2013年10月14日月曜日

散文:思い出

人は場所に思い出を置いていくの 

そこで見たもの、風や香り、光なんかがみんなして
思い出そのまま包み込んでおいてくれるから
まかせてまた新しい場所へと向かえるの 

たとえ景色が変わっても
もう訪れることがなくても大丈夫 

思い出置いて行ったあなたの中には
きっといつまでもその場所が息づいているわ 

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少々久しぶりの散文です。引越前に前のアパートを離れるにあたって、また一緒にNYで頑張って来た友達が新しいステップを踏み出す為に旅立つにあたって、名残惜しみながら思ったことです。心に残る会話も、小さな悟りや郷愁も、その時見たものや居た場所に投影されて記憶に残って行く気がします。