2016年3月7日月曜日

散文:コーヒーブレイク


体の大きな男の人が、大事そうに小さなコーヒーカップを手のひらに抱えていた。
コーヒー、それは人生の様々の達成に比べればいかにも儚いもの。
淹れられ、飲み干され、また淹れられる。
それでいて、その一杯を欲するどんな人をも励まし、癒す。
手のひらに抱えたくなるぐらい大切なもの。
そういう小さな存在に助けられ、また世界へと立ち向かって行く。

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先日少し大きなコンサートの裏方のお手伝いで、軽食の用意された休憩所の管理をしていたのですが、その際もやはりコーヒーが人気でした。ペットボトルのお茶も、お湯もあったのですが、やはりコーヒーの減りが一番早く、たいしたもんだなと思いました。

寒さの続いたニューヨークも、今日あたりからようやく少し暖かくなってくるようで、春が待ち遠しいです。