2009年10月18日日曜日

調性音楽

おかげ様で、今日でNYに来て2か月が経ちました。
今日は休養すべく、結局一度も外に出ず部屋の掃除をしたり細々と色々片付けているうちに日が暮れました。

最近は調性音楽と無調の音楽の間にあるステップをどうやって越えていくのか、そして最終的に自分はどういう音楽を書きたいのかということを考えています。

自分は調性音楽が好きだと思ってきたのですが、それすらもちゃんと勉強して書いたことがないという思いがあり、無調の曲はまだまだ遠いと思っていました。調性音楽と無調の音楽の間には大きな溝があるように思えるのに、つまり学校で習う理論の基礎は調性音楽で、演奏会で演奏されるプログラムもその多くが調性音楽の名作であるのに、現代の作曲家たちはどうやってそれを超えて自分の曲を書いているのか。

こちらに来てアメリカの現役の作曲家が書いた、調性音楽でもなくかつ素敵だなと思う曲をいくつか聴くとその思いは強まりました。

昨日は理論専攻の友達にその疑問を打ち明けてみて、ようやく具体的な形で少し客観的に自分を見ることができました、どういうことを勉強していけばいいか、いろいろとヒントをもらいました。

夢はミュージカルの音楽を書くことなので、結局は調性のある音楽を書きたいと思うのではと思うのですが、今ここにいられることに感謝して、ともかくできる限り勉強をしたいと思います。