えながら書かせて頂きます。いずれは文献等参照して内容を補強するとともに、ミュージカル作品全体の組み立てや、上演に至るまでのプロセスについて、またBMI以外のワークショップやプログラム、フェスティバル、アワード等、そしてできればアメリカ以外の国でのミュージカルについても、あらためてまとめられる機会があればと考えています。

 それでは次回から、まずはミュージカル・ソングについて三回に分けて書いていきたいと思います。

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[1] 英語では「ミュージカル」のことを"Musical Theatre"(ミュージカル・シアター)と呼ぶことが多いのですが、今回は「ミュージカル」で統一させて頂きます。