2009年4月23日木曜日

母校

卒業した中学・高校が廃校の危機に瀕しているそうです。

女子校で少子化の影響もあってか年々応募者数は減っているようでしたが、まさかこんなに早くそんなことになるとは思っていませんでした。

高校では、それほどその時代を主体的に謳歌したわけではなく、女子校独特と言われるようなある種階層的な人間関係の中、受け身ながらなんとか居場所を見つけて生き抜きその中で数人の友達を得た、というふうに思っていました。

しかしそんな知らせを聞いてふと、日暮れ前の校舎の白い壁の感じや、文房具だけを売っていた小さな購買部の窓口(在籍中に閉まってしまった)や、校庭の木漏れ日などを思い出しました。

決してそこに帰ることがないとしても、自分が通過してきた跡がなくなってしまうことは寂しいようです。

時代の流れだと思うのであるいはどうしようもないことかもしれませんが、どうなるのか気になるところです。