2009年7月25日土曜日

仲間


子どもの頃の夢は「ピアノの先生」でした。

ピアノで好き勝手に曲を作るようになってからは、作曲家になるのが夢になりました。

ずっと作曲家になるんだ。と思っていました。

大学を受験しました。後期試験で1校だけ音楽科を受験しました。他に受験したのは国語科と体育科。この試験で落ちたらもう音楽ができないのだと思いました。

大学に入って、初めて音楽をする仲間と出会いました。一緒にオペレッタを作りました。こんなに楽しいことはないと思いました。

どうしても、もう一度、もっと、という気持ちがあきらめられず、卒業前にもう一度仲間とミュージカルを作りました。

そして、今があります。

もう一度ミュージカルを作りたいと思った気持ちと、今回留学をあきらめられなかった気持ち、つまり作曲家になるという道を未だにあきらめたくなかった気持ちはとてもよく似ています。

どっちも自分勝手な気持ちです。でも、仲間は一緒にミュージカルを作ってくれました。

今回も、誰にも呼ばれないのに勝手に音楽の勉強をしにアメリカに行きます。それなのに、仲間は応援してくれました。

自分のために投資をすること、何かをすることは簡単です。けれども、人のために喜び、悲しみ、何かをしてあげられる人はどれだけ尊いことかと思います。

自分にできる恩返しはなんだろうと考えます。

今は、音楽を作ることだと思います。誠実に勉強して、より多くの曲を書くことだと思っています。

願わくば、今まで生きてきたこと、出会ってきた人たちに恥じない生き方をしていきたいと思います。