2013年7月2日火曜日

たくさんの世界

6月末は完全帰国、一時帰国、別の国への進学を含めて多くの身近な友達がNYを離れました。彼らと一緒に過ごす最後の時間は「ああこの人は国に帰って、ここではない国で、また新しい生活を始めるのだ。」と、私自身の中で整理する過程でもあったなと思います。

「本というものは、読んだらそのまま一言一句記憶されるのではない。読んだ人の中に、その人が一番共感した部分を中心に独自のイメージが構成されるのだ。」と聞いたことがありますが、世界の認識もそうやって、一人一人が個別に作り上げているものなのかもしれないなと思いました。つまり、外の世界で起こったことが自動的に自分の世界で更新されるわけではなくて、事実を知って認識、咀嚼する時間をとらないと、自分の中の世界と外の世界が調和していかないというか。。。理屈っぽくなってしまいましたが、ともかく大切な友人たちを見送ることができてよかったです。

ようやく一人になって自分のプロジェクト(ビザの手続き)に取り組めるようになったのですが、少し疲れが出たのか、それまでの日常のペースからするとかなり作業がスローダウンしてしまっています。遅い自分も受け入れつつ、ともかく手は止めず、なだめたりすかしたりしながらペースを上げていきたいと思います。