2010年4月13日火曜日

コンサート

報告が遅くなってしまいましたが、昨日コンサートが無事終わりました。

リハーサルに立ち合わせてもらうためにはじめてカーネギーホールの楽屋に入った瞬間はやはり嬉しかったです。

リハーサルが終わって、客席で開場を待っていました。ワイルリサイタルホールは、京都の上桂にあるバロックザール(大学の卒業演奏会をここでさせてもらいました)と雰囲気がよく似ていて落ち着きました。

開場して友達が来てくれると本当に嬉しかったです。わざわざチケットを求めて来てくれた友達、お父さんやお母さんも一緒に来てくれた友達、正装できてくれた友達…、演奏会に来てもらうというのは特別な感慨と感謝で一杯になります。

演奏会の初めに表彰してもらってからプログラムの1番目に演奏してもらいました。

前回演奏してもらった演奏のイメージがあったのと、もう少しリハーサルの時間があったらという思いが先に立ってしまって、演奏が終わった時には嬉しいながらも色んな気持ちが出てきてしまいました。

その気持ちを咀嚼しようとするのですが、会場から引き上げるときにもぼんやりとしてしまいました。今回の一連のことをどうとらえていいのか・・・。

それでどういうわけか時間を途方もなく勘違いしてレセプションに行きそびれてしまいました。せっかく招待してもらっていたのに断りもなく欠席してしまったのだと思うともうどうしていいのかわからないと思いました。

けれども、最も信頼している友達にそのまま色んな気持ちを聞いてもらって、客観的な意見を聞かせてもらってようやく今回の一連の出来事をとらえられた気がしました。

今までにない経験をする中で色々な気持ちにとらわれて、与えられたチャンスの意味や演奏してもらうことに対する感謝まで見えにくくなっていた気がします。そして自分が今どこにいて、どこに向かおうとしているのかも…。

今日はバイオリニストに連絡がとれて、ともかく事情を話してようやくお礼が言えてほっとしました。

昨日と今日で自分の考え方がびっくりするほど変遷したような気がするのと同時に、ようやくもとの場所に戻ってきたようにも感じます。

ともかくすごい経験をさせてもらったと思うので、今回学んだことをなんとしても生かしていきたいです。