2009年7月22日水曜日

感謝

今日はついに小学校での勤務の最後の日でした。

私だけではなく子ども達もさびしく思ってくれているのを見て、いつでも泣きそうになりました。

昨夜を通して書いた手紙はなんとか渡すことができました。

手紙を書く際にお手本にした手紙がありました。私が中学生だった時にクラスに来てくれた実習生さんがくれた手紙。カードに名前と日付とただ一言「ありがとう」と書いてありました。私自身そんなにその実習生さんと仲良くなったわけではなかったですが、一人一人に書いてくれたそのカードのことをなんとなくずっと覚えていて、わかるところにしまってありました。

私もそれにならって書きました。もしもカードを配った64人の中に、一人でも大人になった時思い出してくれる子がいたりしたらどうだろう、と考えるのはとても勝手な自己満足です。ただ、関わった思い出のエピソードが多い子も少ない子にも、同じカードを配りたかったのだと思います。

ともかく私は物持ちが良い方だと思うので、今日子どもたちからもらった手紙やなんか、一生持っていると思います。もし大人になって再会できたら、見せてあげられるくらい大切にしたいと思います。


この仕事をさせてもらったのは1年半でしたが、小学校自体には大学院の時から別の仕事で来させてもらっていたのでその時から数えると3年半お世話になりました。今も状況は同じですが、進路が今以上に不確かだった時にもずっと通わせてもらって、なにか繋ぎとめてもらっていたと思います。

明日からは「先生」でもなければ、職業もないんだなとは思いますが、自分が決めたことなのでこの状況全てに感謝して止みません。

写真はこの1年半の勤務の間毎日つけて行った腕時計です。ロッカーの鍵やエプロンなどよく忘れましたが、思えばこれだけは皆勤賞だったなと思います。