2010年2月4日木曜日

テルミンなど

毎度ですが昨日は水曜だったもので飛んでしまいました…。

昨日のレッスンでストリングオーケストラが一応書きあがりました。組曲のような感じの五楽章で、一楽章につき1分~3分、合計約10分になりました。一週間で一楽章書くというペースをなんとか維持できたのはよかったです。ただやはり勉強した作曲家の曲と比べると、各楽章に用いたアイディアの量も質も推敲の度合いも全然及ばないなと思います…。それでも、楽章によってひとつずつ使ったことのない奏法を試してみたりして、ストリングスに曲を書くのが段々楽しくなってきました。

次はピアノソロに取り組みます。ピアノは自分で唯一弾ける楽器なので、かえってチャレンジだなと思います。

あ、それからピアノトリオを弾いてくれるピアニストも見つかり、来週からリハーサルをすることになりました!

今日は色々書きたいことがあって散漫ですが、もしよければ気楽に読んでもらえれば嬉しいです。

昨日レッスンのあとにあったコンポジションフォーラムでは、テルミン奏者が来てくれて初めてテルミンの演奏を聴きました。ラフマニノフのヴォカリーズ。思っていた以上に美しかったです。音色は何種類か選べるそうですが、そのときに使われた音色はバイオリンとソプラノの中間という感じでした。

発音の機構はアコースティックではないですが演奏を見ていると、音程を作っているのは演奏者の耳ですし、体と楽器がまったく接触しない以外は他の楽器と同じだと思いました。演奏は左手でボリュームを、右手でピッチをコントロールして、ちょっと反対ですがバイオリンや琴を演奏している姿と似ていました。

テルミン奏者自体が少ないので体系的にそれを指導する学校などはないそうですが、名演奏家の書いたメソッドの名著などを読んで独学で学んできたそうです。クラスが終わってから少し音を出させてもらいましたが、ぜんぜん音をコントロールできなくて、これを独学で演奏できるようになるにはよっぽど情熱がいるだろうなー、と思いました。

そして今日はマンネスオーケストラの演奏会に行って来ました。演奏会はチケットが必要ですが無料なので、ホールのチケットカウンターに行けばもらえます。けれども、学外のお客さんも多いのでいつもかなりはやめにチケットは売り切れになってしまいます。それで、今回もぼんやりしていて、チケットを手に入れ損ねてしまいました。それでも当日開演直前に並べばだいたいなんとか入れるようなのですが、やっぱりはらはらします。

それでどうしようかなーと思っていたのですが、昨日クラスが終わって部屋を出ると壁際にチケットらしきものが一枚立てかけてある。これは…、オーケストラのチケットっぽい。見るとやっぱりそうでした。チケットの置かれていたシチュエーションから、落としものなのか、そこに置いてあるのか微妙なところでしたが思い切ってもらってしまいました。そんなわけで、席に座りながら小心者なのでひやひやしていましたがおかげで開場とともに入場することができたというわけでした。

前置きが長くなりましたが、前半のヴィヴァルディのバスーンコンチェルトも素敵でしたが、後半のシュトラウスの大編成のオーケストラはやっぱり面白かったです。まだまだですが、今回オーケストラに近い編成の曲を書いたことでオーケストラを聴くのが少し楽しくなったような気がしました。