2009年9月30日水曜日

作曲

今日はレッスンで、この一週間string quartetの再現部を考えていたのですが一向に進まず焦っていました。

「たくさんの曲を見なければ、何ができて何ができないのかがわからない。」とレッスンの度に先生からアドバイスをもらい毎週いくつかの曲にあたってみるのですが、自分の今やっていることに比べてなんと鮮やかな展開なのだろうと思い、またそれを自分の曲にどう応用できるのかと思うと圧倒されてしまったりします。ともかく、作曲を志す時点でやっていなければならなかったであろうことを今遅ればせながら、ともかく少しずつでも積み重ねていかなければと思います。

例えば作曲が、「編成」という部屋を決めて、そこに「理論」という家具を置いて、「アイディア」という素材を用いて内装を構成していくというようなものであるとするなら、今はあてもなく部屋の模様替えをしているような気がします。

たくさんの作曲家の曲を勉強していれば、編成という空間の使い方も、アイディアの配置の仕方も、根拠をもった選択肢があるのだと思います。理論を良く勉強していれば、より多くの素材を整然と配置することができるのだと思います。

今は、誰にでも開かれている「音」の倉庫に行っては真っ暗なその中を手さぐりで音を拾ってきて、部屋に帰ってレイアウトしてみては、これは使えそうか使えなさそうかやっているような気がします。
ともかく来週に向けて、また切り替えてやっていこうと思います。