2009年11月23日月曜日

初リハーサル

来月9日にマネス大で作曲専攻の学生の作品発表会があり、私もこの前書いていたストリングカルテットを演奏してもらいます。

そして、今日はその初めてのリハーサルでした。

今まで演奏した自分の曲はほぼ二人用のもの(しかもそのうち一人が自分)で、アンサンブルのリハーサルの経験があまりないものでどうリハーサルを進めていいのか、しかも英語でプレイヤーに何か言えることがあるんだろうかと朝から不安でした。

しかも今はコンサートシーズンで、弦楽器の演奏者は特にオーケストラや室内楽のリハーサルで忙しく、スケジュールを決めて今日までこぎつけるにも一人ではらはらしていました。

さらに、1stバイオリンについては一度頼んだプレイヤーが突然休学してしまい、次に頼んだプレイヤーが学校を休みがちで今日のリハーサルにも現れなかったので、急きょ「あの子なら今暇なはず。」と他のプレイヤーが新たな子を探して連れてきてくれるという事態で、ともかくリハーサルがはじまりました。

みんな忙しいのでほぼ初見です。

けれどもさすがに弾き始めると、平面だった楽譜を音にしてくれて感激しました。

リハーサルも作曲の勉強なんだなと思いました。自分の書いた音がどういう風に鳴るのかや、実際イメージしているように演奏してもらうためにはどう記譜に気をつけるべきかなど色々発見がありました。ともかく今日中に一応通して演奏してもらえて、みんな優しくてほっとしました。

ところで、個人的に今日11月23日は思い出深い日です。
というのも、今日は大学時代に同級生と一緒に企画・制作してオリジナルミュージカルを公演した日で、その経験がなかったら私は今ここにいないと原点のようにその日のことを思い出します。