2013年7月11日木曜日

阪急電車

『阪急電車』という映画の中で、玉山鉄二が演じていた遠山竜太という人物がいるのですが、彼は初対面の人によく「どこかで会いましたよね?」と言われるというのです。

それを見て初めて「仲間がいた!」と思ったのですが、私も割とそうなのです。昨日も、今度お手伝いする小さなミュージカルの初リハーサルに行って自己紹介をすると、「なんかすごい見た事ある気がする。。」とサックス奏者に言われました。

これで、アメリカに来てからだけでも4人目、日本にいた頃から数えると8人目くらいになると思います。「旅行先の沖縄で出会った兄弟にそっくりだった。お兄ちゃんかと思った。」「(高校の)3年にてっきりお姉ちゃんがいると思ってた。」と、特にその人の中で誰のことかわかっている場合はまだいいのですが、「去年のどこどこのサマーキャンプに行ってたでしょ。」「どこどこの学校に行ってたでしょ。」と明らかに人違いだろうなという場合も多いので、一体どういうことだろうな〜。と思っていました。

しかしこの前、そのようなシチュエーションで相手がどうしても気になって思い出してくれました。「思い出した!どこどこで出会ったなになにって人のことだった!でも不思議なんだよ。思い出してみると、そんなに君と似てないんだ〜(笑)」そうなのです。映画の中で遠山君も同じようなことを言っていましたが、実際その人の写真等を私が自分で見てみても、そこまで似てるとは思わないのです。

毎回不思議な気分になりますが、でも少なくとも初対面の人にその人の知合いに似てると言われると、多少親しみを持ってもらっているようで悪い気はしません。遠山君に至っては「うちで飼ってる犬に似てる!」とすら言われたことがあると言っていた気もしますが・・・、宮本信子演じる萩原時江さんに「それだけ親しみやすい雰囲気を持っているのよ。」と諭されていたので、私もそのように思っておこうと思います。