2010年2月25日木曜日

Student Composer Concert

一夜明けまして、昨晩はコンサートでした。マネスに来て二曲目に書いたピアノトリオを演奏してもらいました。

無事に初演できて、ただただ演奏者に感謝です。

今回ふとすごく思ったのは、作曲者にとって曲が子どもだとするなら演奏者は先生にあたるなということでした。

本番の舞台に上がってしまうと、作曲者にはもう何もできません。ただ演奏者に対して「うちの子をよろしくお願いします。」と祈りながら見守ることしかできなくて。曲の誕生までを作曲家が担うとするなら、曲を育ててくれるのは演奏家なんだなと思いました。

プレッシャーのかかる舞台の上で演奏者が本当に集中して、演奏技術を惜しまず使って曲を演奏してくれているのを聴いて、音楽に対して誠実な彼らの姿勢を尊敬するとともに、自分以外で自分の曲のことをこんなに大切にしてくれて…と心から感激しました。

今回のコンサートは時期的にオーディションの直前ということで初めは辞退しようと思っていましたが、作曲科の友達の励ましもあって、やっぱり演奏してもらえてよかったです。そして、たくさん大切な友達も聴きにきてくれて本当に嬉しかったです。