2014年12月9日火曜日

Dear Kitten: Regarding The Dog(親愛なる子猫くん:犬に関して)


今日はちょっと、最近見つけてとても気に入ったネコビデオをシェアさせて下さい。

「ネコだいすきフリスキー」でおなじみの、フリスキーのコマーシャルシリーズなのですが、ネコが犬や人間に対して考えていそうなことを絶妙にとらえていて、ストーリー展開も素晴らしく、コマーシャルとしてもよくできていて、本当に名作だと思います。全編英語なのですが下に訳をつけさせていただきました。(拙訳のため、もし間違いがありましたらすみません!)どうぞお楽しみ下さい。


(訳)

親愛なる子猫くん

君も既に気づいていると思うが、
家の中に新しい、あれがいる。

それは犬と呼ばれるものだ。

私がなぜこのことを知っているかというと、
君が来る前にピーナッツという親友がいたからなのだ。

安らかに眠れ。

私はてっきりピーナッツはただ単に
とても醜い猫なのだと思っていた。

彼なりにチャーミングではあったが、
ひどい口臭だった。すさまじかった。

そういうわけなので子猫くん。

いくつか君が知っておくべきことを
伝えようと思う。


親愛なる子猫くん、

まず猫を想像したまえ。

そしてそこから独立性と、
清潔さと、聡明さを取り除くのだ。

そして残ったものが
基本的に犬というものだ。

例をあげよう。

昨日のことだが、私は犬が尻餅をついたまま、
前足を使ってにじり歩いているのを見た。

そして彼は私の方を見て、何と言ったと思う?

こう言ったんだ、 
「見てみて!僕二本足で歩いているよ。まるで人間たちがするみたいに!」

うーん…。
つまり、これだけで、我々の直面している問題の深刻さがわかるというものだろう。


親愛なる子猫くん、

君は私が時々その、まるで忍者に憑かれたかのようになっているのを
見た事があるかもしれない。

ほらあの、
「あちょ〜!」「こぉ〜!」
というあれだ。

慌てる必要はない。
私はただ、上下関係を示しているだけだ。

というのも…、おっと、それは違う。
君はあんまり上手じゃないな。

ううむ。今のはもっとひどかった。

それじゃまるで、背骨がくしゃみしたみたいじゃないか。

やれやれ。


親愛なる子猫くん、

君も「犬は人間の親友である」という言い回しを
聞いたことがあるかもしれない。

それは、正直なところ、
犬側の驚くべきマーケティングと言う他ない。

どうやってやってのけたのか見当もつかない。

ただ、新聞広告を出したりしていないのは確かだ。

君は彼らが新聞で何をするか見た事があるかね?

信じられないかもしれないが、それは読むのとは正反対だ、
これでわかってくれればいいんだが。

つまりその、うんちをするのだ。


親愛なる子猫くん、

犬というのは、
それを口に入れるべきかどうか、
口に入れることで判断するような生き物だ。

そのレベルの意思決定が延々と続く。

彼らは基本的に何でも食べる。
ちり紙がそのいい例だ。

彼らは人間がくれる、あの変な、茶色い、
乾燥した種みたいな固まりすら食べる。

だが腹を立てることはない。

犬に我々のドライフードを全部食べさせてやるのだ。

そしてもしそれが人間に見つかったら、
やつは牢屋に入れられる。

そうすれば、われわれはしっとりとした
あのおいしい缶詰を心置きなく楽しむことができるのだ。

これも作戦だ。


親愛なる子猫くん、

君も、犬が「パペー」と称されるのを
聞いたことがあるかもしれない。

それは何かしらフランス語で言う所の
「パペット」のことだと思うのだが、

そう考えれば人間達が彼に時々ひもをかけるのも納得がいく。

ものすごく下手な操り人形と言わざるを得ないが。

ただ、私が何を言いたいのかというと、
もしも人間達が君にもひもをかけようとしたら、

ともかく固まってじっと動かないことだ。

悪い事は言わない。
ショービジネスに入ってろくなことはないんだ。


親愛なる子猫くん、

確かに、犬というのは時としてかわいいものだ。

というのも、今日のことなのだが
彼が私のところに来て耳の中を嘗め始めた。

変な感じがしたかって?まあそうだ。

だがどちらかというと心地よかった。
見かけで判断しちゃあいけない。

彼らがハッピーになったときには、
正面にいることだ。

なぜならそんな時彼らのしっぽは
変な毛皮の霊剣みたいになって危ないのだ。

実際、それが赤ん坊の足をすくって
ひっくり返してしまったのを見た事がある。


親愛なる子猫くん、

我々の生活は
少々やりにくくなってしまった。

そして一人の時間を見つけるのは難しくなるだろう。

だが少なくとも、我々のお昼寝タイムに
人間があまり寂しい思いをしなくてすむ
ということだけは確かそうだ。

そしておそらく、それで十分だろう。

「あちょ〜!」

そうだ、わんちゃん。

ひれ伏すがいい。


サブタイトル参考 
http://www.amara.org/en/videos/TvvOE0i0aaUZ/en/821843/