2013年4月11日木曜日

かけた時間の分だけ弾けるようになるピアノの練習方法

に今更気づいたような気がするので、自分のための記録としてもここにシェアさせて頂きます。といっても演奏家でない私が「最低限、楽譜に書かれている通りの音とリズムをテンポ通り弾ける」という目標を持った時の、つまり「表現」に至る以前のレベルの話ですが。。。

かけた時間の分だけ確実に弾けるようになるピアノの練習方法

  1. 確実に弾けるテンポに設定したメトロノームと一緒に譜読みをする
  2. ひっかかる部分は数小節単位で取り出して、弾けるようになるまでその場で反復する
  3. 最後まで譜読みが終わったら、そのテンポで一度通して弾いてみる
  4. メトロノームを2目盛りずつ上げて、最終的に目標のテンポで弾けるようになるまで何回も弾く
*今のテンポでできていないことは次のテンポでできるはずがないので、テンポを上げる前に今のテンポで確実に弾けることが重要。

*曲が長くてひっかかる部分が数小節に限られている場合は、テンポを上げる練習はそこだけに集中し、全体を通すのは10目盛りごとぐらいでよい。

というのも、今「The light in the Piazza」というミュージカルの伴奏オケのピアノパートを練習していて、これがもう本当に美しい音楽なのですが、とても弾きにくくて。。。本番は迫ってくるし、追いつめられて至った練習方法です。

ミュージカルの伴奏のように1)初見ではないが、練習時間もそれほどない、2)譜読みしなければならない楽譜の量が多い、3)リハーサルでははじめからテンポ通り弾けなくてはならない、4)しかもテンポの速い曲が多い、という場合には有効だと思います。

曲の中には「楽に弾けるところ」と「弾きにくいところ」が混在していて、メトロノームなしで弾いていると前者はそれでもテンポ通りひけるのですが、後者にさしかかると無意識にテンポを落としてしまいます。そしていざリハーサルとなって「弾きにくいところ」がそのままだと、それがために引っかかったり落っこちたり、結局曲がまったくさらえていないのとそう変わらない結果になってしまいます。

メトロノームと一緒に譜読みをすることで、そのまだらな「楽に弾けるところ」と「弾きにくいところ」を自分で意識した上で平にした状態から練習を始められるので、今自分がどのテンポでなら確実に弾けるのか、進捗状況を自分ではっきり把握できて練習へのモチベーションが保てます。さらに、テンポを細かく上げながら反復練習をしていくことで、「次は何が来る」ということが自然と身体と頭に記憶されていき、最初はとても弾けなかったような速いテンポでも最終的には無理なく楽譜を目で追いながら弾けるようになります。

そういうわけで、この方法なら自分の現状の譜読みの力で、その曲を弾けるようになるのに必要なだけの時間と労力を効率よくかけられるのではないか、と思って今まさに実践中です。。。

それでもやはり普段から毎日弾いていない分、数時間練習したら目も手も簡単に疲れてしまうので、合間にお皿を洗ったり、このようにブログを書いたりと休憩してしまいます。。。