2009年6月16日火曜日

カルチャーショック

今、角谷紀誉子著『在米心理カウンセラーが教える 留学サクセスマニュアル』 という本を読んでいます。

カルチャーショックについても詳しく書かれていて、読んでいると実はそのいくつかの段階を以前に旅行と試験で2回NYに行った時に多少体験していたなと思い当りました。

まず、旅行の時は学校を見学しに行くのと海外で自分は過ごせるのかを試しに10日間ほど滞在したのですが二日目にしてカルチャーショックらしきものに遭遇しました。

アメリカ自然史博物館(「ナイトミュージアム」の舞台。ともかく広い!)に行ったのですが、半日かけて回り早くも疲れました。そこで記念コインのガチャガチャでもしようかとコインを入れても、使い方が分からずアメリカの少年が見かねて助けてくれたりして自分は何やってるんだろうと思い、さらに夕食に買ったベーグルを半分食べたところでその大きさに胃が堪え、一気にホームシックのような気分になりました。(二日目にして)

ホテルで横になってみても眠れず、持ってきたIpodで日本の歌を聴いてみてもまぎれず。しかし、ここでパニックになってはまずいと、ともかく半分は優しさでできているというビオフェルミンを飲み、少しほっとしたところで日記に気持ちを書きなぐるとだいぶ気が済みました。次の日には日本人のガイドさんにツアーを頼んでいたので、そこで日本語をしゃべりまくり、それ以降はそんなに精神的にきつくならずに旅行を終えられました。

本には旅行でもカルチャーショックになるとはさすがに書いてありませんでしたが、英語が喋れなかったり分からないことがあって、自分がなにもできないように感じたり、それが日記を書いたり日本語をしゃべったりすることで落ち着くというのも書いてありました。

更に、カルチャーショックではアメリカに対する怒りというのも反応の一種だと書かれていました。そういえば試験で行ったときは夜に空港についたもので、さっそくタクシー乗り場で騙されそうになり、「正面切って人を騙す人がいるのだ…。」と怒りを覚えました(騙されそうになったのが悪いのですが)。

向こうで生活するとなったら、その何十倍も色々あるんだろうなあと思うと本当に恐ろしいですが、せめて本で読んでおいて気持ちの準備ができたらと思います。