2010年3月12日金曜日

報告

今日は報告させてもらいたいことがあり、すこし長くなりますが書かせて頂きます。


先日コンサートで演奏してもらったPiano Trioなのですが、学内でPiano Trioを対象にしたコンペティションがありそれに応募していました。

その結果がつい先日出て、本当に信じられないのですが第一位を頂きました。

4月にカーネギーホールの小ホールで、ALARIAという室内楽アンサンブルグループに演奏して頂けるそうです。

http://www.alaria.org/

この曲は前作から新しい方向に行けないかと模索してようやく書けた曲で、演奏会の後に「変わろうとしているのがわかる。」という感想をもらってうれしく思っていました。

コンペティションに関しては、「もしも賞をもらえたらどんなに嬉しいだろう」と現実から離れて空想することはありましたが、受賞の連絡を頂いた時にはしばらく状況が理解できませんでした。

こんな幸運なことが自分に訪れるなんて、ほんとうにあるんだろうか…。

自分はこれから変わっていかなくてはと思っている過程を評価してもらえたのが嬉しいのと同時に、こんなに早い段階で賞を頂いていいのだろうかと混乱しました。

ただ、今日改めてスコアを見てみて思うところがありました。

実は賞を頂いたということで、もしかして自分が思った以上に何かすごいことをしたのではとあさましく思うところがあったのですが、改めてスコアを見てみて「やっぱりただの自分だ。」と思いました。うまく行ったと思うところも、必死で書いたかんじだなと思うところも。

コンペティションの過程の中ではきっと、個々の曲に優劣がつくわけではないんだと思いました。ただもしかして今回のコンペティションのコンセプトと私の曲に何かしら親和性があって、認めてもらえるところがあったとするならやはりすごく嬉しいです。

そしてこのことを、チャンスを与えてくれている両親、応援してくれている家族、こちらで私を支えてくれている友人、海外でがんばっている友人、日本から温かく送り出してくれた友人、ずっと見守って下さっている先生、このブログを読んでくださっている皆さんにご報告できるのはやはり幸せです。

ありがとうございます。これからもがんばります。